教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Oさんの水彩画秋新作(その四)

2010年11月11日 | 教室風景
Oさんがこの秋制作した水彩スケッチを
順次ご紹介しています。



「横浜-熊野神社」  水彩画  F6



「横浜-横溝古民家」  水彩画  F6

上の2点は東急東横線「大倉山」駅周辺で
スケッチされた作品です。
一年前、描きはじめの頃は緑を描くのに
ビリジャンやパーマネントグリーンの単色づかい
が多かったのですが、この作品の緑を見ると
混色して複雑な色を出し、あえて彩度を落とし
濃度やタッチに細かく気を配っていらっしゃるのが
わかります。枚数を増すごとにより自然に
より味わい深い作品をつくりだしていらっしゃいます。



「江ノ島 1」  水彩画  F6



「江ノ島 2」  水彩画  F6

江ノ島を描いたこの2点はOさんらしく
のびのびとした筆遣いながら、今までとは
線の表現に違いがあります。
同じ色、同じ濃さで強めの線を引いていた
少し前と違い、やわらかいタッチです。
対象との距離や構図内での重要度によって変化をつけ、
穏かな広がりのある作品となりました。

ご紹介した作品はいよいよ80点を超えました。
一年あまりでこの点数!大らかにエネルギッシュに
制作を楽しんでいるOさんの過去の作品は
HP「上郷森の家 日本画教室」の中の
作品集”内のOさんのページ
制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。

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卵を守るお母さんグモ

2010年11月11日 | 生き物
この時期にしては暖かい日がつづいていますが



近所の公園の植物たちも
ようやく秋色に染まりはじめました。



早くも葉を落としたハナミズキ
真っ赤な実が目をひきます♪



わかりにくい写真ですがこれはジュウガツザクラ。
この時期に咲くなんて珍しい桜ですね。

オオスカシバの幼虫でもいないか
クチナシの低木を見てみると・・



葉にこんな昆虫がくっついていました。
ハムシの仲間かな?と思って調べると
なんとテントウムシの蛹!
幼虫はよく見るけれど蛹がこんな姿だとは知りませんでした。

さらにクチナシの葉の裏側をのぞくと



目の前におっきな蜘蛛!



ジョロウグモです。
お尻側の葉にあるのは卵のうですね。
初めて確認しました♪
出産したお母さん蜘蛛のお腹はへこんでいます。



卵のうです。
地面に近い葉の裏側にありました。
二本のクチナシで二匹のお母さんグモが
必死に我が子を守っていました。
お母さんグモは冬を越せずに力尽きてしまいますが
卵たちはこのふわふわのベットで
来年の春を待ちます。

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