送り火の16日も夏らしいお天気でした。
近くに広がる田んぼは青々として美しく
めでたく出穂していました。
思い返せば毎年この時期にこの写真を撮っています。
ちゃんとクモもトンボもいる素敵な田んぼ。
もしかして子供の頃より生き物が多いかもしれない・・。
長年田んぼを世話し続けている方々には頭が下がります。
用水路にはニホントカゲが暑さにボーっとしていました。
そうそう、昨日新しいことを教えていただきました。
姉が毎年植え、今年やっと根付いて何とか一本だけ咲いたミソハギ。
棚経の時、これに水を含ませてハスの葉の上に置いた供物
(水の子)にふりかける訳をご住職にお聞きしました。
洗った生米、賽の目に刻んだナスとキュウリはこの時期出てくる
餓鬼のためのもので、餓鬼は腐ったものしか食べられない故
これを毎日新しいものに変える必要はない、とのこと。
知らなかった~!
一昨年までは、後で精霊棚が濡れているのを不思議がっていたほどの
無知な我々に優しくまた新しい知識を授けていただきました。
餓鬼に食物を施し供養するという功徳がご先祖様を喜ばせることに
なるのだそうです。
風の強い夕暮れ、送り火をたきました。
遠くから目をしばたたかせて送り火を見守っていたにゃんきちは
おがらが燃え尽きたとたん母に駆け寄りおおあくび。
草だらけの庭で猫がリラックスしているこんな様子を見たら
父はさぞ驚くことでしょう。