Sさんは訪れた下諏訪で印象に残った光景を描かれました。
水彩画 F6
日本最古の神社の一つといわれる諏訪大社。その下社秋宮に取材した
作品です。奥には狛犬を従えた神楽殿と木々が見えますが、あくまでも
主人公は中央にそびえる樹齢800年の御神木です。歴史の刻まれた
木肌の表情、枝ぶり、幅広い緑の葉の表現がじつに細やかで魅力的です。
近づいてみました。
今作は麻紙を使い、水分の吸い込みや発色の違いに戸惑いつつも
見事描ききりました。どこも同じ所がない表情豊かな緑の部分をはじめ
看板の極小文字「根入りの杉」の説明文を読みながら、狛犬の顔を見、
その味わいに和んでいるとつい時間を忘れてしまう楽しく美しい作品です。
画材を変えるとまた表現の幅が広がりますね。次の作品も楽しみです☆
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Sさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらも
ご覧下さい。