教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

もやに包まれた森

2009年06月22日 | 教室風景
今朝の湿度はカエル喜ぶ80%!
森は抱え込んだ水をはきだしていました。



季節先取りの上郷森の家本館ロビーではすっかり七夕。



神頼みならぬ星頼みで笹がしなっていました。
私も次回の教室日には何か短冊に書き込みたいと思います!

窓ガラスが曇ってしまったアトリエ。



湿度や気温、作品の進み具合等を考えてニカワ加減を決めますが
うまくいかないことも・・・梅雨どきは日本画制作が難しいですね。

SさんがF6号の日本画を完成させました。次にご紹介いたしますのでお楽しみに!




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きらめくもの

2009年06月21日 | 自然
横浜自然観察の森の自然観察センターへ向かう道です。
桑の実に続いて、今はヤマモモの実が鈴なり!



ずっと前にヤマモモを園芸店で一本購入し、実がならないまま枯らしてしまったことがあります。後で雌雄異株と知り、憧れだったその実の味も知りました。



この半透明のつぶつぶ、小さなビーズのようです。何かに似ているとぼんやり考えたら、子供の頃の大好きなおもちゃ、まだ実家に保存されてある「ネオンブライト」を思い出しました!(年がわかりますね)

なんと、バンダイが昨年、復刻商品を発売していたのです。しかも現代らしく光源がLED!うーんいいな~・・・でも、置く場所がありません。

もうひとつ、つぶつぶきらめくものといえば昆虫の複眼。




ハラビロトンボのメスです。視界が広いんでしょう、そろそろと近づいてもすぐ逃げられてしまいます。
トンボの目は小さな単眼3個と小さな個眼の集まりである一対の複眼で構成され、個眼は1万個以上だそう。拡大して見てみたいものです。




こちらはハラビロトンボのオス。複眼の中央下部についた鮮やかな青い点々が特徴的です。激しい縄張り争いをしているのでしょう、翅がボロボロ。



戦いに勝ったものだけがカップルになれるんですね。

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I さんの作品

2009年06月20日 | 教室風景
I さんが完成させたF6号の日本画です。



フォックスフェイスとサンキライという組み合わせが華やかです。

実ものはもちろんがっちり描いてあるのですが、何といっても素晴らしいのはモチーフを取り囲む空間表現。岩絵の具をを塗りこみ、たたいたりぼかしたり。角度を変えるとパールの輝きも見えます。

粘りに粘って描き込んだ結果、作者納得!の深みある仕上がりとなりました。

I さんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」の“作品集”に掲載してありますので、こちらもぜひご覧下さい。



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この池、いいですよね~

2009年06月19日 | 教室風景


教室前、ホタルの池にしゃがみこむ同じ趣味(カエル好き)の方発見。
「足の出てるコがいっぱいいるのよ~」と水を覗き込んでいました。


こんなコもいました~!ヤマアカガエルの赤ちゃんです。


近くでは和紙の原料、楮(コウゾ)の実が色付いていました。



光に透けてきれい・・・触ると粘りがあり、食べると甘みがあります。





4月の中旬にはこんな変わった花が咲いていました。
ピンクの毛が生えているものが雌花です。 
 
湿度も低く、爽やかな緑の風が流れるアトリエ。



9月の作品展に向け、仕上げにとりかかる方も増えてきました。
I さんがF6号の力作を遂に完成させましたので次にご紹介します。

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菊栽培その後

2009年06月18日 | その他
5月に孵化した庭の子カマキリ密度はけっこうなもの。
動くものに反応し、カメラのレンズにも飛んできます。



2週間前に挿し芽した菊苗。切花用菊は順調に発根しました。
丈夫な小菊の苗の数は増え続けています。ところが・・・



福助用に必要な大菊の根が弱々しく、とくに残念なのが厚物。
7月2週目までに福助用挿し芽がとれるほど大きく育つか不安です。



この2週間、雨続きで日差しが弱く、気温も低めだったからでしょうか。



挿し芽床から引き抜いて大切にポットへ植え替えました。
半数は発根がよくないので廃棄処分にしました。

がっくりして、ふと見下ろした視線の先の子カマキリが



くじけないで頑張って・・と語りかけてくれているように見えました。

2週間後、ポットの苗を今度は5号鉢に植え替えます。

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生命の泉

2009年06月17日 | 散歩
泉の森に行ってきました。平日なのにとても混んでいてびっくり。

お弁当をひろげながら人の流れを目で追うと、皆さん池の方へまっしぐら!なるほど、カワセミがお目当てですね。

私のねらいは何といっても観察の池。今日もオオシオカラトンボに出会えました。シオカラトンボしか知らなかった母は、その青さに感動していました。



下のコシアキトンボらしき同じ大きさのトンボと縄張り争いをしていました。


そして



近くのおじさんにお世話されているツヤツヤ猫。大好きな人をひたすら待ち続けます。

今が花盛りのハンゲショウ(半夏生)。



半夏生は、暦では夏至(今年は6月21日)から11日目の日のこと(今年は7月2日)で、この植物はその頃に咲くからこの名前、という説と、先端部分の白い様子が半分化粧をしたようだ、ということからこの名前という説があるそうです。

私はあとの“半化粧”説のほうがしっくりくるような気がします。

ぐんぐん夏が近づいてきていますね。

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水田

2009年06月16日 | 散歩
水田が広がる散歩みち。子供の頃はオタマジャクシをとりました。



近所中のアマガエルが集合するのか、夜はカエルの大合唱。
水面ではどんなドラマが繰り広げられているのでしょう。



ビュービュー流れる用水路の壁面に必死につかまっているニホンアマガエル。 
その産卵シーンをいちど目にしたいものです。

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彩の会展

2009年06月15日 | その他
関内の横浜市民ギャラリーに行ってきました。
「彩の会」展、今日が初日です。



「彩の会」は主に横浜で技を磨きあっているグループ。ベテランぞろいです。 出品作は水彩画、日本画、油彩画、デッサンなど多彩でした。

われわれ「グループ彩雲」メンバーのOさん、Tさん、Nさんも出品されています。





個性的でレベルの高い作品群はとても見ごたえがあります。心に残る一枚、刺激される一枚にきっと出会えるはず・・・。

会期は6月20日(土)まで。お近くの方はぜひ、おすすめです!

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祝!モリアオガエル産卵

2009年06月14日 | 生き物
今日は早起きしてカエルを探しに池へ出かけました。
ここは初めてヤマアカガエルの成体を観察した記念すべき場所です。



水は濁っていて何も見えない、と諦めかけたその時。
低いコロコロッという鳴声が聞こえました。 これはもしや・・・

よく池周りを観察してみると、樹上にモリアオガエルの卵塊!
そのうえ、憧れの産卵シーンを初めて目撃できました!!





大きなメスに小さなオスが抱きつき、盛んに後ろ足を動かしています。
今までも卵塊、オタマジャクシ、赤ちゃんカエルは鬼無里で観察したことがあったのですが・・いちどこの光景を見てみたかったのです。

この卵塊には2.6mm大の卵が300~800個入っていて、1~2週間の間にオタマジャクシへと成長して水面に落下するそう。

産卵に参加できなかったオスなのか、池の中にも待機していました。



ここの個体は茶褐色の模様がある有紋型。小さいものもいましたが
8cm程の大きな個体も。立派な四肢、発達した吸盤が目立ちます。
眼の虹彩は赤みがかっていて、口は笑っているよう。

モリアオガエルがこれほど大ぶりで愛らしいとは。
感激で胸いっぱいの一日となりました。





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Nさんの日本画2作品

2009年06月13日 | 教室風景
Nさんは力強い線描の2枚の水彩画から、10号の日本画作品にしました。

1枚目 題名は  「森の光の中で」  F10号



情熱的なタッチ。元気が湧いてきそうですね!

うっそうとした針葉樹の森に差し込む日の光-手をひかれた幼い子の将来を照らす希望の光のようにも見えます。

作品のテーマ、降りそそぐ光の表現に苦心しました。描いては消し、描き起こしてはぼかし・・の甲斐あって、心象風景とも感じられる神秘的な森が完成しました。


2枚目の題名は  「百塔の街」  P10号



チェコのプラハに旅行した際、スケッチしたものを日本画にしました。

歴史の重みを感じる美しい街。幸運にも遭遇した虹。旅でのさまざまな思いや感動がこめられた作品です。

表現としては、空が一番勉強となったところでしょうか。何度も塗り重ね、絵の具がしっかりついた味わい深い良い空となりました。

たくさん積み重ねてきたスケッチから、次はどれを日本画にするのでしょう。楽しみです。



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