教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Kさんの新作

2010年05月22日 | 教室風景
Kさんが日本画を2点完成させました。



「 母待つ 」   日本画  F8

真っ白い流氷の上
三者三様の表情をしたゴマフアザラシの赤ちゃんが
母の帰りを待っています。
こちらを見つめる表情がなんともユーモラス!
思わずほほ笑んでしまう味わい深い作品です。




「 夜空に 」  日本画   F10  

はじける花火は元気で明るいKさんそのまま。
ふるさとの山を下部に配して
郷愁もこめられた作品です。
夜空にはさまざまな絵の具を塗りこみ
深く華やかな夜空が出来上がりました。

鉛筆デッサン、水彩画から日本画まで
Kさんの作品はどれものびのびとしていて
見ていると元気をもらえます。
今までの作品はHP「上郷の森 日本画教室」の中の
作品集”内のKさんのページにたくさん
掲載されています。どうぞこちらもご覧下さい。






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光あふれる♪

2010年05月22日 | 教室風景
 雨が上がったあと



強い朝の光が森を輝かせていました

2回連続で気持ちよく晴れた金曜日教室



まぶしいほどの光を受けながら制作が進みます。

午後は汗ばむ陽気に。ふと外を見ると



しっぽがまだ青いニホントカゲの子供が
開いた網戸に迷い込んでいました。
(少しあとに見たらちゃんと外へ這い出ていました)



午後はKさんが日本画作品を2点完成させました。
次にご紹介いたしますのでお楽しみに!



上郷森の家本館とアトリエのある別館周りでは
いま西洋シャクナゲが花盛り♪
巨大な花に何種類ものハナバチが訪れてにぎやかです。

一歩森へ入れば緑の濃い香りに包まれます。



1週間でこんなに!
木も草も道に覆いかぶさり、蜘蛛の巣がたくさんあって
巣を破壊しないようによけるのがたいへんです。



4月の初めに咲きだした
ツルカノコソウが
こんな可憐な姿になっていました。
成長著しい他の植物たちの陰に埋もれようとしています。




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葉をめくるめくる

2010年05月21日 | 生き物
ルリタテハの幼虫を探して
近所の公園のホトトギスコーナーへぶらり出かけました。



西日のあたった葉の上に
羽化してから数時間から2~3日の命といわれる
カゲロウが静かにとまっていました。

ルリタテハの幼虫の食草はサルトリイバラや



このホトトギス。
上郷森の家まわりに生えているものは長く垂れ下がるタイプ
存在感のある花は10月頃見られます。
ルリタテハは森の家近辺で毎年目撃していますし
ホトトギスやサルトリイバラの株はたくさんあるので
森のどこかに幼虫は必ずいるはずなのですが。



早春のルリタテハ
神奈川県西部で一昨年撮影



神奈川中部で昨年撮影

ルリタテハは飛ぶのが速くてなかなか撮影することができず
今まで撮れたのはこの2回だけです。
産卵した場所さえわかれば
羽化するまでの観察という長~い楽しみが待っています♪

穴があいている葉をめくってめくって!



きれいだけれどこれは違います・・
ルリタテハの幼虫はとげとげしているのです。
その驚くべき姿を早くこの目で確かめたい!

近くのボタンコーナーでは



黄色いボタンだけが残っていました。
いい色です♪



もうそろそろ春のボタンはおしまい。
初夏に突入ですね。

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草むらにしゃがめば

2010年05月20日 | 生き物
ムシムシするお天気が続きますが
散歩すれば何かしら虫がいて楽しい♪
カメラのピント合わせに集中し過ぎて
顔がシワだらけになるのが難ですが・・



ちいさなシャクトリムシ♪



珍しい蝶がいた!と一瞬興奮した
ダイミョウセセリ。
近くにいた、自分より大きいコミスジを追っ払っていました。



スイバの根元でしゃがんでみれば



スイバにテントウムシのような赤黒の虫。
てんとう虫にしては艶がなく大きい・・・触角も長い!

ちなみに



こちらは違うスイバにいたテントウムシ
ツヤピカな体をアリに攻撃されていました。


上の不明虫を調べてみると“イタドリハムシ”でした。
食草は幼虫も成虫もこのスイバの他
名前のとおりイタドリなど。



なるほど、スイバだけでなく
近くにたくさんイタドリも生えていました



イタドリといえば母が子供の頃
早春の出たてで柔らかいこの茎を生のまま
皮をむいてかじったということです。
母はそんなに好きではなかったと話していましたが
その野生の味を来年こそは試してみたいものです。




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クレマチスの仲間たち

2010年05月19日 | 生き物
公園のカロライナジャスミンが茂るアーチで
巣作りしていたキジバトを見たのはGW中でした。



元気に子育てしてるかな?
先日見に行ってみたら



ない!!
巣があったほうだけ刈り込まれています。
巣は下が汚れるなどの理由で撤去されたのでしょうか。

うなだれて横を見ると



ハンショウヅルがありました。
カロライナジャスミンがあったときは気がつかなかった・・



今まさに花盛り。
日暮れ時にもかかわらずハナバチたちが蜜を集めていました。



トラマルハナバチかな?
足に花粉をいっぱいつけていますね♪



ハンショウヅルはキンポウゲ科センニンソウ属



同じ属のシロバナハンショウヅルと葉が似ていますね。



中心部分も似ていますし、ハナバチが好むという点も
似ています。花期はシロバナハンショウヅルの方が
一ヶ月ほど早いようです。



これら店先でよく目にする品種も同じ仲間。
この華やかさを見ればとてもそうとは思えませんが



中心部分が似ているかな?
ハンショウヅルの近くにたくさん咲いていたのですが
ハナバチは見あたりませんでした。
ハンショウヅルのような原種系の方が
蜂に好まれる蜜をもっているのでしょうか。

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奈良紀行

2010年05月18日 | その他
グループ彩雲のメンバーでもある戸辺功さんのHP
《水彩スケッチ紀行》
日本のみならず世界各国で戸辺さんが描いた
淡彩スケッチがたくさん掲載されています。



最新作は先日訪れた奈良でのスケッチ。その
奈良スケッチ紀行を見ていたら
3年前母姉と一緒だったハードな奈良旅を思い出しました。
この時偶然、奈良公園の戒檀院前で
スケッチする戸辺さんにお会いしたのです!



仲間と熱心に、軽やかな筆遣いで描く姿が印象的でした。
このときのスケッチ今回のスケッチ
比較しても楽しい。作品と一緒に掲載されている
紀行文を読むとさらに旅気分が味わえます。

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5月の花々

2010年05月18日 | 散歩
すっかり日が長くなりましたね♪



キハナショウブが咲いていました。
この池は毎年ハグロトンボが見られるポイント♪
夏が楽しみです。

近くのハーブ園に行くと



アルカネットというこの植物が花盛り



鮮やかな紫色の花はとても食べられそうにありませんが
砂糖漬けにしたりするそうです。

見本園のようになっているコーナーでは
初めて見る花が・・
毎年出会っているはずなのに
まったく見ようとしていなかったのですね。



リキュウバイ
何の木だろう?とは思っていましたが
こんな変わった形の花が咲くとは。



クロバナロウバイも珍しい花。
咲き始めの頃、良いという噂の香りをかいで
首をかしげたので、満開を過ぎた花の香りを再び確認したら

やっぱり熟しすぎた梨が発酵した香り・・
今日の方はさらに腐敗が進んだような香りがして
小さなハエが何匹も花を訪れていました。

あまり良い香りとはいえなくて思わず近くにあった



ケテイカカズラの甘酸っぱい爽やかな香りを
何度も胸いっぱい吸い込んでしまいました。

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池の復活

2010年05月17日 | 自然
横浜自然観察の森の池で
2月末のカエル合戦の際



産みつけられたヤマアカガエルの卵。
今年は順調に成長し



池が凍ってもなんとか生き延びて



4月に入ると
おたまじゃくしたちはこんなに大きくなりました。

それが晴天続きだったGW後の5月7日
いくつかある池をのぞいてみると



2ヶ所水が涸れていました。
池底に残るのはアライグマの足跡のみ・・

ところが数日後、同じ池に行ってみると



雨で池の水が復活~!
全滅してしまったとばかり思っていたオタマジャクシを
3匹確認することができました。よかったです♪

必ず水があるホタルの池は



現在この通り青々としています。
今年もアサザの花が見られるでしょうか?
主人公のホタルのほか、お目当てのカエル、オタマジャクシ、
トンボ、クモ、ベッコウバチ、ヘビ、トカゲなど



小さな生き物満載の天国のような場所です。



ヤマアカガエルのオタマジャクシを撮影したら・・
矢印の先にいるのはトンボのヤゴですよね?
これからの時期、子ガエルの上陸と
トンボの羽化を撮影するのが楽しみです。







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蛾じゃなくて蝶なのです!

2010年05月16日 | 生き物
森の家まわりで
ヒメウラナミジャノメをよく見かけるようになりました。
地味な色、目玉模様、暗いところをふらふら飛ぶ様が蛾に
間違われやすいこのチョウ。私も昔は蛾と信じていましたっけ。

飛ぶのが遅く、とまることが多いので撮りやすい蝶です。
ここ一ヶ月内に神奈川東部、中部、西部で撮影したものを
見比べていたら、個体差があるのに気がつきました。



神奈川東部(森の家まわりで5月14日)



同じく神奈川東部



神奈川西部、5月初旬



神奈川中部、4月30日

ね、目玉模様にかなり違いがあるでしょう?



神奈川東部(森の家まわりで5月14日)



神奈川西部、5月初旬

はじめ違う種類の蝶かと思いました。
ヒメウラナミジャノメはよく個体変異が表れるチョウのようです。
森の家まわりで見るものは他所よりも小さく感じますが
地域や出現時期でも差が出るのでしょうか?
ものすごく面白い~!
子供の頃はよけていた(怖がっていた)ジャノメチョウ科の
蝶をじっくり観察する日がくるとは・・わからないものですね。
今ススキの原に行くとたくさん見られるので
どんどん撮りためて比較検討したいと思います♪


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ススキ原の音

2010年05月15日 | 自然
晴れた日、横浜自然観察の森の
枯れたススキの前に立つと
パチパチという音が聞こえてきます。




乾燥して茎が割れているのかな?
小鳥や虫が関係しているかもとススキの根元を
観察してもなにも見えません。



タイワンリスの警戒する鳴声、ウグイスの歌声
木々の葉をゆらす風の音が心地よい5月の午後でした。

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