Ｎさんの日本画完成

Ｎさんは美しく可憐な少女を描きました。



「大いなる祝福」　　日本画　　　Ｍ６

アンティークの鏡にうつった小さなバレリーナは
赤ちゃんの時から描きつづけてきたＮさんのお孫さん。
スケッチを見せていただくたび
その成長ぶりに驚き、感動するのです。

健康的で透きとおるような肌
軽く薄い生地の衣装
白タイツに包まれたバンビのような足
明るい未来を感じさせる背景
そして少女の表情。
すべてに愛情がこもっている清々しい作品です。

Ｎさんの作品を制作順に見ていくと
子供たちの健やかな成長ぶりがわかるとともに
時の流れのはやさを感じます。
風景、花など幅広く描かれているＮさんの作品は
ＨＰ「上郷の森 日本画教室」の中の“作品集”内の
Ｎさんのページに掲載されています。
こちらもあわせてご覧下さい。

Ｏさんの水彩画新作（その二）

前回にひき続き
Ｏさんの新作水彩画をお送りします！



「三つ池公園－１」　　水彩画　　Ｆ６

三つ池公園は神奈川県鶴見にあり
その名の通り三つの池を中心に作られた県立公園。
その公園の中にあるコリア庭園内の建築物を描きました。
高床式でそりかえった屋根の建築物は資材なども
韓国のものだそうで、異国情緒が漂います。
静かでゆったりとした時の流れを感じる作品です。



「三つ池公園－２」　　水彩画　　Ｆ６

手前の梅の木が目立ちますが、おそらくこの作品の主題は
木の間を通り曲がりくねりながら奥の森へと続く道・・
何か出会いがありそうでここを歩いてみたくなりますね。



「建長寺」　　水彩画　　Ｆ６

桜咲く建長寺でスケッチ仲間が一心不乱に描いている情景。
さまざまな方向を向いて椅子に座ったりかがんだり・・
描きこまれた人の動きがとてもいきいきしています。
絵を描く楽しさが伝わってくる作品です。



「新宿御苑－1」　　水彩画　　Ｆ６

手前の桜の表現は軽やかで美しく
春のはかなさが表現されています。
池にうつりこんだ新緑が爽やかさを増していますね。



「新宿御苑－２」　　水彩画　　Ｆ６

桜の木の下には花の影がおち
すでに散った花びらがピンクのじゅうたんをつくっています。
桜の木の重なりと花からもれる光の表現をどうするか
試行錯誤した作品です。



「大池公園」　　水彩画　　Ｆ６

さまざまな植物がひしめきあう新緑の公園。
そのみずみずしく微妙な緑の表現に苦心した作品。
色、タッチ、濃淡それぞれを工夫しています。

エネルギッシュに作品を描きすすめていくＯさん。
教室にいらしてから半年、
もう2冊目のスケッチブックが終わろうとしています。
順を追って作品を見ていくと
少しずつ変化されているのがわかります。
今までの作品はＨＰ「上郷の森 日本画教室」のなかの
“作品集”内のOさんのページに掲載してあります。
こちらもぜひご覧下さい。

Ｏさんの水彩画新作（その一）

3月から4月までの
Ｏさんの水彩画作品を11点
一挙にご紹介いたします！



「本覚寺 - 1」　　　水彩画　　Ｆ６

ご存知のとおり本覚寺は鎌倉にある日蓮宗の本山です。
ここを3月に訪れたＯさんが心ひかれたのが
梅の木に囲まれている彫りの深い立像。
梅の小花の繊細さと像の力強さの対比が面白い作品です。



「本覚寺 - 2」　　　水彩画　　Ｆ６

有名な夷堂などではなくこの鐘楼を選ぶところがＯさんらしさ。
無自覚のままに流れてしまう時の存在とその大切さを
鐘楼にこめて表現しているようにも感じられます。



「袋田の滝」　　水彩画　　Ｆ６

北茨城を旅した際訪れた袋田の滝の迫力ある姿を
作品にしました。水の流れは紙の地色をいかして表現
するためにあらかじめマスキングしておきました。
滝の下から透けて見える岩の存在も効果的で
美しくダイナミックな滝が再現されました。



「偕楽園」　　水彩画　　Ｆ６

梅の花が最盛期の偕楽園を上から見下ろしました。
ポイントははるか彼方まで続く道。
梅の香りを運ぶ風を感じるような広がりのある作品となりました。




「長寿寺」　　水彩画　　Ｆ６

今までは非公開だった北鎌倉にある長寿寺は
今年になって拝観できるようになったそう。
作品に描かれた観音堂は奈良県の古刹から移築されたもの。
茅葺きの屋根と背景の早春の山肌が
鄙びた味わいをかもし出しています。

これら新作はＨＰ「上郷の森　日本画教室」のなかの
“作品集”内のOさんのページに掲載してあります。
こちらもぜひご覧下さい。