今月初めての月曜日教室は朝から快晴、風もなく静かで
ほんとうに心地よい一日でした。
まだ空調はいらないけれど、皿の上の膠がとろりとし
とうとう寒い季節が始まったな~と実感しました。
来月11月は、上郷森の家主催による「絵画教室 なかま展」が
本館ロビーにて開催されます。われわれグループ彩雲の会期は
11月21日(金)~30日(日)の10日間。
新作を出品する方はいよいよ仕上げの段階です。
午後は3時頃から弱い雨がぱらついて
暖かいお茶がいつにもまして美味しく感じられました。
午前中、Hさんが日本画作品を完成させました。
次にご紹介いたしますのでお楽しみに☆
朝の森は雲間からもれる強い日差しに照らされて
幻想的な美しさでした。
タコノアシも真っ赤♪
ノギクも朝露に濡れていきいきとしていました。
お昼は気温が上がって
秋らしい青空♪ケヤキの葉が銅色です。
ミズヒキにとまるオオアオイトトンボ
気温の上がった午後にようやくトンボが見られ、元気なテングチョウに
キチョウ、モンシロチョウにウラギンシジミやムラサキシジミなどが
飛んでいましたが・・・だいぶ生き物たちが減ったのを感じました。
それに、ウサギやヘビををたびたび見かけた場所が大掛かりな工事。
びっくりするほど木を切り倒していて環境の変化が心配になりました。
コブシの木の上でハシブトガラスが何かをついばんでいるので
そっと近づくと
実の入った鞘をくわえていました。
器用に足先で押さえ、朱色の実を一粒ずつ飲み込んでいきます。
何度も枝先から鞘をとっているのを見ると、よっぽど美味しいのかな?
ああっ!
実を落としちゃった・・。
その瞬間のまなざしが印象的。がっかり?それとも
行く末を見守ってあとであれを拾おうなどと考えているのでしょうか。
晴れた10月の朝は最高♪
猫たちもそう感じているらしく
あちこちで生き生きした表情をみることができました。
このキジトラさんは興味津々、近づいてきてくれました。
大人猫はこちらを一瞥しただけで朝寝再開。
こんな過ごしやすい秋の日が長く続くとよいですね♪
本日は10日ぶりの教室です。
朝から気持ちよく晴れた秋の日。きっと会えると確信して
近くのマテバシイ林に出かけました。
いたいた!
高いところで数頭のムラサキツバメが飛び交っていました。
一頭おりて来てくれました。
ちょっと遠いけれど可愛らしい尻尾状突起が見えます♪
翅を広げると・・この輝きはメス♪すてきな色です。
秋になってから見るようになったシジミチョウ
ウラナミシジミも尻尾状突起があります♪
暖かいところで越冬し、夏以降北上を続けて秋に関東以北まで
移動する蝶。
秋にしか会えないと思うとつい追いかけて撮影してしまいます。
真冬以外は見られるベニシジミ
羽化したてなのかふわふわとして綺麗だったので思わずパチリ♪
このヒメアカタテハも秋になると寒冷地まで北上するのだとか。
そういえば夏以降数が増えるような気がします。
コスモス畑にはアオスジアゲハにキタテハ、ツマグロヒョウモンに
モンシロチョウも来ていたけれどみな動きが速くてついていけない!
まるで日差しのあるうちにエネルギーを蓄えておかなければと
あせっているよう。蝶たちも秋の深まりを感じているのですね。
先日は早起きして水辺を歩きました。
その後久しぶりに出かけた銀座周辺は人が多く、電車の中は日本を
支えるスーツ姿の人々で満杯、展示作業は手間取ってストレス・・。
朝エネルギーを蓄えていてよかったとつくづく思いました。
ここはカワセミが頻繁に見られるので普段からカメラマンが多いところ。
コサギがリズミカルに池底を探る姿を眺めていたら
カイツブリがあらわれました。
ピョーピョーピョーと甲高い声で鳴いています。
これは来る!
出ました~カイツブリのヒナ♪会いたかったのです!
もうほとんど親鳥と同じ大きさですが、首周りにヒナの名残り。
親が水に潜るとあわてて追いかける姿がいじらしい。
この成長ぶりなら真冬がくる前にひとりだちできそうですね。
イトトンボがいないかな~とのぞいた浅瀬にはメダカのみ
蝶で見かけたのはツマグロヒョウモンのオスに
メスだけ。かなり翅がボロボロですが元気に飛びまわっていました。
光が強く風もなく静かで、他の季節にはない清清しさに心があらわれた
ような朝散歩でした。
グループ彩雲の皆様、事前にお渡しした予定表のとおり
本日金曜日のお教室はお休みさせていただきます。
東京で展示作業があるので・・申しわけありません!
このところ体調不良でじっとしていたため、珍しく画像整理
(外付けHDにコピーするだけ)をしました。その際、つい見直してしまい
案の定はかどらなかったわけですが、少し前の画像で狩り蜂と蜘蛛等の
興味深いシーンを発見?しましたのでご紹介いたします。
蜂はともかく、蜘蛛が苦手な方はどうぞご覧にならないで下さい~☆
初秋のまだ気温が高かった頃。
こんなところにチュウガタコガネグモ!と立ち止まると、
大きくて黄色い蜂が私の周りをぐるぐる飛び回りました。
スズメバチじゃなくてよかった・・。
そういえば蜘蛛の様子がおかしいので見守っていると
とうとう蜂が蜘蛛のそばにおりて来て
ちょんちょん。ぴたぴたと言うべきか何度も蜂が触角で
蜘蛛の様子を確かめました。蜘蛛は生きているようなのです。
これは麻酔をかけたのに違いない!と確信して運搬作業まで
観察しようと思ったのですが、どうやら私が邪魔だったようで
蜘蛛はそのままに、蜂が何処かに飛んでいてしまいました。
次の日同じ場所に見に行ってみると蜘蛛の姿はすでになく・・。
下のハチは違う場所で見ました。
ピンボケなのが残念です。光に照らされた一瞬、あまりの美しさに
見とれ大きさにさらに感動して撮影するのを忘れてしまうほどでした。
前出の蜂といいこの蜂といい、キバネオオベッコウなのかな~?
蜘蛛を生き餌とするようなのですが・・。
こんな時図鑑がほしくなってしまいます。
こちらはクロアナバチであっていると思います。
とても大きくて艶やか、迫力ある姿でした。
ツユムシなどバッタの仲間を狩り、麻酔をかけて卵を産むのだそう。
こちらはミカドトックリバチ
一株のカラムシをもう舐めるように執拗に調べていました。
自ら泥でつくったトックリ形の巣に産む卵のために蛾の幼虫を狩るという
ことですから、食べ痕だらけのこの植物に狙いを定めていたのでしょう。
10分以上しゃがんで見つめていましたが、とうとう狩りは目撃できず。
ここまでは単独性の狩りバチでしたが、つい先日は集団で暮らす蜂の
コガタスズメバチの狩りに遭遇できました!
(短い動画を撮影してみました。下の△をクリックしてみてください↓)
とらえられた獲物は頭からバリバリ咬まれています。
襲われていたのはセンチコガネでした。
美しく光り輝く森の掃除やさん、センチコガネ
この森にはとても多くて、ジョロウグモの巣にもかかっていました。
翅がとても硬そうですが・・・
ちゃんとやわらかい場所がわかっているのですね。
狩りバチを支える大型の蜘蛛、大型の蜘蛛を支える小さな生き物たち。
どの関係が欠けても生態系のバランスが崩れてしまうでしょう。
こんなドラマが見られる豊かな森に感謝しつつ、そーっと歩いています。
急に冷え込みましたね。寒いっと思ったら熱かったりして
もしかしたら風邪・・?体調が悪いので大人しくしていた日、
最近森で見かけた花々を並べてみました。
カシワバハグマという花。秋らしい風情です。
カシワバハグマとともに日あたりの悪いところにぽつんと咲いていた花。
マルバフジバカマという北米原産の外来種だそう。
イタドリの花にシロテンハナムグリ
思いのほか可愛らしい花です。
オトコエシの花にはクロハナムグリ
コアオハナムグリに比べると珍しいのでちょっと嬉しい♪
ヤマジノホトトギスの花盛りが過ぎたころ
ホトトギスの花が咲き始めました。
同じ森でみかけたこの花。ジシバリの仲間だろうと調べ始めたのですが
この茎に葉っぱ。タビラコの仲間にも見当たらないし調べるのに
時間が
かかり、とうとうわからずじまいでした。
いろいろ検索しているうちにいつの間にか猫動画を見ていたりして・・
静かにしているのに何事もはかどらない一日でした。
台風一過の朝、少し近所を歩いてみました。
びっくりするほど青いドングリが落ちていて滑ります。
柿の葉っぱにクヌギのどんぐりも
強風にあおられながらも蜜集めに張り切るクマバチ
やっぱり!急に気温が上がったので出ていると思ったのです。
ムラサキシジミかな~?
違う場所にいたムラサキシジミ。かなり翅が傷んでいます。
川沿いの道に張られたロープにはアカトンボたちが並んでとまっていました。
胸の横の模様からナツアカネと思いますが、判別は難しいです。
ナツアカネのメス、かな?
強風に耐える姿を動画で録ってみましたので下の△をクリックしてみて
ください↓(短いです)。
飛び続けるのも大変な風の中、トンボや蝶たちが懸命に命をつないで
いました。
この秋は大好きな蝶とその幼虫に会う機会に恵まれました。
以下、イモムシケムシが苦手な方はご覧にならないで下さい。
ご
注
意
く
だ
さ
い
↓
幼虫に会いたい場合、その食草をこまめに見るしかありません。
よく会う蝶にもかかわらず、幼虫をまったく見ることがなかった
アオスジアゲハ。幼虫の食草はクスノキの仲間です。
先日夕方に駅へ急いでいるとき目に飛び込んできました!
綺麗な黄緑!初めて見たアオスジアゲハの幼虫は体長約4cmでした。
カメラを持っていて良かった~♪
こちらも遭遇率の高いアゲハ、キアゲハ
幼虫の食草はセリ科。今年も近くのハーブ園にあるフェンネルの葉で
育っていました。
上郷森の家周辺でよく会えるアゲハ代表のジャコウアゲハ
幼虫の食草はウマノスズクサですが、この幼虫は蛹化直前だったのか
食草から離れた枝先で固まっていました。卵は朱色、蛹は一度見たら
忘れられない造形。どの時代も強烈な印象をもつ蝶です。
大好きなルリタテハ。この画像はちょっと翅が傷んでいますがなんとも
美しい蝶です。幼虫の食草はサルトリイバラやホトトギスなどユリ科。
ええっ!
何度見ても感動してしまう姿です。もう一度脱皮すれば
さらに体の赤味が増してプリプリ太った迫力ある姿になります。
よく見かける蝶ばかりですが、捕食者の多い幼虫時代は
うまく隠れていてなかなか会えないもの。
見つけたからといって持ち帰り育てようなどとは思いません。
ただただそのむっちりした姿が好きなのと羽化後の姿とは
あまりにもかけ離れているのが興味深く心ひかれるのです。
いちど幼虫から蛹に変わってゆく様子を見てみたいものです。
関東地方にこれからやってくるという台風。
たいした被害がないとよいのですが。
お天気の悪くなる前に近所の川沿いを歩いてみました。
何かの花粉でしょうか、鼻がムズムズする~!
久しぶりにアオサギに会いました。ゆったりしています。
たくましいアサガオは艶やかな紫色♪
あっカワセミ女子!
木々の間からそっと近づきましたがこちらの存在に気付いているようです。
黒々と艶やかな巨大カメ
ここではミシシッピーアカミミガメしかいないと思い込んでいたので
この黒々とした姿に驚きました。クサガメのようです。
私の持っている「日本の両生爬虫類」(平凡社)によればクサガメの項で
“老齢な雄個体は全ての斑紋が消失し、全身が真っ黒になる”と
あります。老齢って何歳ぐらいなのでしょう。もしかして先輩かな?
拡大したらコノシメトンボのメスのように見えました。
トンボは見分けるのが難しいです。
咲き残っていたシュウメイギクもこれからの風雨で散ってしまうかな?
ひと雨ごとに肌寒く季節が進んでいるのを感じます。
爽やかに晴れた休日。もうすぐ蝶にもトンボにも会えなくなると思うと
じっとしていられず少し遠い森に出かけました。
k-rくんにつけたタムロン18-200mmのレンズに突然飛んできた
オオカマキリ。秋です♪
水辺に行くとふたたびオオアオイトトンボに会えて
近くに池などはない小高い場所ではオツネントンボにも会えました♪
久しぶりのウスタビガの繭
枝打ちされたコナラ林に落ちていましたが羽化はこれからのようで
蛹入り。無事羽化するように祈りながら少し高いところに置いてきました。
森のこみちでは青紫色が美しいアオツヅラフジに
これからさらに鮮やかな紫色に変化していくと思われるノササゲ
それにトキリマメなどツル植物の実が見られました。
少し前に見たノササゲの花は黄色。
会えると思っていたチョウたちには会えませんでしたが
なんと優雅に舞うアサギマダラを目撃♪
色の薄いアカボシゴマダラかな~とのんびり構えてしまって
気がついたときには時すでに遅く撮り損ねてしまいました。
この近くで次の世代を残したのか、これから南下していくのか。
あれこれ考えながら、その美しい姿が見えなくなるまで見守りました。