教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

初秋の光景

2014年10月02日 | 生き物

本日も作品展を開催中です。
曇りがちのお天気のようですが、さいわい会場のリリスさんは
駅近施設♪ご高覧賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。

『第14回グループ彩雲作品展』
2014年9月30日(火)~10月5日(日)
10時~17時(30日は13時~、5日は16時まで)
会場:栄区民文化センターリリス
(横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1/tel 045-896-2000 )

作品展の準備等で9月が飛ぶように過ぎていったように感じます。
ご紹介していなかった初秋の森の光景を並べてみました。


小さめながらその鮮やかな赤に目をうばわれたミヤマアカネ
味わい深い美しさをもつ赤とんぼです♪


ミヤマアカネのメス。もしかして未成熟のオスなのかな?
いずれにしても秋に出会えて嬉しい、なかなか会えないトンボです。


タマアジサイは今も咲き続けていますね。
薄暗いところでこの優しい紫色を見るとほっとします。


淡い紫色といえば、9月中旬にはツルボのお花畑が広がっていました。
上郷森の家まわりではカンロアメのようなハナアブの仲間が群がり
ときおりこのイチモンジセセリやコアオハナムグリなどを見かけました。


驚いたのはこの生き物
黒地に白の縦縞、赤朱色のハート型頭部、艶なし・・。


腹部は横縞!触角も変わっていて不気味くんです。
この虫は前出のミヤマアカネを見た田んぼの周りで出会ったもので
腰を下ろすと驚くほどたくさん見つけることができました。

調べると、その名はマメハンミョウ。
あの宝石のようなハンミョウとは違う種類で、ツチハンミョウの仲間。
不用意に触ると脚の付け根などから出てくるカンタリジンという
猛毒の液によって水ぶくれになってしまうそうです。
自分たちが強いと知っているかのように近づいても動じませんでした。

幼虫時代は土の中のバッタの卵を食べ、成虫になると大豆の葉などを
食べて人間にとっては益虫だったり害虫だったり。
農薬をあまり使われなくなった近年、増えてきているそうです。
初めて見た嬉しさとその変わった生態で印象に残った生き物です。


こちらはご存知ハンミョウ。森の家周辺で会えます。
マメハンミョウと名前が似ているのに全く異なる美麗甲虫です♪

10月ともなればそろそろ冬眠に入るのでしょうか。寂しくなります。



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