教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

10月最初の教室

2014年10月11日 | 教室風景

リリスでの作品展が無事終了して5日目。
10月最初の教室は新学期のはじめのような雰囲気でした。


窓から入ってくる風は涼やかで心地よく、光も澄んでいて制作も進みます。


今年も11月には上郷森の家本館ロビーにて「森の家絵画教室なかま展」
が開催され、われわれ“グループ彩雲”の会期は11月21日~30日に
決定しました。
まさに芸術の秋♪制作に展示取材にまだ忙しい期間が続きそうです。

10日ぶりに隣接する森を散策しました。


チカラシバに朝露がついて幻想的な雰囲気♪


センブリの花もわずかに見られました。


今は小鳥たちが元気!
コゲラが仲良く同じクヌギの木をつついていました。


ホオジロのメスかな?
小鳥の種類が増えたようで、鳥撮りのカメラマンも増えたように
感じます。これから続々と冬鳥がわたってくるのですね~!


オオカマキリを何度か見かけました。
センダングサにやってくる昆虫を待っていたこのカマキリ
お昼休みに見に行っても同じ体勢のままでした。

この日は大掛かりな工事中で、大きな木を倒すような音が響いて
いました。いつもの小さな虫チェックコースがたどれなかったので
残念。。。森がどのように変わってしまったのか少し心配です。


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初秋の森の虫たち

2014年10月10日 | 生き物

先日めでたくミドリヒョウモンの産卵に立ち会えた森では
そこここに秋らしさが感じられました。


無事に羽化できたらしいヤママユガの空繭


試験管ブラシのようなイヌショウマ


成熟したハラビロカマキリ


オトコエシの花をなんども訪れていたオオウラギンスジヒョウモン
高原にいるとばかり思っていたこの蝶が身近にいるなんて嬉しい発見♪


脚の長~いアシグロツユムシ
ツユムシ類が多くいるのを見ると秋だな~と思います。


初めて出会った小さな甲虫。肩のところが指でつまんだような
面白い形をしていました。
センチコガネの仲間かなと思って検索するとありました♪
クロマルエンマコガネという名前のようです。


日にきらめいていたナツアカネ

爽やかな風吹く森は快適だけれど暑さと昆虫が去ってしまうのは・・。
やっぱり秋は物寂しく感じます。


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白い花に蝶が集まる

2014年10月09日 | 散歩

からりと晴れた昨日の午前中は所用があって都会へ。
井の頭通りの交差点で信号待ちをしていると


どこからかアオスジアゲハが飛んできました!
こんなところに♪
カッ、カメラ・・・と荷物をごそごそしていても逃げることなく蜜に夢中。


周囲を良く見るとツマグロヒョウモンも来ていました。
何の花だろう?ナナカマドの仲間に見えるのですが・・。

都会でも蝶が飛びまわっていたのだから近所だって♪
午後遅くなってしまいましたが帰宅してからいそいそと公園へ。


蝶がいるに違いないと思っていたコスモスのお花畑は
先日の台風で荒れてしまっていて見えたのはイチモンジセセリのみ・・


いえいえ、サビ猫さんもいました♪

小さな公園をのんびり回ってクヌギ林に行くと

あれっ、また会えた♪
近づいても逃げなかったけれど昼寝の邪魔をしてしまったようで
とても迷惑そうな顔をしていました。失礼しました~。


思ったより出会いが少ない散歩となりました。
サビさんとモンシロチョウに会えてよかった☆


帰る頃には厚みを増した雲が太陽を隠してしまっていました。

そして夜は完全な曇り空。
楽しみにしていた皆既月食は見れずじまいでした。次はいつかな?


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3種の蝶の産卵♪

2014年10月08日 | 生き物

カレンダーを見ると今日は二十四節気の「寒露」。
露が冷たく感じられ秋が深まり始める頃、とあります。
そんな~いつの間に!

偶然出会った蝶の産卵シーンを並べてみました。
ずいぶん前に思えますが観察したのはつい最近なのです。

以前メスグロヒョウモンに出会えた森で、地味なヒョウモンチョウの仲間が
ふらふらと飛びまわっていました。背面がきれいな青緑色だけれど
何だろう?キタテハではないしコムラサキ・・でもないようだし。


見守っていたらなんとコナラの幹にとまり、産卵し始めました!


ひとつひとつゆっくり産みながら、上に登ってゆきます。
初めて見ました~!
周りにコナラの木はたくさんあるのに2本の木に固執していました。


産みたて卵は直径1mm強というところでしょうか。
帰宅してから蝶の本で調べると、翅模様が似ているヒョウモンチョウの
ほとんどは幼虫の食草はスミレ類。おかしいな?とよく読んでみると
“ミドリヒョウモンのメスは樹木の樹間部に産卵する"とあり、地味な
翅色をもつ暗色型がいるらしいので、この母蝶はめでたくミドリヒョウモン
ということに落ち着きました。


アオスジアゲハの産卵は上郷森の家近くで出会いました。
ちょっと遠いのが残念ですが、初めて見たので嬉しい♪


母蝶がお尻をおしつけていたところに白い卵。
この木はシロダモだったようで、クスノキに産み付けるものとばかり
思っていたので驚きました。シロダモもクスノキの仲間なのですね。

3種目の蝶の産卵も森の家近くにあったヤマノイモの葉で目撃♪

ダイミョウセセリです。
産み付けるのにずいぶん時間をかけるものだなと感心しました。
近づいてみるとビックリ!


卵に毛が~!
母蝶は産んだ卵に腹部の毛をこすりつけて毛で覆うのだそうです。
この卵も直径1mm強くらいなのでピントを合わせるのに苦労しました。

卵はあまりにも小さいので、目の前で母蝶が産卵行動をしなければ
気付くこともなかったはず。
こんなシーンに出会えると胸がいっぱい♪満面の笑顔になっている
自分に気がつきさらに笑ってしまいました。


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Oさんの新作日本画2点

2014年10月07日 | 教室風景

Oさんの日本画の新作を2点ご紹介いたします。


「横浜海上保安庁」  日本画  F8

清清しく晴れ上がった空は広く高く、それを映す海は艶やかな深い色で
横浜海上保安部所属の巡視船"しきしま"を白く凛々しく見せています。
的確に入れられた影色は威厳ある船を優美に見せ、湾岸の建造物の
味わい深い細やかな描写が船の大きさ立派さを際立たせています。

近づいてみました。


大気、海面、鋼板など質感の違いは岩絵の具の粒子を厳選し
筆とタッチを変えることによって描きわけ真に迫った表現となりました。
巡視船独自の装備を描く楽しさも伝わってきて見ごたえがあります。
根気強く重ねた岩絵の具の発色の良さも作品の強さとなっています。

2作目です。


「奈良吉野吉水神社」  日本画  F8

初期書院造りの傑作といわれる歴史ある書院建築をお庭側から見た
光景です。取材に訪れたのは4月も半ばすぎの桜満開春爛漫の頃。
かすんだ空も緑も日差しも優しく感じられます。散りばめられた春らしい
色が風雅な建築とあいまってとても心落ち着くあたたかい作品です。

近づいてみました。


時間をかけてしっかりと下地づくりをされた後、細めの筆をつかって
描きこまれました。こだわりをもって筆を重ねたのが趣のある屋根。
その穏やかで品のある佇まいが表現されるまで試行錯誤されました。
ボリュームあるタッチが華やかさとなって見る者を楽しませてくれます。

発色の良さが増して、独自の軽やかさに華やかさも加わりました。
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のOさんのページにされています。ぜひこちらもご覧下さい。


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ご来場ありがとうございました《動画つきです♪》

2014年10月06日 | 教室風景

昨日5日で「第14回グループ彩雲作品展」の会期を終了いたしました。
ご高覧いただきました皆様、誠にありがとうございました。


貴重なご意見、あたたかいメッセージをありがとうございます。
お客さまとの会話が刺激となり今後の創作活動の原動力ともなりました。


今のすべてを出しきった作品展を見ていただいたことでひと区切りつき
また新しいことに挑戦していく一年が始まります。


来年また同じ時期、同じ会場で「第15回グループ彩雲作品展」を
開催させていただきたいと考えています。当選するとよいのですが☆


最終日の搬出時間は台風が接近してあいにくのお天気でした。
作品を箱におさめポスター類をすべてはがして


片付けはあっという間!30分でもとの真っ白な空間があらわれました。
グループ彩雲の皆さんお疲れさまでした!
リリスのスタッフの皆様、大変お世話になりましてありがとうございました。

最後に、ギャラリー入り口から展示風景を動画撮影しました。
よろしければ下の△をクリックしてご覧下さい☆




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本日最終日です☆

2014年10月05日 | 教室風景

先日もたくさんのお客様にお越しいただきました。
お忙しいなかお出かけくださいました皆様、誠にありがとうございます。

本日5日はとうとう最終日!
午前10時~午後16時まで開場しております。
あいにくの空模様のようで心配ですが・・お近くにお越しの際は
ぜひお立ち寄りくださいませ☆

『第14回グループ彩雲作品展』
2014年9月30日(火)~10月5日(日)
10時~17時(5日は16時まで)
会場:栄区民文化センターリリス
(横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1/tel 045-896-2000 )


一部ですがギャラリー内の画像を並べてみました。






メンバー一同、皆様のお越しをお待ちしております。


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作品展開催中です!

2014年10月04日 | 教室風景

火曜日に始まりました「第14回グループ彩雲作品展」の会期は
残すところ本日4日と明日5日の2日間となりました。
本日は10時~17時まで、最終日の明日5日は16時までです。


展示の一部です。
それぞれの世界を味わっていただけるよう作品は作者ごとに
まとめて展示してあります。


のんびりしていただけるよう、窓際にテーブルと椅子を設置しました。
テーブルにはグループ彩雲の15年間の歩みがおさめてあるアルバムが
ありますので、そちらもどうぞご覧下さい。


受付にはグループ彩雲のメンバーが、また午後には講師もおりますので
わからないことなどございましたらどうぞお気軽におたずねください☆


この一年間、心をこめて描いた日本画・水彩画を50点展示しております。
ぜひご高覧賜りますようお願い申し上げます。



『第14回グループ彩雲作品展』

2014年9月30日(火)~10月5日(日)
10時~17時(30日は13時~、5日は16時まで)
会場:栄区民文化センターリリス
(横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1/tel 045-896-2000 )


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Kさんの新作日本画

2014年10月03日 | 教室風景

Kさんは思い出深いお人形を描かれました。


「祝 福」  日本画  F8

黄金色に輝く空間に愛らしい童女が佇んでいます。このお人形は
二番目のお嬢さんが生まれた時に創られたものと知れば背景に浮かぶ
銀色の玉は命の灯火のように、川の流れは希望に輝く彼女の歩む道
のように感じられます。表情は晴れ晴れとして愛情にあふれています。

近づいてみました。


じっくり塗り重ねた岩絵の具によって着物はふっくらとして量感があり
刺繍や手毬の細やかな表情は金糸銀糸を織り込むように時間をかけ
描き込まれました。魂の象徴のような蝶とお話しているのでしょうか、
瞳が生き生きとしています。すみずみまで思いの行き届いた作品です。

新たなモチーフに挑戦されて新たな世界が見えてきました。
Kさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“
作品集
”の中のKさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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初秋の光景

2014年10月02日 | 生き物

本日も作品展を開催中です。
曇りがちのお天気のようですが、さいわい会場のリリスさんは
駅近施設♪ご高覧賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。

『第14回グループ彩雲作品展』
2014年9月30日(火)~10月5日(日)
10時~17時(30日は13時~、5日は16時まで)
会場:栄区民文化センターリリス
(横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1/tel 045-896-2000 )

作品展の準備等で9月が飛ぶように過ぎていったように感じます。
ご紹介していなかった初秋の森の光景を並べてみました。


小さめながらその鮮やかな赤に目をうばわれたミヤマアカネ
味わい深い美しさをもつ赤とんぼです♪


ミヤマアカネのメス。もしかして未成熟のオスなのかな?
いずれにしても秋に出会えて嬉しい、なかなか会えないトンボです。


タマアジサイは今も咲き続けていますね。
薄暗いところでこの優しい紫色を見るとほっとします。


淡い紫色といえば、9月中旬にはツルボのお花畑が広がっていました。
上郷森の家まわりではカンロアメのようなハナアブの仲間が群がり
ときおりこのイチモンジセセリやコアオハナムグリなどを見かけました。


驚いたのはこの生き物
黒地に白の縦縞、赤朱色のハート型頭部、艶なし・・。


腹部は横縞!触角も変わっていて不気味くんです。
この虫は前出のミヤマアカネを見た田んぼの周りで出会ったもので
腰を下ろすと驚くほどたくさん見つけることができました。

調べると、その名はマメハンミョウ。
あの宝石のようなハンミョウとは違う種類で、ツチハンミョウの仲間。
不用意に触ると脚の付け根などから出てくるカンタリジンという
猛毒の液によって水ぶくれになってしまうそうです。
自分たちが強いと知っているかのように近づいても動じませんでした。

幼虫時代は土の中のバッタの卵を食べ、成虫になると大豆の葉などを
食べて人間にとっては益虫だったり害虫だったり。
農薬をあまり使われなくなった近年、増えてきているそうです。
初めて見た嬉しさとその変わった生態で印象に残った生き物です。


こちらはご存知ハンミョウ。森の家周辺で会えます。
マメハンミョウと名前が似ているのに全く異なる美麗甲虫です♪

10月ともなればそろそろ冬眠に入るのでしょうか。寂しくなります。



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