教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

初夏のトンボたち

2015年06月10日 | 生き物

最近訪れた森林公園でたくさんのトンボに会えました。


大きくて優雅♪ミヤマカワトンボのオス


シックな色合いのメスも大きい♪


ミヤマカワトンボよりひとまわり小さく数も多かったカワトンボ
アサヒナカワトンボ、ニホンカワトンボどちらなのかな?


翅が橙色タイプ。前出の透明タイプよりも目立ちます♪


サナエトンボ。これはやや大きめ


これもサナエトンボで上のものと似ていますが背中も側面も違う・・。


このサナエトンボはお尻を水面に打ち付けて産卵しているようでした。


このサナエトンボはやや小型で胸周りが浅葱色。

この水辺ではもう一種、かなり大きなサナエトンボがゆっくり飛んで
いたのですが撮影はできませんでした。
同定できるように側面、背面と撮影したはずですが
どれも似て見えて今回も名前調べは挫折してしまいました。
毎年この時期になるとトンボ図鑑がほしくなります。


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6月二回目の教室

2015年06月09日 | 教室風景

関東地方が梅雨入りした日は6月二回目の教室日でした。


本館前から円海山方面をみるといかにもこの時期らしい光景が。

アトリエのある別館の周りではキンシバイとビヨウヤナギが咲き誇り
ガビチョウの高らかなさえずりが聞こえてきます。


多くのメンバーが参加された午前中はまだよく晴れていました。
作品が完成するまでさまざまな過程がありますが、毎回真剣勝負で
何かしら発見があるのです。


自分の世界に没頭している楽しい時間はあっという間。
また次の課題が見つかって前に進み続けます☆


快適な気温で歩きやすい日でした。
この時期ならいるだろうとノブドウの葉を見ていくと


いました!小さなアカガネサルハムシのカップルです。
見る角度によって変わる虹色の美しい体色は個体差もあり


金色っぽいものも。近づきすぎるとぽろりと落下してしまいます。

この調子でアカスジキンカメムシにも会えないかな?
ミズキの葉を見ていくと


背中のハート模様が特徴のエサキモンキツノカメムシがいました。
少し小さくハートの黄色味が強いほうがオスなのだそうです。
この葉を今度見たときには卵を守るお母さんが見られるかもしれません。


アトリエ前の金属の手すりに緑色に輝く小さなハエトリグモがいました。
暗いうえに極小の蜘蛛は動き回るので手ブレしてしまいました。
初めて見たアオオビハエトリ♪本当はもっと美しいのです。

制作には不向きですが・・・梅雨時ならではの楽しさはあります。


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Iさんの新作日本画

2015年06月08日 | 教室風景

Iさんは早春の庭のお花を描かれました。


「ヒマラヤユキノシタ」  日本画  F4

ほの暗い木陰を華やかに演出する葉も花もボリュームのある植物です。
銀箔と墨で大胆に表現された背景は冷たい輝きを放ち、花の原産地の
ヒマラヤの残雪を思わせます。厚みのある花弁や艶のある大きな葉は
力強くしっかり描き出され強烈な背景に負けない確かな存在感があります。

近づいてみました。


画面を黒一色にしたあと銀箔をおし乾かしてから、揉み紙にしたり
布巾でこすったりして見るほどに味わい深い背景を創りだされました。
思い通りの色が出るまでじっくり岩絵の具が重ねられた花は美しく
変化に富み、葉も線が伸びやかで生命感あふれる作品となりました。

次の作品も箔をおして花に挑戦するIさん。楽しみですね。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Iさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。



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クロスジギンヤンマの産卵シーン

2015年06月07日 | 生き物

トンボの羽化に遭遇することを期待して朝ホタルの池へ行きましたが


この日も羽化には遭遇できず。

今までシオヤトンボにシオカラトンボ、サナエトンボ2種に
クロスジギンヤンマを見ましたが、珍しく


あてずっぽうにシャッターをきったなかに一枚
飛ぶクロスジギンヤンマのオスが写っていました。嬉しい~♪
なんて美しい空色めがねでしょう!


水辺をくまなくパトロールする姿は優雅です。

そして近所の小さな池をのぞきこんでいたら

幸運なことに目の前でクロスジギンヤンマのメスが産卵してくれました!


オスよりも黄色味が強いメス。堂々たる姿です。
ゆっくりしてくれたので短い動画も録ることができました。

≪クロスジギンヤンマの産卵≫



あとで産卵した茎を接写してみたけれどちょっとよくわからない・・。

トンボの速さにはなかなかついていけないけれど追いかけるのは楽しい。
この美しさ素晴らしさはとらえがたいものです。


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6月一回目の教室

2015年06月06日 | 教室風景

6月一回目の教室日は明るい曇り。5月末は爽やかで甘酸っぱい香り
だった風は湿って濃厚に感じられました。


予報とは違い気温は上がらず久しぶりにニカワが固まりかかり驚きました。
外で探検している子供たちの歓声を聞きながらも集中して制作できました。


午前中にIさんが日本画作品を完成させました。のちほどご紹介いたします
のでお楽しみに☆


森は葉が繁ってほの暗く、歩く人はまばらで時がとまったように静かでした。


熟した実のなる桑の葉にとても大きなカタツムリ


怪しげなドクウツギの実も黒っぽく熟してきました。


今が盛りの栗の花には久しぶりのアカシジミ♪
はかにもたくさんの蛾や甲虫たちが訪れていました。


大きなウラナミアカシジミにも会えました♪
アカシジミと似た綺麗な蜜柑色ですがまた違った存在感です。


こちらもオレンジ。まだ若いショウジョウトンボ


太陽が顔を出すとオオイシアブが飛び出しました。
獲物を捕食中だったので近づかせてくれました♪

Tシャツ一枚で十分だった先月から一変の肌寒さ。
気温の変化についていくのが大変なのは森の生き物たちも同様のようです。



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高原の小さな生き物

2015年06月05日 | 自然

沼地で小さな生き物たちが懸命に生きる姿を見たあと訪れた高原は


風の吹き抜けるサッパリとしたススキ野原。
どこも眩しく見えてまた違う楽園のように感じました。


飛び立ったホオジロのつがい


ニホンカナヘビが日向ぼっこ


ヒョウモンチョウの仲間も♪ 裏面を見たいな・・・


と思ったら翅を閉じてくれて、ウラギンヒョウモンだとわかりました。


ホシウスバカゲロウに


カワゲラもたくさん飛んでいました。

上空にはミサゴのような猛禽、小さな池からはモリアオガエルの声も♪
夜はどんな様子になるのだろう・・・兎に鹿に猪に狸にイタチ?
緑深い場所では想像もふくらみます。


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出会った3種の蛇

2015年06月04日 | 自然

よく蛇に出会えたので舞い上がりっぱなしの伊豆行♪
以下蛇の画像や動画が続きますので、苦手な方はスルーしてください・・。


右樹上に見えるのはヒバカリ、左下に見えるのはイモリたち

モリアオガエルの棲む沼地はその卵やオタマジャクシまでもを狙う
両生類爬虫類の宝庫でした。


移動するヒバカリがいたので撮影しようと近づくと
さっと頭部近辺をS字状に曲げ、さらに高く持ち上げたので驚きました。
近づきすぎて申し訳ないことをしましたが・・動画も録らせてもらいました。



ヒバカリは小型。温和な性質で無毒だそうです。
この可愛らしいヒバカリのほかにも


しなやかに泳いできた美しい蛇。ヤマカガシは


頭を出したり沈めたりしながら、倒木の上にいるモリアオガエルを
じっと見つめていました。

沼地をあとにしてからも道路を横切る長い蛇が!


アオダイショウです。
車から降り、カメラを構えてそっと近づく・・・つもりが対向車が来てしまって
蛇もろとも轢かれないよう走ってしまいました。アオダイショウ速い!


シュルシュルッと道路を移動する姿の美しさに感動♪
動画を録りそびれましたがお互い無事で良かったです。


人通りのある違う水辺では長細い卵の殻がいくつも転がっていました。
おそらく蛇のものです。何者かに捕食されたのでは・・という散乱ぶり
でしたが、ちゃんとふ化できたのでしょうか。

田んぼの近くで育った子供の頃はアオダイショウやシマヘビは身近でした。
今ではめったに見ることのできない生き物と化した蛇との出会いの多さに
その存在は自然の豊かさの象徴なのだな~としみじみ思った一日でした。


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沼地にて

2015年06月03日 | 自然

前日の雨がうそのように晴れて絶好の探索日となりました。


湿ったところに棲む生き物たちをおがむために山奥へ。
マダニやヒルを避けるべく極力肌を出さないようにしているので
もう汗だくですが、今が彼らの恋の季節。故に私にとってベストシーズン
なのです♪


いたいたっ♪モリアオガエルです~!


小さなオスを背にのせた大きなメスのお腹にはたくさんの卵。
池の水を飲み込んで準備完了、あとは木に登るのみ・・・!


卵塊の中でふ化したオタマジャクシたちが落下したとき下に水があるよう、
池に張り出した枝先まで移動して産卵します。


下の卵塊は製作中。一匹のメスに複数のオスが群がって
皆で脚を動かし卵を守り育てる泡ボールを大きくしていきます。


その下の水をよく見ると、ものすごい数のイモリたちが!
落ちてきた卵やオタマジャクシたちを待ち構えているのです。

そしてイモリのほかにも天敵が・・・蛇嫌いな方はご注意!


たくさんの蛇たちが周囲で待ち構えているのでした。

上の蛇はヒバカリですがはじめての出会い♪
嬉しさのあまり近づいてよく観察させていただきました。次に続きます。


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滝で涼む

2015年06月02日 | 自然

お休みだった日、時折雨がぱらつきましたが伊豆の滝に行きました。


滝もさることながら柱状節理の美しさが印象的です。
岩肌を人工的に固めている部分がありましたが観賞場所が滝に
ほど近いので、事故をさけるためにはいたしかたないのでしょう。


ひとけはありませんでしたがサワガニがたくさん歩いていました♪
この美しい青色タイプと


目周りが黒っぽくて体は橙色タイプ。
サワガニには体色が3タイプがあるのだそうです。

< 歩くサワガニ青色タイプ>

片方のハサミが大きいのでオスですね。
水の中にいるものと思っていましたが木の洞の中や幹にもいて驚きました。


川辺にあった大木に見慣れない白い花が咲いていました。
帰宅してから調べると「オオバアサガラ」という名前でした。


コアジサイの茎は紫色で花は白・・・というよりごく淡い紫色に見えます。


滝のあと行った水辺でこの人慣れしたイシガメにも会えました。
普段見られるカメといったらミシシッピーアカミミガメなので新鮮です。

じめじめした場所がだ~い好き♪なので伊豆半島のそんなところを
見て回り、亀以外の念願の爬虫類や両生類にも会えました。
続けてご紹介いたします。


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作品展のお知らせ

2015年06月01日 | その他

6月2日(火)より始まる作品展のお知らせです。



油彩画、日本画、パステル画、水彩画、と様々な画材で描かれた作品が
ずらりとならぶ展覧会の今回のテーマは『風』。
会場にどのような風が流れているのでしょうか、楽しみです。
グループ彩雲のメンバーでもあるHさんが日本画作品を出品されます。

絵画作品展『風』
山崎教室/絵まるじょん

2015年6月2日(火)ー6月8日(月)
10時~17時
(初日は13時~、最終日は15時まで)

かなっくホール ギャラリーB
(JR東神奈川駅・京急仲木戸駅より徒歩1分)


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