癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

「札幌50峰」完登を振り返る

2020年03月31日 | 登山・旅行

 この「札幌50峰」は北海道新聞社発行のさっぽろ文庫「札幌の山々」(札幌市教育委員会編)<1989年1月発刊>に掲載されている。選者は編集者の今村朋信氏かもしれない。選定に至った経緯はよく分かっていないようだ。

 しかし、HYML発足当時の20年前から、この踏破を目指して登っている札幌のメンバーも多くいた。登山道のある山は約半分で、他は積雪期に登られることが多いようだ。簡単な山は藪漕ぎでも登れるが・・・。

 実際に登ってみて感じたことは、「なぜこんな山が?」と思うような山もあり、もっと選ばれていても良いと思う山も多くある。標高点で山名なし(神社山、大倉山)、三角点で山名なし(野牛山)も入っている。
 50峰に入っていない山で自分が登ってみて、選ばれても良いのに…と思う山は、並河岳、ヒクタ峰、庚申草山、藤野富士、盤渓山、盤ノ沢山、兜峰、手稲山西峰などがある。

 完登ゴールとなった股下山山頂にて

 自分がこの踏破を意識したのは一昨年の夏である。道内の主な山は何度も登っていて、道南以外の未踏の山で登れそうな山を探していた時に、ふと思いついて、50峰の残っている山を数えてみた。結果12峰あった。その内、簡単に登れる市街地に近い低山が6峰。登山道がないので積雪期にしか登れない比較的高い山が6峰だった。そのときに、市街地にある低山5峰を1日で踏破したが、この時に荒井山を忘れていた。昨夏に登山道がないとされていた阿部山の踏み跡を辿って登り、今冬に残りの6峰を登ってゴールすることができた。

 「札幌50峰一覧・登頂記録」を見てみると、この中で一番早く登った山は、1994年5月の神威岳である。その年のうちに、無意根山、余市岳、定山渓天狗岳と登っている。当時は「一人歩きの北海道百名山踏破」を狙っていたこともあり、それらに選ばれている山ばかりであった。

 特に印象に残るのは、スキーで循環縦走をした小喜茂別~喜茂別岳~並河岳~中岳、美笛峠からスキーで縦走したフレ岳~小漁岳~漁岳、豊羽鉱山跡の今は無き無意根山荘前からスキーで循環縦走した長尾山~美比内山である。

 最近は、出所は不明であるが、「札幌150峰」というものまで出現し、それらの踏破を狙っている登山者も多いようだ。こちらは、札幌50峰のほかに、地図上に名前のない山(三角点名や通称)などが含まれている。こちらは札幌や近郊在住者にお任せで、食指を動かす気はさらさらない。こちらが踏破した「道南219座」の方がずっと大変で、価値があると自負している。

      「札幌50峰一覧・登頂記録」へ



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
札幌50山 (赤ワイン)
2020-04-01 20:45:11
お疲れさまでした。
遅れて小生も股下山でした。
(ピークまで行っていないけど・・)

あら探しじゃないけど、
「1994年5月の神威山」 は、「神威岳」ですね。
余市から長尾、無意根、並河とか、漁~空沼~札幌などはあたしも思い出の一コマですが、フレ岳は踏んでいないなー。

返信する
赤ワインさんへ (sakag )
2020-04-01 21:02:03
ご指摘ありがとうございます。訂正しておきました。
それにしても、札幌の山はどこにでも多くの登山者がいますね。道南の山では週末でも誰にも会わないことがあります。

フレ岳はぜひ登ってください。フレー、フレー!
返信する

コメントを投稿