癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

オノエリンドウ狙いの羊蹄山(京極コース+お鉢回り)

2019年08月19日 | 登山・旅行

北海道では羊蹄山でしか見られないオノエリンドウ(花の大きさ6~7mm程度、丈5cmほど)


GPSトラックログ

 これで20回目の羊蹄山である。羊蹄山は日帰り圏内でもっとも登りごたえのある山である。体力診断を兼ねて、今後も最低1年に1回は登り続けたい山である。雪の春山スキー登山以外は、花の6月と紅葉の9月が圧倒的に多い。暑い時の8月はこれで2回目である。
 
 今回は、北海道ではこの山でしか目にできないオノエリンドウとまだ1回しか回っていないお鉢周り(父釜)がメインの計画である。旧避難小屋付近に最も多いオノエリンドウとお鉢回りだけなら、真狩コースがもっとも効率的である。しかし、京極コースを往復した。それは、京極コースはこれまで一番少なかったからである(往復1回、喜茂別コースへの縦走で登り1回、8の字縦走の下り1回)。なお、春山スキーで1度往復している。

 暑そうなので、涼しいうちにと思ったが、寝坊して目が覚めたのが5時だった。1時間の遅れだった。
 これまで一人歩きのときは、どのコースでも登りは4時間を超えたことがなかったが、75歳にしてついに4時間を5分だけオーバーしてしまった。それでもこのコースの標準時間は4時間30分である。まだ余裕がある・・・?
 このコースを初めて登った1995年9月は2時間50分で登っているし、2回目の2008年9月は3時間だった。今回は加齢もあるが、前の2回に比べて暑かったこともあろう。気温はそれほどでもなかったが、湿気が多く、過去にないほどの大量の汗を掻いた。


 5:40登山口発。手前のガスは10分も歩いたら抜けてしまっていた。


1合目付近までは登山道の両側の伐栽地にトドマツを植栽していた。
3合目までは斜度も緩く、1合15ペースで、わずか45分だった。
しかし、その後は斜度がきつくなり、1合ごとの時間は30分前後のペースになった。
全く展望もなく、黙々と急登を進むだけだった。


登山道沿いに最も多かったヤマハハコ


8合目を越えてようやく目にできた眼下の展望


多く目に付いたエゾオヤマノリンドウ。ほかの花はほとんど終わって、すっかり秋の気配だった。


8.5合目でガレ場となる。


9合目から頂稜を見上げる


同じ場所で後ろを振り返る。


9:55、4時間05分で頂上到着。20分ほど休んで、9:15、お鉢回りへ。

◎お鉢回り
このお鉢を回るのは1992年以来27年ぶりである。当時よりコースも明瞭になっていた。


頂上から続く岩稜を進む。


岩稜に咲くイワベンケイ


ウラジロイワタデの果実


10:55、40分で真狩下山口へ到着。この後の登り返しが辛い。


真狩下山口から火口越しに頂上(中央ピーク)を眺める。


イワギキョウ


11:05、オノエリンドウが最も多く見られる旧避難小屋に到着。この土台の中に数十株があった。
外側にはほとんどないところをみると、この避難小屋の撤去後にここに生えたとしか思われない。

<オノエリンドウ>~本当に小さな花なので、良く探さなくては気付かない。


もっとも大きな株


父釜と母釜の間の登山道沿いでも数株目にできた。


父釜と母釜の間のヒラフコース分岐下の花畑。この中に入って探すとまだまだありそう。


アキノキリンソウ(コガネギク)の群生


コケモモの実

オノエリンドウ探しと撮影タイムを入れて、1時間45分で京極コース下山口に到着。

下山


12:00ちょうど、京極コース下山口から頂稜とお別れし、下山開始。

14:30、2時間30分(頂上からなら+10分)で登山口到着。ちなみに標準時間は3時間30分である。
スタートが5:50だったので、頂上での休憩時間も入れて、総所要時間は8時間40分。
持参した水はポカリスエット900ml、ふきだし公園の水1㍑。ちょうど良い量だった。


道々66号の喜茂別町と真狩村の境界付近から眺める均整のとれた羊蹄山


留寿都村へ向かう道々66号沿いの真狩村の黄色い百合ロード

真狩温泉は定休日だったので、ルスツ温泉(65歳以上200円)に入って、19:00に帰宅。

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