とにかく一人旅が好きである。一番の趣味である登山も単独行が基本である。2回の四国遍路、五街道全踏破、熊野古道などの歩き旅も然り・・・一人だからこそ、これだけ続けられていると思っている。一番は、他人に気を使わないで、自分の好きなように行動できることであろう。だからと言って、人嫌いなわけではない。孤立感は嫌いだが、孤独感は結構好きである。基本的にわがままなのかもしれない・・・。
昔から自分で判断し、自分で計画を立てて、自分の能力で課題解決や目標実現をし、達成感や充実感を味わうことが好きだった。基本的に人の後ろをただ付いて行くというのは性分に合わなかった。独自色や独創性にこだわった。ただ、独りよがりにならないことだけは一番気を付けた。それが組織の中では、リーダーシップとして発揮できたものと自負している。多くの組織でトップに立たせていただいた。もちろん自分の力だけでできたなどとは毛頭思っていない。人に恵まれたことが一番である。
しかし、組織では、常に責任が伴う。遊びたくて、多くあった再就職話も一切断って退職した時に、「明日の心配がない」という解放感が一番だった。退職後も務めたいろいろな役職も、4年前にすべて降りて、現在は、責任というものから一切解放されている。
責任のない生活、明日の心配のない生活・・・「きょうよう」(今日する用事)も「きょういく」(今日行くところ)もない生活・・・一番心配なのはボケである。ましてや、自分の場合、家にいるときは、すべて妻にやってもらっていて、自分では頭を使うことがない。
それを補っているのが、年に何回か長期間出掛ける山旅や歩き旅だと思っている。自分で計画を立てて、自分で調べて、知らない土地で、非日常的な生活の中で、何から何まで自分で判断して行動する・・・常に緊張感が付きまとい、脳が活性化している感じがする。新しい発見や感動もある・・・家にいるときより、ポカや物忘れが少ないような気がする。
ましてや、自分の場合は、「登っては書く、歩いては書く」を常としている。山旅も歩き旅も、ブログを書き上げて、その日の旅が終わりである。これも、ボケ防止になっていると信じている。だから、家にいるときも、毎日のブログ更新を日課としている。
昔から「かわいい子には旅をさせよ」と言われてきたが、「かわいくない年寄りは一人旅をせよ」と言いたい。いずれ、あの世への旅立ちも一人なのだから・・・ただ、これだけは自分で選んだり、判断したりはできない・・・だからこそ、体力のあるうちは、贅沢を極力抑えた山旅と歩き旅は、いつまでも続けたいと思っている。
足腰は、歩いてしか鍛えられないので、退職されたら、回数を多くしたり、私のように連日登山をすると鍛えられますよ。
グチパパとはもう20年以上のお付き合いになりましたね。HYMLが私の人生を変えた出会いの場でした。
その中でもブログを開設するきっかけやアドバイスを始め、開設後も投稿文のお手本になってくれて助けられています。
山もそうですが、生き方もお手本にしながら勇気と気力を沢山頂き感謝しているところです。
今の私はボケ防止というより体の故障が心配です。歩くためにはやはり足腰が丈夫でなければダメですからね。それがちょっと不安になってます。でも焦らずマイペースでこれからも夫婦登山を続けていけたらと思います。
今後もよろしくお願いします。
それだけでも、緊張感はあるし、発見や感動があります。
それだけでも、ボケ防止になっていると思います。
コースタイムとの比較は、それを目的としているわけではなく、結果として、自分の体力を測る一つの目安です。
まだまだこの歳でもやれると思えることは、拓道館さんの言われる通り、前向きに行動できる自信にもなります。
自分も一人で計画して、車で日本一周の旅に出たことがありますが、たしかに緊張感がありました。
もし登山中、車の鍵を落としてしまったらどうしよう、車のライトを消し忘れたまま買い物に出かけたらどうしよう(実際一回あり)、など、常にピリピリとしてました。
でもかえって、楽しめたし、多くの収穫があったと思います。
それにしても、コースタイム内での完登など、まだまだ自分は若いという意識は大事だなと思いました。
自分は歳だから…、もう若くないから…なんて絶望的なことを思い始めたら、その時点で人生を諦めてしまうんじゃないかと思いました。
いつまでも青春を謳歌してください♪