七飯町道の駅なないろななえの隣に、昨日オープンしたTHE DANSHAKU LOUNGE(男爵ラウンジ)
このラウンジは男爵いもの生みの親「川田龍吉 男爵」に由来している。川田男爵が英国の恋人ジェニーを懐かしみ輸入した種いもを、七飯町の自家農園「清香園」で試験栽培したのが「男爵いも」の始まりである。それを日本の風土でも栽培できるよう品種改良したのが現在の男爵いもである。
そんな川田男爵のスピリッツを受け継いだ、七飯町の未来へ繋げるまちづくりのために、歴史文化遺産の展示、地元の食文化を継承するレストランやショップのほか、イベント・コミュニティスペースを備えた新しいスタイルのラウンジ空間である。
広い空間に、川田男爵がアメリカから輸入した当時の農耕具等を展示し、その間にお土産等を展示販売している。左奥にはレストラン、正面奥にはテイクアウトメニューコーナーもある。
なお、ここに展示されている農耕具等はすべて北斗市の当別にあった男爵資料館から移設・展示されたものである。
施設内の天井から紙吹雪のように吊るされたのは、男爵の死後に金庫の中から発見された男爵とイギリス人女性ジェニーとのラブレター・・・これは当別の男爵資料館で展示ケースに展示されていたが、それをコピーしたものであろう。
川田龍吉は、江戸時代末期の安政3年に土佐で生まれている。慶応義塾大学を出た後、造船技術を学ぶために21歳でイギリスへ留学。その後、日本郵船機関監督助役を経て、横浜ドック社長を経て。明治41年に函館ドック社長に就任。函館ドックの経営が軌道に乗ったところで勇退した龍吉は、残された生涯を北海道農業近代化のためにささげることを決意し、当別におよそ1,200町歩の山林農地の払い下げを受けて農場を建設。主として、米国より最新式の農機具を多数輸入し、機械化による農業を試みている。→川田男爵の詳しい経歴
入口に展示されているアメリカのロコモビル社製蒸気自動車。日本人初のオーナードライバーとなる。
レストラン
テイクアウトメニューのカウンター
入口の左奥にあるワインやチーズの販売コーナー
昼食代わりの道の駅なないろななえの方のテイクアウトメニュー
レストランは男爵ラウンジが充実しているが、テイクアウトメニューは道の駅の方が充実している
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