癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

10日前の森町駒ヶ岳の「高原食堂」初訪問記

2019年07月15日 | 食べ物

 国道5号線の駒ケ岳付近には、営業を止めたり、廃屋になったりしているドライブインの建物が多い。その中で、ここの国道5号線が新しく整備され、まだ未舗装だった50年ほど前から営業を続けているのが、この「高原食堂」と隣の「御食事処水嶋」である。
 ちなみに、旧国道5号線は、森町の姫川から駒ケ岳神社の前を通り今の大沼IC出口手前までは鉄道の東側を通っていた。今でもその道路は残っている。

 2軒とも見た目には、果たして営業しているのか?と思うような古い建物である。もっとその感の強い「御食事処水嶋」には昨年の12月に初訪問している。
 これらの店構えで長い間営業を続けているのには、それなりの理由があるのだろう。「御食事処水嶋」は外観からは想像もできないような本格的な美味しい洋食が売りだった。
 たびたびTVでも取り上げられているこの「高原食堂」は、いつも大型トラックが多く停まっている。昔から長距離トラックが多く停まっている店は美味しいと言われている。きっと味も良くボリュームもあるに違いないと思っていた。

 10日前の7/5の夕方、「八雲山車行列」を観に行くときに、初訪問が叶った。


 店内は広い小上がりになっていて、まさに昭和チックな雰囲気がプンプンである。
 壁には先代が集めたという古い時計がたくさん掛けられ、漫画本も豊富に置かれている。


厨房側の壁には多くのメニューが掲げられている。メニューはテーブルにも置かれている。
その端には昔の女将であったであろう?おばあちゃんが座って、注文の取り次ぎをしていた。

 ネット上でいろいろ調べたら、何を食べても美味しいらしい。メニューを見るとすべて1000円以下のリーズナブルな価格である。その中で、ボリュームもあり味の評判の良い、ここ駒ケ岳特産のひこま豚の肉を使った「焼肉定食」と「カツ定食」を注文した。どちらも900円。

 なお、ひこま豚は、生産者「日浅」が「駒ヶ岳」の麓にある森町で作っているSPF豚であることから「ひ(日)こま(駒)豚」と名付けられた。


カツ定食。ご飯はどんぶりで、汁椀も大きいが、カツも大きい。


焼肉定食。こちらも肉の量が非常に多かった。
 どちらも評判通り、特に肉そのものが非常に美味しかった。

 気になるメニューに「新ちゃんカレー」(750円)というのがあった。これは、いつもこのお店に訪れる「新ちゃん」というドライバーが毎回食べていたことからレギュラーメニューへと昇格したものらしい。
 ほかのサイトでその写真を見たら、大盛りご飯の上にカレーがだだだーっと掛けてあり、なおかついい具合に半熟の目玉焼きが2個乗っけられている。

 このようなことからしても、昔から長距離トラックのドラーバーさんたちとともに栄えて来た店なのであろう。いつまでも長く営業してほしいものである。 

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