駒ケ岳の1ピークで、剣ヶ峰と火口原を挟んで対峙する砂原岳(1112m)・・・車社会になる前には、砂原駅から、頂上までまっすぐ登る登山道があったらしい。今日は、SHOさんとそのルートと思しき北面直登ルートを、弥右衛門沢川の右岸に続く、砂防ダム工事用道路跡を利用してまっすぐ頂上を目指した。7月中旬にも計画したが、天気が悪くて、下見だけで終わっている。
砂原駅から山の方へ向かう道路を走ったが、道が荒れて来たので、T字路手前に車をデポしてスタート。T字路から保安林管理道路駒ケ岳線を西へ少し向かい、弥右衛門沢川の右岸に続く、砂防ダム工事用道路跡に入った。途中から沢に中の藪漕ぎになり、尾根に逃げて、急斜面を頂上を目指して直登した。
藪から抜け出した700m付近から、斜度がきつくなる。下の方は苔がびっしり生えているので歩きやすかったが、上の方は、ザレ場のような急斜面で、落石があるので、浮石には気を付けながら、恐怖心と闘いながら必死で登った。
昔の登山道があった剣ヶ峯の南西尾根ルート(函中コース)や砂原岳の東尾根ルートには、ケルンがあり、その痕跡があったが、ここには何も見つからなかった。
下山は、同じコースを下るのは怖いので、正規の登山道を下って、周回した。
<登り>8:00車デポ地点~8:15弥右衛門沢川工事道路へ~10:20頂上(2時間20分) 頂上休憩20分
<下り>※登山道 10:40頂上~12:15保安林管理道路~12:55車デポ地点(2時間15分)
弥右衛門沢の砂防ダム工事道路跡へ入る
藪漕ぎとなる
沢の中で岩場にぶつかり、右の尾根に上がって、そのまま直登。
薮が薄くなり、歩きやすくなる。
ミヤマウズラと、健気に咲いていたイワギキョウ
700m付近で、藪を抜け、上の岩場の左側を目指す。
登ってきたルートを振り返る。下は砂原市街地の海岸線。
上は、苔の胞子のう?、下は苔の中に生えている蕾を持った感じの不明な植物
900m付近の岩場の横を登る。この辺りが最も急だった。
頂上に続く微かな尾根地形を登る。
苔がなくなり、浮石が多くなり、足場に細心の注意を払いながら慎重に登る。
2人とも何度か、足場の石が崩れて前のめりになった。この登りが最も怖かった。
飛び出した三角点標石に迎えられて、ようやく頂上到着。
頂上から眺める剣ヶ峰と火口原とその向こうに大沼と函館山。
東側のゴリラ岩
登ってきた斜面は急で見えない。中央下の砂防ダムの見える右側の尾根からまっすぐ登ってきた。
飛び出した三角点とともに記念撮影。
登ってきたコースを下るのは怖いので、正規の登山道を下る。
西円山分岐付近から登った斜面を眺める。
お久しぶりです!サロンです。
砂原岳初めて知りました!
絶景ですね!
sakagさんが変わらず元気で安心しました!
今、父の病気サポートで函館に戻っています。またsakagさんと登山いつか出来たらな~と思っています
もう少しで函館山紅葉ですかね!登ってみようと思います。
砂原から見ると、剣ヶ峰が隠れて、あのように見えます。
お父さん、お大事に!
また、どこか登りたい山があったら、ご案内しますよ。
函館山の紅葉は、今年はどんなんでしょうね?今日はニセコへ行ってきましたが、赤が冴えない感じで、鮮やかさに掛けていました。
貴重な情報ありがとうございます。
誰かこのコースを知っている方はいないかと思っておりました。
当時は、駅から登るのが当たり前でしたから、最短の直登コースがあったのでしょうね。
当時は砂防ダムもなかったでしょうから、あの弥右衛門沢の中を登って尾根に出たものと思われます。
砂防ダムの上の沢型や尾根に、少しくぼんだ昔の道跡のような痕跡が認められましたし、頂上の手前にも、斜めにそれらしい痕跡がありました。
それにしても、銚子口駅から駒ケ岳に登って(これは自分もやっていますが)、砂原岳へ縦走し、砂原駅まで歩く・・・お母さま、凄い健脚だったのですね~。昔の人にとっては、これが当たり前の登山だったのかも・・・