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テントウ沢から北西尾根に上がり、右上の登山道を目指す。上の岩の根元が8合目の岩場
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今回辿ったルート(赤線)
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GPSトラックログ(※テントウ沢への林道は、最下段の地図を参照)
去る9/27にSHOさんと剣ヶ峰北西尾根(押出沢左岸尾根)から剣ヶ峰に登ったが、その下山後、駒ケ岳ふもとの林道偵察をした。
その際、テントウ沢の林道終点から岩崖の連なる源頭部を見上げた。
実はそこから砂原岳の北西尾根へ登り、登山道に合流して、登頂せずに登山口まで下った記録を見つけていたからである。
およそのルートが確認でき、どうやら登れそうなので、SHOさんの休みに合わせて、今日のトライとなった。
自分たちは、登山道に合流した後、砂原岳に登頂し、登山道を西丸山とのコル手前(4合目下)まで下って、そこからテントウ沢へ下る周回ルートを採った。
朝は放射冷却で冷え込んで初霜が降りたが、無風快晴の素晴らしい天候に恵まれた。
8:05林道終点・スタート~8:30岩場ルンゼ下~9:25北西尾根9:35~9:50登山道合流~10:45砂原岳頂上10:55~11:554合目下~12:10ゴール。
登り2時間40分、下り1時間15分。
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林道終点から迫力満点のテントウの沢源頭部の大岩壁を見上げる。これだけでも一見の価値がある。沢中の植栽はミズナラ。
砂防ダムの右から洞穴の前の斜面を登り、右の岩崖のルンゼを抜けて、上の北西尾根を狙った。
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洞穴を左に見ながら右上のルンゼを目指す。スタートから急登が続き、心拍数が一気に上がって非常に苦しかった。
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ルンゼの根元に到着。ルートファンディングはSHOさんにお任せして後から続く。ここの突破が核心部だった。
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岩場を突破して急な薄い藪斜面を登る。鹿道が何本も横切っていた。
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やがて苔の急斜面となり、上の岩場の右の尾根を狙って登っっていく。
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ルンゼ下から1時間弱で北西尾根(標高700m)に乗る。下から続く北西尾根を見下ろす。
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同じ地点から下を見下ろすと、眼下にテントウ沢が見える。さらに下は、森町市街地から尾白内市街地の海岸線。
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同じ地点から上を見上げる。上の岩場の根元が登山道8合目のロープが設置された地点である。
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同じ地点から剣ヶ峰を眺める。右の尾根が前回登った剣ヶ峰北西尾根。10分ほど休んで北西尾根を登る。
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標高800m地点で登山道に合流。
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8合目のロープの設置されたルンゼを登る
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9合目を越えると、一面苔で覆われた斜面となる。羊蹄山も室蘭の白鳥大橋や絵鞆半島もくっきりと見えていた。
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今にも倒れそうな感じの一等三角点だけの頂上に到着。左は剣ヶ峰、右は砂原岳西ピーク。
この20日間ほどの間に、剣ヶ峰(9/27)、隅田盛(9/30)、今日の砂原岳と、駒ケ岳の火口原を囲む3ピークを登ったことになる。
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頂上から火口原を見下ろす。大沼の向こうに函館山、さらに下北半島や津軽半島まで見えた。
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おなじみのゴリラさん
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西ピークと森町市街地をバックに記念撮影。無風快晴で、ポカポカして暖かかった。
10分ほど休んで下山開始。
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5合目付近から下の西丸山と、この後下る左下のテントウ沢を見下ろす。
手前の立木の残骸は、噴火前はここが森林だったことが分かる。
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4合目下の、標高530m付近からテントウ沢を目指して下る。
途中に岩斜面もあったが、その上を辿り、途中で横切って林の中へ入った。
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林の斜面を下る。藪はほとんど気にならなかった。左へトラバース気味に下って行ったら、一番上の砂防ダムの上に出た。
その砂防ダムの上を歩いて、工事道路を少し下って、ゴール。
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テント沢の林道終点までのコース。
新ルートは、何が出てくるか分からないワクワク感と、新鮮な眺めが魅力である。特に今日は源頭部の大岩壁突破も面白かった。
天候にも恵まれ、大満足のワイルドで楽しい山行だった。途中、駒ヶ峯温泉ちゃっぷ林館に寄って帰路に就いた。
去年、テントウ沢の林道終点に三度ほど行ったんです。
その内、二回もあの岩場を歩いている人を見てビックリしてました。
押出沢の林道の方でも山菜採りじゃなさそうな車も停まっていて、行き止まりにある砂防ダムの先にも足跡が延々と続いてるのを見ました。
いやはや、スンゴイ所を登ってるんだと感心して見てましたね。
ちなみにテントウ沢は、偵察機でも撮ってます(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=wrrsoac8jn0
あの溶岩の岩崖をこの目で眺めたときは感動しました。
駒ヶ岳は、上の方は藪が薄いので登ろうと思えば、どこでも登れるのが魅力です。