
すでにピークを終えていたシラネアオイの群落から千軒平と大千軒岳を望む
函館のトップトライアスリートで、最近は全国的なトレイルランの大会にも参加しているFuさんから20日ほど前に、「6/7に大千軒に知内川コースから登る計画なのですが、ご一緒していただけませんか?メンバーは、ほかに弟とヒロコさんです」とのメールを受け取る。
この時期に自分も登るつもりだったし、新しく『北海道夏山ガイド』の執筆陣に加わった江別のTetsuさんからも、今年になって函館へ引っ越してきたよもぎさんからも「花の頃に登りたいのでお願いします」と言われていたので、ほかにTaoさんも誘って、結局7名で登ることになった。
4時にTaoさんとよもぎさんを乗せた自分の車と、ほかのメンバーは知内の道の駅で合流し、Tetsuさんを乗せて、2台の車で知内川コース登山口を目指した。
最高の天気に恵まれたが、いつもはピークを迎えて一番きれいな時のはずだったが、今年は、大千軒も1週間以上も早かったようで、この時期を彩るすべての花がすでに終わりかけだった。来週末はすべて終わっているだろう。
5:30スタート、登り4時間15分 下り3時間15分(ともにゆっくりの休憩時間を含む)、ゴール13:25.帰りに知内温泉に入って帰路に就いた。

知内川に架かる萩茶里橋から千軒連峰を望む。大千軒岳は右の尖った一番高いピーク。

沢沿いに多く目につくサワグルミの木。道南南部が北限の木。

沢沿いの踏み跡を行く。周りの木はほとんどサワグルミ。

がんばれ岩の上から函館山方面や汐首岬を望む。

日本一の規模を誇るシラネアオイの大群落。この左奥にも一面に広がっている。
ところが残念ながらすで終わりかけていた。

山頂をバックに千軒平の十字架の前で

2/3以上は散っていたエゾノハクサンイチゲ

2/3以上は散っていたミヤマキンバイ

すっかり開ききっていたミヤマアズマギク

頂上での集合写真
今回は、Taoさんにシダを教えてもらった。(下記のほかにサカゲイノデとシシガシラ)


オオメシダ リョウメンシダ


ジュウモンジシダ(画像では不明だが葉の根元に十文字に葉が付いている) ウラジロヨウラクツツジ(道南のみ)
過去の山行記録は下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/daisengen-moto.htm
例年6月に大千軒岳を彩る花たち
http://sakag.web.fc2.com/daisengen5-hana.htm
シラネオアイはすべて開き切って、色がくすんでいました。エゾノハクサンイチゲとミヤマキンバイは、2/3ほど花が散っていました。今年は、異常に早かったようです。
普通であれば、10日前後はハズレがなかったのですが・・・。ぜひ、次の機会に一面元気のいい紫、白、黄色に覆われる花畑、ぜひリベンジしてください。
下記は、6/13や6/10だったのに、ちょうど見ごろでした。その年によって、本当にピークを当てるのは難しいです。
http://sakag.web.fc2.com/daisengen11.htm
http://sakag.web.fc2.com/daisengen07.htm
この時期に初めて訪れた私にはそれでも十分きれいに感じましたが、最盛期の斜面一面を覆うお花畑!というのはさぞ見応えあることでしょうね。
来年の楽しみにします。
この知内川コースは結構ハードで疲れましたが、雄鉾岳に似て沢沿いや高巻き道、急登など変化に富んだとても魅力あるルートでした。