癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

特集『平成 函館の30年』 peeps9月号

2018年09月17日 | 日常生活・つぶやき

 毎月10日に発刊される函館蔦屋書店のTAKEFREEタウン情報誌『peeps hakodate』9月号は、地震による停電の影響で1日発刊が遅れた。

 今月号の特集は『平成 函館の30年』だった。平成は生前皇位継承の決定で、31年4月で終わり、来年5月から新しい年号になる。昭和の時代から長きにわたり函館市民から親しまれ、愛されたものがなくなり、新しいものが生まれた平成の30年間・・・。平成という時代、函館から何が消え、何が生まれたかを振り返ってみる・・・それが特集である。
 

 平成元年は青函トンネルが開通してまもなく到来した。函館駅も平成15年に新しく生まれ変わった。バックの函館どつくのゴライアスクレーンも平成21年に姿を消して、函館港の景観も変わった。


 編集部の視点で選んだ「平成になくなったもの」として、16枚の画像が掲載されている。それを見ていると、函館駅舎やWAKOデパート、彩華デパートを初め、駅前や大門通りから消えたものが多い。たくさんの映画館、大門通りのアーケード、森文化堂、消えはしないが模様替えをした大門広小路、函館シーポートプラザ、木造校舎などなど。
 また、平成4年の松風町~宝来町、翌年の五稜郭~ガス会社~函館駅前の市電の廃止なども、町並みの景観に大きな影響を与えている。ここには掲載されていないが、統合でどんどん消えて行った小中学校の多さも印象深い。松風町界隈の飲食店もぐんと少なくなり、空き地が多くなった。


 「平成に生まれたもの」として、20枚の画像を掲載している。何と言っても北海道新幹線の誕生が大きい。そのほかに、五稜郭タワー、緑の島、函館市芸術ホール、函館中央図書館、函館アリーナ、函館マラソン、食文化を含めてのラッキーピエロの誕生やバル街などなど。また交通の流れを変え、美原~石川町の商圏や住宅地の増大に影響を与えた函館新道の誕生も大きい。その中の、蔦屋書店の進出も大きな存在である。
 ここに載っていないが、箱館奉行所の復元も忘れられない。また、西部方面の観光地としての整備も非常に進んだ感じがする。

 

 函館マラソンも平成になってから新しく始まったが、28年に第1回となったフル・ハーフ同時開催のスタート写真が掲載されていた。その中に、たまたま、この第1回だけ、フル挑戦した我が夫妻も大きく載っていた(白丸)。

◎自分の平成の30年間

 こうして、函館の変遷を振り返っていたら、それとともに歩んできた、自分の人生のこの30年間も、つい振り返ってしまった。

 自分にとっては、平成元年は管理職元年でもあった。前半の15年は管理職として仕事を全うした時代であり、後半の15年は、自遊人として羽が生えたように思う存分精力的に遊びまくった時代である。

 現職時代の15年間は、私生活では、2人の子供も進学で家を離れ、母が亡くなり、翌年には妻まで他界し、5人家族から最後の3年間は一人暮らしとなった。しかし、公的な活躍の場を多く与えたもらった仕事の面では、周りにも恵まれ、これ以上はないと思われるほど非常に充実した大満足の15年間でもあった。

 後半の15年は、第2の人生であるが、それを支えてくれた典型的な押しかけ世話焼き女房タイプの今の妻の存在なしには語れない。2回の大腸癌手術を乗り越えながら、登山三昧の生活を中心に、2回の四国遍路、日本三百名山完登、7回の海外トレッキング、熊野古道や中山道、東海道の歩き旅のほかに、夏のマラソン、冬のスキーマラソンなどなど・・・自分でも、呆れるくらい充実した15年間だった。いつ死んでも悔いはない状態である。

 あと新しい年号を何年生きられるか・・・ 何か新しいことへの挑戦も探しているが、なかなか見つからない。これまでも生活をできる限り維持しながらも、もう少しゆったりモードに落として、のんびり過ごしたいものである。

 さて、外泊は今日の17時までである。これから病院へ戻り、明日には無事退院できることを願いながら一晩を過ごすことになる。

2 コメント

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Unknown (ぴ~ちゃん)
2018-09-17 16:45:35
「第2の人生であるが、それを支えてくれた典型的な押しかけ世話焼き女房タイプの今の妻の存在なしには語れない。」

大変子供孝行なことです。  今の奥さんがいなければ長男長女の方達も小さいお子さんがいるのに札幌と函館を行き来しなければなりません。あり難いですね。
何十回の実家と札幌を行き来した経験から
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ぴ~ちゃんさんへ (sakag)
2018-09-17 16:51:48
まさにその通りです。
最初の大腸癌になったときに、本当に良かったとありがたく思いました。
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