6:00スタート~16:30ゴール(10時間30分)〈60140歩〉
◎別格2ヶ所打ち~勘違いがプラスに働く
今日は、別格8十夜ヶ橋と標高810mの山頂にある別格7出石寺の予定だった。十夜ヶ橋は88ヶ所のルート上にあるので、問題はなかった。
別掲になっている出石寺の地図が、十夜ヶ橋の先との接続部分が良く分からず、勘違いして一番遠いコースを考えていた。大洲市街地までは下りるのは無理と考え、今日の宿泊は出石寺の宿坊を予定していた。
しかし、十夜ヶ橋の納経所で聞いたら、地図の方位を反対に見ていたことが混乱の原因だった。
「出石寺は食事を持参するように言われるかもしれないです。しかし、今からでも、この先の大洲市街地の今晩泊まるホテルを決めて、荷物を預かれば、一番短い阿蔵コースを、速い人で7~8時間で往復していますよ。ビジネスホテルオータさん辺りが良いのでは?」とのことだった。
もし、ホテルを10時に出ても、17時までには戻れるだろうと考えた。結果的に、それより速く踏破することができ、勘違いが珍しくプラスに機能した例となった。
◎まずは、内子町の宿から別格8十夜ヶ橋を目指す。
6:00に宿を出て、近くのコンビニで朝食を摂る。
コンビニから遍路道に出る途中に、高架の下にスポッと収まった可愛い内子駅かあった。
内子駅の後ろから、山道に入る。狭い沢沿いの耕地の横の道を下る。ここも旧街道だったのだろう。
所変われば品変わるで、旧街道沿いの人家の庭に、見たことのない花を目にした。
やがて、国道に出ると、大洲市へと入っていく。
国道沿いの満開の桜を眺めながら歩を進める。
国道から旧街道へと入ると、後ろから自転車で追い越していく中学生が、必ずと言っていいほど、「おはようございます」と、顔を向けて挨拶をして通過する。前から来るなら分かるが、後ろから追い越す時にも挨拶されるのは、嬉しさが倍増する。春休みなので部活の生徒たちなのだろう。
旧街道の新谷地区の商店街を通る。ここは松本零士の母方の故郷で、零士自身も少年時代疎開していたそうだ。「銀河鉄道999」の風景の原点は、この新谷地区にあるそうだ。
松本零士が眺めた風景のを眺めながら、堤防の道を行く。
840、賑やかな国道沿いの別格8番霊場十夜ヶ橋(とよがはし)に到着。
この由来は、弘法大師が一夜を小川に架けたる土橋の下に野宿され、夜の明けるのを待ちかね給い、一夜も十夜の長さに感じられたということによるととのこと。
橋の下に弘法大師が寝ているので、橋の上では金剛杖を突かないという習わしはここから来ている。
◎大洲市街地のホテルから、810mの山頂にある別格7出石寺を往復
十夜ヶ橋で教えてもらったことを参考に、大洲市街地のビジネスホテルオータを目指してピッチを上げる。
9:50、ホテルを予約して、リュックを預け、必要なものを山谷袋に収めて、スタート。
桜が満開の大洲城を眺めながら、遍路道へ向かう。
途中のスーパーで昼食のパンを買う。
橋の上から、これから登る出石山(左奥のピーク)を眺める。
山中を通る遍路道の入口が分からず、近くにいた女性に聞いた。
人家の上の尾根に続く深く掘れた遍路道。
山道は1kmほどで車道に出る。このあとは、途中ショートカットするところはあるか、最後の2.5km手前まではくねくねと続く車道歩きとなる。
段々畑もそろそろ耕されているようだ。左上の人のように見えるのは案山子。
標高300m付近から大洲市街地を見下ろす。
途中、分岐がたくさんあるのに全然標識がない。GPSも持っているが、不安になる。たまたま農家の人がいたので聞いたら「この道で合ってますよ。この上からは標識がたくさんあります」とのこと。
確かに、そのすぐ先に「出石寺↑」の標識が現れた。
車道が下っていくのて、不安になり、遍路道の入口を見落としたのではないかと戻って、15分ほど余計な時間を費やした。
やがて、車道からお寺までの歩き遍路道への入口に到着。あと2.5km、標高差320mの登りである。しかし、急だったのは、最後の500mくらいだった。
途中で大嫌いな大きな蛇を目撃。そばで金剛杖を突いても全然動かなかった。帰りにはいなかったので、生きてはいたようだ。
13:25、予定より5分速く、ホテルから3時間35分で、別格7番霊場金山出石寺に到着。
本当に本堂が山頂にある。山屋としては、三角点を探したくなる衝動に駆られる。
昔の霊場は修行の場だったので、平安時代以前の霊場は、高い山の上にあることが多いのだろう。
境内の片隅の展望台から大洲市街地方向を見下ろして、納経所に寄って下山開始。
16:30、下りはやはり速い。往復6時間40分でホテルに到着。「この時間で往復するなんてお元気ですね」と誉められた。
素泊まり5400円だった。
夕食は、近くの中華料理屋で定食(酢豚、唐揚げ、エビフライ、春巻、野菜スープほか)(1050円)。
伊予灘、豊後水道、大洲盆地、石鎚山系を一望の所を
往復6.40分恐らく新記録しょう
やはり超人ですね、私は地蔵コースで約10時間でした(-_-メ)
歩き遍路は毎日30-40Km少々エネルギー入れてもマイナス3Kgはすぐに成ります、
ここからは落とさないで。
遍路宿、民宿は肉類は皆無だし、昼食は早く出来て早く食べれる『うどん類かパンですね』
ジンギスカンなんて四国には無いし、時間がもったいないです。(^o^)
急な所がなかったせいか、疲れはあまり感じませんでした。
高たんぱくに心したいですが、なかなか肉を食べれる所は少ないです。
これ以上体重は落としたくないです。
ご苦労さんです。私もようやく四国の道を地図で追うことが出来ました。また、明日からも頑張りお遍路を続けてください。応援してます。
夕食は高カロリー高タンパクそのもの!
酷使した筋肉の修復にはぴったりですね。
私は日常でバランスよく食事を心がけているつもりですが何せ自己流。納豆だけ食べたり、鶏ムネ肉が高タンパクらしいので工夫して食べたり。それとヨーグルトも欠かさない。もちろん野菜も必ずたくさん。
お遍路や山では食事のバランスはのぞめないので、私は朝歩く前、活動中、到着時、就寝前とアミノ酸BCAAを補給します。まずは酷使した筋修復目的です。
宇和島で鯛めし、土佐に入れば毎日カツオ。高タンパクでおいしいものが待ってますね。あ!だるま夕日か朝日か知らないけれど・・・お遍路出たいなぁ。
今回は別格も歩いているので、1200kmは越えると思います。
いつのまにか、半分ほどになりました。
後半も楽しみながらアルキマス。
いろいろ食生活の工夫有り難うございます。
参考にさせていただきます。