ようやく到達した白泉岳
先週に引き続き、白泉岳までの登山道再開削のお手伝いに行っていた。白泉岳は、4つの1000超峰を連ねる白水連峰の一番手前のピークである。白水岳までの登山道は、2009年の整備を最後に、今や廃道と化し、「北海道夏山ガイド」の最新版からも削除されてしまった。
昨秋、地元有志がせめて白泉岳までの登山道を蘇らせたいとのことで、作業を開始していた。それを聞きつけた、函館のまだ白水岳へ登っていない若手メンバーが“白水岳に登り隊”を結成し、今年になってその続きの刈り払い作業をしていた。
GPSトラックログ、点線は数年前までの登山道の表示だが、実際は違っていて、赤線の方がほぼ正しい。
6:30出発。今日は8名。先週と同じ人は5名、新しい人は札幌からの助っ人も入れて3名。
雨上がりで、低いガスに覆われていたが、雨の心配はなさそうである。
「今日は、何としても色泉岳まで!」の意気込みでスタート。刈り払い機はデポしてきている。
幻想的なガスの中のブナ林を進む。
7:50、二股の滝(阿吽の滝)からの急な登り返し。
この前後のロープは、前回に新しいものと取り換えられた。
刈り払い機の1台は、先週に途中の再整備の必要な地点へデポしておいた。
その地点で男性1名と刈払われたササの後始末に女性2名にお願いして先へ進む。
ノウゴウイチゴの群生
9:00、刈り払い機2台で、標高890付近から刈り払い作業開始。
ところが、まもなく1台が故障してしまい。自分の刈り払い機だけ1台で作業続行。
刈り払い機は交代で操作し、残りの人は、後始末や仕上げ作業を続ける。
まもなく頂上。頂上が近くなると、ササが細くなり、密度も薄くなり、作業が捗った。
12:00、ようやく白泉岳に到着。自分が入った頂上写真。
4ピークある白水連峰唯一の三角点(三等・点名・白水山)
南白水岳を望む。残念ながら、中白水岳と白水岳は、南白水岳の陰で見えず。
日本海を覆う雲海
13:00、下山開始。刈払われたばかりの登山道を下る
屏風岳(右)と冷水岳へ続く尾根を眺める
途中で、登山道跡から外れて開削した部分の、正規のルートが分かったので、そこを30分以上費やして軌道修正をした。
一応この白泉岳到達で一区切りとした。この後の白水岳までの作業の延長は、熊石山歩会のように、何日も泊りこんでの作業でなければ無理のようである。果たして、どうなるか?
なお、地元有志の話では、この後、この白泉岳の頂上標識や合目標識を設置したい考えのようである。そうなった場合は、もっと丁寧な仕上げ作業も必要な感じである。
過去4回登っている「白水岳」の記録は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/siromizu09.htm
刈り払い感謝申し上げます。今後、白水岳までの刈り払いの予定はありますか?
作業に当たったメンバーのほとんどが、白水岳には登っていません。
できれば、白水岳までの思いで、始めたのですが、この先は、多分無理でしょう。
まだ、体力的には負けていません(笑)。
ブログ楽しみにしております。
その都度はお世話になりました
私を含め、ここで終わりにしてはいけない!
という想いがあるようでまだまだ続きそうです
時間がありましたらヤマレコというサイトを
ご覧くださいませ
また、ご丁寧なご挨拶をいただき、恐縮しました。
まだ、気持ちが切れていないところが良いですね。
白水岳と対面できる南白水までは、細尾根ですので、藪はそれほどではないと思います。
日程が合えば、またお手伝いさせていただきます。