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戸蔦別岳からの下り途中から幌尻岳(頂上は最奥)を眺める。
この間の往復の登り下りが辛かった
前から一度で良いので挑戦してみたいと思っていた北戸蔦別岳経由の幌尻岳日帰りピストン。北戸蔦別岳までのコースは3回登って4回下っているが、いつもテント泊で、日帰り装備は初めてだ。今年の『山と渓谷』6月号に、このコース(七つ沼カール泊)の拙筆のガイド記事が載っているが、最近人気の出てきた幌尻岳へのコースで、平日なのに車が7台も停まっていた。
超ロングでハードなコースなので、まだ真っ暗な3:15、ヘッドランプを点けて、登山口のチロロ林道の二岐沢出会いを出発。狭い谷間の限られた上空の星を見上げながら、暗い林道から沢沿いの道へ。ヘッドランプの灯りで沢を渡渉するのは始めて。
これ以上はないと思われる天候の上、すでにナナカマドの紅葉、ウラシマツツジとチングルマの草紅葉が始まっていた。これで、幌尻岳は3回目だが、最初はノーマルルートの額平川コースから幌尻小屋泊で。2回目は、最初のガン術後3ヶ月の体力試しに、北戸蔦別岳山頂に泊まって翌日ピストンしたが、そのときはガスと雨の中で何も見えなかった。
3:15スタート、登り6時間55分、下り、5時間35分、16:00ゴール。12時間45分の日帰りは最長記録かも?歩数計52,000歩。さすがに足がだるい。
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ヌカビラ岳下斜面の紅葉
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北戸蔦別岳を下って1881峰へ。左奥は戸蔦別岳
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戸蔦別岳から北戸蔦別岳~1967峰の稜線と東斜面の紅葉を望む
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眼下の七つ沼カールと南側の日高山脈主稜線の山々
左奥・札内岳、中央の尖鋒・エサオマントッタベツ岳、右奥・カムイエクウチカウシ山
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頂上直下斜面のウラシマツツジの紅葉
北戸蔦別岳経由の幌尻岳日帰りピストンとは凄いですね。アウトドアズマン貴さんがこの夏日帰りで登っていましたのでできるんだなと思っていました。
古希のsakagさんが日帰りするとは驚きです。
(12時間を切れなかったのが心残りなのかな...)
それにしても凄い健脚ですね。
私は30代の頃、糠平川の小屋泊まりでも漸く登ったと云う感じでした。
これだけ身軽に歩けると、普通の山なら周りを楽しむ時間が十分に取れますね。
これだけ身軽に歩けると、普通の山なら周りを楽しむ時間が十分に取れますね。
な~んだ…!
昨日、遠軽町にある白滝ジオパークの赤石山(1147m)、黒曜石の産地であるハ号沢露頭を見学に行ったのです。険しく細い山道を登るマイクロバスは、それなりにスリル満点! 最後の少しだけ自分の足で登りました。
3万年ほど前の旧石器時代に、誰がこんな高い所にある黒曜石を見つけたのでしょうね? そして、石器の原料である黒曜石を求めてゾロゾロと沢山の人が登り、それを背負って下山したわけです。
しかもかなり遠方から人々が集まって来て、赤石山周辺は大賑わいだったそうです。私の町で発見された沢山の石器も、赤石山まで仕入れに行った石だとのこと。
そして、その黒曜石で作った湧別技法と呼ばれる石器は、全国へ、さらにシベリアの方まで伝わっているのだそうです。
昔の人はsakagさんのような、いえ、それ以上の人ばかりだったのですね。自分の足だけが頼りの時代には当然ですが。
健脚を持たない私は、山の上から霞んだ下界を見下ろしながら、そんなことに想いを巡らせていたのでした。
次に丸瀬布の山彦の滝に行きました。マイナスイオンを感じながら山道を登り、28mの高さの山彦の滝の水しぶきを浴びなから、sakagさんの世界を少しだけ体験した1日でした。
平らな畑に囲まれた日常生活を離れ、木々の中を歩くことは確かに癒されましたよ。
Moさんならもっと速く歩けるでしょう。一度やってみる価値があるコースです。日の長いときにでもどうぞ!
大好きな日高の素晴らしい大展望、始まり出した紅葉・・・大満足でした。
遠軽町役場に電話して、日常的に車で入れるようでしたら、ぜひとも行きたいです。
一般的な登山道だと入り口にポストがあり、その中の名簿に記入する形だと思いますが、赤石山はそうではないと、白滝ジオパーク交流センターのスタッフから説明されました。
事前に網走西部森林管理署(遠軽 0158ー42ー2165)に、入林許可申請が必要で、許可が下りるには数日かかり、目的などによっては必ずしも許可されるとも限らないとのことです。
私達のようなツアーは、あらかじめ参加者名簿を提出し、センターでまとめて入林許可申請をしてくれているとのことでした。
ですから、できるだけセンター主催のツアーに日程を合わせて来てください、とのことです。ガイドが同行して説明してくれるので、理解しやすいですし、参加料もわずかです。
個人的に行く場合は、早めに網走西部森林管理署にお問い合わせください。
白滝ジオパークについてのお問い合わせは、
℡ 0158ー48ー2213 (白滝ジオパーク交流センター)
専門のスタッフが対応してくれます。
Eーmail:geo@engaru.jp
または s-kyoui@engaru.jp
URL:http//engaru.jp/geo/
林道が、先日のゲリラ豪雨により数カ所法面崩落したようです。八号沢露頭までの道は8日の私達のツアーまでに復旧しましたが、その先のあじさいの滝露頭に通じる林道は、まだ復旧できていず、そちらへのツアーは中止になっています。いつから通行可能になるかは、交流センターか網走西部森林管理署にお問い合わせください。
八号沢露頭の下でマイクロバスを降りて歩く道は、黒曜石の岩盤を破砕して造成したものなので、黒曜石の鋭いカケラを踏みながら歩きました。靴の底が傷みますので、ご留意ください。
黒曜石は割れば黒く光るガラス質ですが、八号沢露頭の表面は普通の石のようにも見えます。ガイドが同行して説明してくれなければ、分からずに通り過ぎるかもしれません。
赤色の筋が入った黒曜石がある赤石山山頂や、あじさいの滝露頭(現在は行けませんが)へは、さらにバスで進んだ後、徒歩で30~40分とのことです。
sakagさんなら、花の時期にカムエク日帰りやれるんじゃないですかね・・・(道路開通すれば)
一昨日、ネットで見たら、やはり勝手に行くことはできないようで、さらに、あじさいの滝露頭への林道が決壊して、今後のツアーでもそちらへはいけないとのことでした。
来年にでも、ツアーの日程を検討して参加してみようと思います。
KIさんからお聞きしていたことも刺激になりました。
カムエクは、林道が通行止めになる前に、日帰りをしています。紅葉の頃でしたが・・・。