天牛書店に寄ってみると、まるで待っていたかのように日本交通公社が、昭和30年ころに刊行していた「ぴくとりあ・しりいず」の北陸の温泉がありました。
この日は寄るつもりはなかったのですが、やはり行くと何かがある(場合がある)。
このシリーズでは他にもらった本が1冊あるのですが、見かけたら買いたい本であります。
魅力は何と言っても当時の温泉地の写真です。
その中にある山中温泉で、今は建て替わっている河鹿荘(昭和11年築大林組)の内部写真がすばらしいです。
連続したアーチ窓と屋根にもその意匠が続いています。
おまけで山中温泉共同浴場「菊の湯」の俯瞰写真です。昭和5年築で武田五一設計。上から見ても綺麗。これが鉄筋コンクリートですか。賑わってます。