蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました

2022年06月15日 | 映画の感想
シェフ 三ツ星フードトラック始めました

カール(ジョン・ファヴロー:監督兼任)は、グルメサイトでも人気の一流シェフ。
高名なブロガーが店に来るというので、趣向をこらした新作を用意するが、店のオーナーは定番コースを出せと主張し、カールは店をやめる。ブロガーは代わり映えしない料理を酷評する。
傷心のカールは10歳の息子パーシーとマイアミに行く。そこで元義父といっしょに食べたキューバ風サンドイッチに惚れ込み、フードトラックでこれを売ろうと考える・・・という話。

フードトラックを立ち上げたら、最初は売上不振だった、とか、強力なライバルが現れた、なんて試練のエピソードが(普通の映画なら)挿入されそうなのだが、本作はそういうのはなくて最初から千客万来。離婚した美人妻や息子との関係も良好だし、元いたレストランのスタッフともうまくやっていけてる。
とにかくハッピーエンドに向かって一直線みたいなわかりやすさが気持ちよい作品だった。
そして何よりカールが手際よく料理を作るシーンが魅力的。特に自家用にパスタやサンドイッチ(こっちの方がキューバンサンドイッチより美味そうにみえた)を作るシーンがよかった。

レストランのオーナーがダスティン・ホフマンで、フロアマネジャーがスカーレット・ヨハンソンという贅沢な配役もみどころ。(友情出演らしく、本作自体は低予算らしい)
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