苗字を聞いただけで

2008年07月29日 | お客さん宅で
                  (錆びた、とっても古いエアコン)

時々、錆びて今にも、屋根からずり落ちそうなエアコンを見かけます。
何年か前には、室外機の底が朽ちてしまい、中身がずり落ちてファンが周囲に当たりもの凄い音、
それでも修理してと云われ、材木を下に差し込み、音を止めた事があります。
このごろ、エアコンは半分以上が買い換え注文、新規は新築か2階の子ども部屋という場合が多いです。
今日の工事は、新規取付で2階の子ども部屋、室外機の設置場所が相当難易な上、隣が狭い、汗だくだくの作業です。
そこに又々雷雨がゴロゴロ、下から汗、頭の上から雨、上下あわせてずくずく、びしょびしょな工事でした。

Hさんの紹介で、初めてお買い上げのSさんに、『有難うございました。ところでSさんという苗字、この地区では初耳ですね』と、尋ねます。
田舎の場合、苗字を聞いただけでどこどこの地区ですねと、ぴたりと当たります。全国30万種類の苗字があるそうですが、特に珍しい苗字でなくとも、この地区は何と何と何、というふうに、だいたい決まっています。
Sさんは、「転勤族でしたが、ここY地区が気に入って住んでしまいました。まあ、よそ者です」、「Y地区の仲間に入れていただいています」と、とっても謙遜な、すてきな奥さんでした。