30年も使っていい加減にしてくださいよ

　　　　　　　　　　　　　（いまだ梅雨明け知らず、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ものすごい黒い雲、そのあとドシャ降り）

たまりませんな～、蒸し暑いったらたまりません。
絶対に梅雨は明けていませんよ、どんよりした黒い雲、向こうの山からインデペンデンスデイの映画のような巨大などす黒い雲、
こちらに迫ってきたかと思う間もなく、「ジャー～、ジャジャジャ～～、ジャー～」と、ものすごいドシャ降りです。

Tさん（結構ガンコなおじいさん）、「あんたん所で移動工事してもらったエアコン、動か～ん」と、えらい剣幕で店にお越しです。
『ハイハイ、とにかくすぐ診ましょうね』、
ドシャ降りの中駆けつける、0.1秒で分りました。『Tさんよ、よ～く聞いておくれや、リモコンが暖房になっとるよ』、
あの剣幕どこへやら、雨ん中本当にかないません。

今度はSさんの奥さんから、「台所の照明、カバーを取り寄せて～」、
『どうしたの、壊れたの、ちゃんと見てからですよ。15分後にはそこに立ってますから待っててね』と、お急ぎ奥さんのSさん宅へ超特急。
『ウヒャ～、ラベルの字は茶色で消えてる～、古過ぎますよ残念無念だわ』と、説明すると、
25年は経ってます。流し元灯は30年、電子レンジも30年だよとおっしゃる奥さん、
そうそう、少し温ったかいモーター、これ大丈夫ですかと持ち出した扇風機、30年以上の代物なんです。
『奥さん使うのやめといて～、扇風機の火災事故、気をつけてとニュースしてますよね、ダメッ、使ってはダメです頼みます』と、注意です。

奥さんおっしゃる。「うちに有る物30年商品ばっかり、長持ちしてるでしょう、すごいでしょう。」です。
『30年も使っていい加減にしてくださいよ、電気屋ジャンケンして2軒に一軒潰れるわ』と、冗談云って笑います。