持ち帰った段ボールや捨てるゴミは

2015年06月18日 | 仕事




 楽(たの)しみは   ゴミを片付け  手に取るは  あの日あの時  感謝するとき 



ちょっと手空(てす)きの午後です。
息子に、『ゴミ置き場片付けようか、日差しも弱くて今なら暑くないし』と声をかけます。

当店は、
同じ地内に、お客さまから持ち帰ったゴミを一時置いておく敷地があります。

プレハブの屋根もついてるゴミ置き場です。

街の電気屋って、商品を納めたり工事をしたりした後の空き箱の段ボールや、
廃棄された電気製品に工事のゴミなどが、とてもたくさん出る商売なのです。

テレビに冷蔵庫、洗濯機にエアコンのリサイクル対象品は、しっかり保管、
持ち帰ったゴミと一緒の段ボールは、屋根の下にどんどんと押し込み溜めますね。

段ボールはかさ高いです。
冷蔵庫でも洗濯機でも大き過ぎますかさ高い、エコキュートの箱も大きい、エアコンの箱も数が多くてかさ張りますよ。

それに、気前よく『この古い商品もあのゴミも、持って帰りましょうか』とするものですから、
ゴミ置き場は、たちまち気が滅入るほどにぐちゃぐちゃ満杯なりますね。

二人で片付け始めます。

段ボールは一つ一つ畳んで、
ペタンとトラックに積み込み古紙センターに、

なにせ、市の清掃センターはゴミの分別がとっても厳しい、
引き取れない発泡スチロールや、ビニール・プラスチック系はこちら集めて引き取り業者、

センターに持ち込むゴミは、
金属ゴミ、燃える紙類、コード類、蛍光管、電池、木材、カン・びん、ペットボトルと徹底的に分類なのです。

置き場にぎゅうぎゅう詰め込んだゴミの山を、一つ一つ分解しまして分類します。
小さなポリ袋から最後のネジ一本まで、キチンと分類しなくてはならん大変な作業なのです。

『おお、大感謝祭の時の焼きそばゲームの空き箱だ。大盛況だったな』と、思い出します大感謝です。

ぎゅうぎゅう詰めのゴミは、ちょうど一か月に一回の片付けなのです。
今日のゴミは多過ぎる。トラックに段ボールを満載しても積み切れません残ります。

『ああ、この配管の切れ端はWさんちのエアコン工事の分よ』、
『おっ、エアコンのリモコンKさんちのだったな。まだ使えそう、修理用によけとこか』、

『このゴミはAさんとこのだわ、これはBさんちの切れ端だわ』と、
手に取り片付けるゴミを見ただけで、どこのおうちの物か分かります。

その度に、『今のエアコンはすごい恰好でフタが開くのね、フイルターお掃除自動いいね』、
『気持ちよくご注文のエコキュートだったな、付けた後とっても良いと褒めてもらったな』と一つ一つ思い出します感謝です。

ひと月一度のゴミ片付けは、
ゴミを手に取りあの日あの時、

ひと月分の、感謝を想う作業です。