但馬の滝の見どころ

2019年05月03日 | 但馬の滝・渓谷
          村岡区 矢田川の里


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成27年 第10回但馬検定(2級)問題より

【48】次の但馬にある滝の記述で、間違っているのはどれで
しょうか。

(a)猿尾滝-上下2段の滝からなる。落差39mの下段の滝が
   猿の尾に似ている。

(b)阿瀬五滝-阿瀬渓谷の中でも、いもじが滝、源太夫滝、
   恐れ滝、龍王滝、不動滝の5つの滝のことをいう。

(c)天滝渓谷-夫婦滝、鼓ヶ滝など大小の滝が連続する滝群
   がある。天滝は落差が98mある。

(d)吉滝-別名「裏見の滝」と呼ばれ、裏からの滝の流れを
   見ることができる。


正解は、(a)です。
なかなか難しいのです。(a)の文中で、落差39mが間違い
なのです。正しくは、落差21mの下段の滝なのです。
但馬検定は、細かい数字も全部覚えていないと合格しませ
ん。
(b)、(c)、(d)の文章は、すべて正しく数字も間違いない
です。


『でとんなる』

 「ケンちゃん、お母ちゃんはどこの行ったの。知らんかね」
と問います。
ケンちゃんは、「母ちゃんは今でとんなる、どこに行きなった
か分からんけど」と答えます。

但馬弁では、どこかに「出ている 出ておられる 出かけてお
られる」ことを、「でとんなる」と言います。

だいたい、但馬の人は言葉の末に「~なる」をよく付けます。
「~しなる」は「~される」と同意語で、丁寧に言葉を表すと
きに使います。
「お母さんは用事ででとんなる」とか、「お母さんは行きなる
と思います」と言います。
「何をしているのですか」という言葉も、但馬弁に直すと「何
をしとんなる」となるのです。
それがさらに丁寧語になって、「何をしとんさる」になったよ
うです。