鳥バカ日記

インコと暮らす楽しくシアワセな毎日。
我家の愛しい鳥さんのことを綴った、親ばか、鳥ばか日記です☆

《野生のオジロクロオウム》オーストラリアのインコ・オウム ♯4

2017年04月23日 | オーストラリアの野生のインコ・オウム写真
《野生のヤシオウム》オーストラリアのインコ・オウム ♯1 

《野生のアカオクロオウム》オーストラリアのインコ・オウム ♯2 

《キイロクロオウム》オーストラリアのインコ・オウム ♯3 に続く第4弾。



オジロクロオウム。

英名はLong-billed Black-Cockatoo,
もしくはBaudin's Black-Cockatoo。

私が検索などで見た英語のサイトでは、
Baudin's Black-Cockatooと使われてるほうが多い気がしました。

世界中で南西オーストラリアだけに生息する固有種です。


オーストラリアには前回、前々回に紹介したアカオクロオウム
キイロクロオウムの他に

今回紹介するオジロクロオウム、

キミミクロオウム(ニシオジロクロオウム)、

テリクロオウムの5種類のクロオウムが生息してます。




今までオーストラリアに10回行きましたが、野生のオジロクロオウムに出会ったのはたった1度きり。

その時のブログはこちら↓ ↓ ↓

《オジロクロオウム》~パース探鳥記28



オーストラリアの南西部だけに生息するオウムですが
(地図で言うとオーストラリアの左下の端っこあたり)、
私が出会ったのはパースから南東へ400キロくらい南下した、
西オーストラリア州のいちばん南のあたりでした。

すごく気持ちの良い広大な景色の中にクロオウムを発見!!

オーストラリア南西部に生息するオジロクロオウムとキミミクロオウムの2種のクロオウムは、
見た目がびっくりするほどそっくりなので、素人にはまず見分けがつきません!!

果たしてこのクロオウムはオジロクロオウムなのか?それともキミミクロオウムなのか?



・・・と思って、遠くのクロオウムを観察していたら、
なんと自分の頭上にも続々とクロオウムが飛んできた!!!




うわぁ~~!!!!




そして結構目の前の木にとまってくれた!!ガイドによると、これがオジロクロオウムらしい。




スゴイ。。。この素晴らしき広大な景色の中に、大きくてかっこいいオジロクロオウムの群れが。。。
まるで夢のような光景に死ぬほど感動したなぁ。





[特徴]

向かって左側がメス、右側がオスです。



メスのアイリングと嘴の色は淡いグレー、ホッペのイアーパッチは白。
オスのアイリングは赤色、嘴は黒、ホッペのイアーパッチはメスに比べて黒っぽい白。

若鳥の外見はメスと同じ。

オス、メスの違いは一目瞭然で私にも見分けがつくけど、
ほぼほぼ同じ、ほんまにそっくりなキミミクロオウムとオジロクロオウムの違いは
素人には到底見分けられない・・・

こういうそっくりな鳥を見分けるために、バードウォッチングのガイドというのが存在しているのでしょう。

私には見分けはつきませんが、プロが言うからにはこれがオジロクロオウムなのです。

キミミクロオウムも同じ旅行中に観察できましたが、亜種でもなく別種とされてる鳥で
このオジロクロオウムとキミミクロオウムほどそっくりな鳥ってなかなかいないと思います。




オジロクロオウムとキミミクロオウムは嘴の長さと、鳴き声、行動が少しばかり違うらしいが、
それ以外は両種ともに尾羽に白いバンド、ホッペに白いチークパッチがあり、
体の大きさもほとんど同じのそっくりな黒くて大きなオウムです。


最大の違いの嘴に至っても・・
オジロクロオウムのほうが正面から見たときの嘴の幅が狭く、
嘴の長さが若干長いということやねんけど・・・

双眼鏡で見てても素人の私には違いが全然わからんかった。


写真をトリミング拡大して比べてみても・・・

これはオジロクロオウムの嘴。






そしてこちらがキミミクロオウムの嘴。



うーん。確かにキミミの嘴のほうが若干丸みを帯びてる気もして、違うといえば違う気もするが、
嘴の長さもせいぜい数ミリしか違わない気が・・・


飛んでるオジロクロオウム。





飛んでるキミミクロオウム。



うーん、やっぱり違いがあんまりよくわからん。

どの鳥類図鑑を見ても、この2種はほんまにそっくりやから、
外見上で見分けるのはすごく難しいと書いてあった。

ケージに入れて横に並べて、見比べてみたいわ。。。









飛び立った瞬間。尾羽の白い帯状の模様がよく目立ちます。





[食事について]

この時は食事中というより、休息中だったみたいですが、オジロクロオウムの食べ物のメインは
ユーカリ属のKarri gumsが大好物で、その実の中の種子を食べるために嘴が長くなったという説も。
その他にもMarriの種子や、hakeaやbanksiaも食べる。

それに加えて木の穴にいる幼虫や樹皮の下にいる昆虫の幼虫、
果樹園のりんごやナシなども食べているらしい。




3羽並んでかわいいわ。




[行動について]

オジロクロオウムは寒い時期には1000羽くらいの大きな群れで過ごすが、
ほとんどの時期はペアか小さなグループで過ごしているらしい。



南半球のオーストラリアでは、季節は日本と真逆。
そして南に行くほど寒い。

私が出会ったときは4月だったので、季節でいうと初冬くらいかな。
この場所は西オーストラリア州でいちばん南のあたりだったから、4月といえども結構寒かったし、
そこそこ群れも大きくなりつつある時期だったのかも。

よりよい食べ物を求めて、短い距離は放浪するが行動範囲はそれほど大きくないらしい。





[繁殖について]

オジロクロオウムの巣はKarriやMarriといった背の高いユーカリの木が密集した森の、
すごく高い場所にある。
メスは木屑を敷いた巣の中で2個の卵を産み、3~4週間温めるが、通常は1つの卵しか孵化しない。
ヒナは生後10~11週間で1人前に成長するが、
十分に成長したあとも家族と同じ群れで一緒に過ごす。




[脅威]

伐採などにより、オジロクロオウムが巣を作る森や木が減少し、限界にきているらしい・・・








最後に短いですけど動画。

野生のオジロクロオウム(Long-billed Black-cockatoo )



日本からパースまでも遠いが、
そのパースからさらに400キロくらい離れた場所でやっと出会えたオジロクロオウム。

私が死ぬまでにもう一度会いに行けるかな?
それともこれが最初で最後の出会いになるのかな?

毎年パースに行ってる友人も普通に何人もおるけど、
費用的にも物理的にも私にはなかなか簡単に行ける場所じゃない。

もし今世がもう無理でも、今度生まれ変わって再訪するときまで
オジロクロオウムが絶滅することなく、またこんな素敵な光景が見れますように。









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《キイロクロオウム》オーストラリアのインコ・オウム ♯3

2017年01月19日 | オーストラリアの野生のインコ・オウム写真
《野生のヤシオウム》オーストラリアのインコ・オウム ♯1 

《野生のアカオクロオウム》オーストラリアのインコ・オウム ♯2 に続く第3弾。





キイロクロオウム(Yellow-tailed Black-Cockatoo).



オーストラリアには前回紹介したアカオクロオウム、

オジロクロオウム、

キミミクロオウム(ニシオジロクロオウム)、

テリクロオウム、

そして今回紹介するキイロクロオウムの5種類のクロオウムが生息してます。



日本で発売されてる本によっては、
Yellow-tailed Black-Cockatooがキミミクロオウムと紹介されてる場合がありますが、


私が現地でガイド氏に教えてもらった和名は


Yellow-tailed Black-Cockatooがキイロクロオウム、

Short-billed Black-cockatoo(Carnaby's Black-Cockatoo)がキミミクロオウム

なので、ここではそちらを採用します。





なんやかんやと言うてますが、実は私はまだこの野生のキイロクロオウムを見たことがありません。

分布図によれば、オーストラリアの南東部、
ゴールドコーストあたりから南へ、アデレードあたりまでの海岸沿いとタスマニアにも生息しているらしい。

次にオーストラリアに鳥見旅に行くときはぜひとも、
このキイロクロオウムとガンガン(アカサカオウム)をセットで見たいと水面下で熱望しております。


飼育下のキイロクロオウムも2015年8月、ポート ダグラス・ワイルドライフハビタット(Qld)という
飼育生物ほとんど全部放し飼いの、のどかな動物園で初めて見ました。




前回アカオクロオウムの紹介したときにも書いたけど、
ここでは“Breakfast with the birds”で鳥を見ながら朝食を食べることができます。

ワイルドライフハビタットにいる生きもの一覧表みたいなのを数ドルで購入。




このコですね。





キイロクロオウムと言う名前どおり、黄色いホッペと黄色い尾羽のラインが特徴のオウムなんですが、
思ってたより尾羽の黄色は白っぽかったなぁ・・・




ちなみにホッペの黄色はメスのほうが大きくて、
おとなになるとオスは目のまわりの皮膚が赤く、嘴は黒くなり、
メスは目の周りも嘴も淡いグレーぽくなるそうです。


アカオクロオウムなど他のクロオウムは地面に降りて餌を食べることも多いけど、
このキイロクロオウムは餌も樹上で食べ、めったなことでは地面には降りないと図鑑に書いてあった。

しかし・・・このワイルドライフハビタットに居たキイロクロオウムは、
“Breakfast with the birds”のお客さんが誤って落としてしまった朝食の食パンを食べようと
すかさず下りてきて地面をトコトコ歩いてました。。。



すぐに係員さんに見つかって、とまり木の上に戻されてましたけどね。






キイロクロオウムのグッズなんてないと思ってたけど、
前にも紹介したオーストラリアで買った絵本に登場してました。





愛用中のiPhoneケース。




ここにもおったわ☆






アカオクロオウムは日本でも飼育されてる方が結構身近にもいらっしゃるけど、
キイロクロオウム飼ってるっていう人には出会ったことないなぁ。。。

個人、飼育施設問わず、そもそも日本に1羽でもキイロクロオウムいるのかな?




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《野生のアカオクロオウム》オーストラリアのインコ・オウム ♯2

2016年12月11日 | オーストラリアの野生のインコ・オウム写真
《野生のヤシオウム》オーストラリアのインコ・オウム ♯1 に続く第2弾。


アカオクロオウム(Red-tailed Black-Cockatoo).


オーストラリアには

オジロクロオウム、
キミミクロオウム(ニシオジロクロオウム)、
キイロクロオウム、
テリクロオウム、
そしてこのアカオクロオウムの5種類のクロオウムが生息してます。


アカオクロオウムはペットとしては、日本ではとても希少で、
市場価格約350万円という高価なオウムとして認知されてるけど、
生息地のオーストラリアでは割と簡単に野生のアカオクロオウムを観ることができます。


アカオクロオウムは生息地域によって、5つの亜種があり、
そのうち少なくとも3種は見てると思いますが、正直素人の私には亜種の違いまではわかりません。
だいたい大きさの違いみたいですけどね。




2012年10月 カカドゥ国立公園(NT)。

野生のオウムって、基本的にみんな左足を使って餌を食べるねん。







木の上に3組の親子。





私が所有しているオーストラリアのオウム図鑑によれば、1回の繁殖で産卵するのは基本1個のみやけど、
ごくごくたまに2個産むこともあるらしい。


今まで私が見たアカオクロオウム家族といえば父+母+ヒナの3羽でいることが通常で、
2羽以上のヒナを連れてるファミリーは一度も見たことない。


大抵、ヒナは親鳥と同じくらい大きな体に成長しているにも関わらず、
大きなヒナ鳴きで親鳥に甘えてる。




頭カキカキ。




↑この時の様子を詳しく書いたブログはコチラ↓

《アカオクロオウムがいっぱい》ダーウィン・カカドゥ探鳥記6




カカドゥ国立公園の観光案内所?みたいなとこにあったアカオクロオウム&キバタンの展示物。




《アカメシャコバト》ダーウィン・カカドゥ探鳥記7






2012年4月 パース(WA)郊外。





ぴったり寄り添って羽繕い。ラブラブ☆




《Porongurup National Park》~パース探鳥記17




めっちゃ首傾げて私のこと見てくれた。私って変な生きもの?




アカオクロオウム♂の特徴である赤い尾が綺麗に見えました。




《アカオクロオウム》~パース探鳥記6




大きなクロオウムが空を飛んでる姿はとてもかっこいい。




《ハゴロモインコ》ダーウィン・カカドゥ探鳥記16















2013年10月 ジョージタウン(Qld)。

お水を飲むアカオクロオウム。350万円の高級オウムがワラワラ状態ですよ。
















2013年10月 マウント・サプライズ(Qld)という内陸の小さな町にはアカオクロオウムの銅像が。




もちろんそこにはアカオクロオウムがたくさんいました。













2011年7月 ケアンズ(Qld)郊外。

木の上でお食事中のアカオクロオウム。




あんまりちゃんと写ってへんけど、アカオクロオウム&キバタンの2ショット。




憧れのアカオクロオウム@ケアンズ~2011オーストラリア鳥三昧旅行記 30~



地べたでお食事中のアカオクロオウム。



風の谷のクロオウム@ケアンズ~2011オーストラリア鳥三昧旅行記 33~







wild Red-tailed Black-Cockatoos



Wild Red-tailed Black Cockatoos















2015年8月 ジョージタウン(Qld)。









☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



ここからは飼育されてるアカオクロオウム。






2013年5月 アリススプリングス(NT)のペットショップの看板鳥のアカオクロオウム。



オーストラリア国内ではかなりお求めやすいお値段で販売されてるそうです。





2012年7月 アイアンレンジ(Qld)に行く途中で立ち寄ったコーヒー農場にて。
アカオクロオウムがコーヒーのラベルのモデルになってました。
コーヒー飲めたら絶対買うねんけど、私コーヒー飲まれへんねん・・・





今はもう動物園じゃなくなってしまってんけど、
ケアンズにあったワイルドライフドームのパンフレットのモデルにもなってました。




そのワイルドライフドームにいたイケメンのアカオクロオウム。







そうそう。アカオクロオウムはオスとメスで見た目が違うのが大きな特徴。
尾羽に赤いラインがあるこちらがオス。




体全体に斑点模様があり、尾羽が縞模様なのがメス。




このメスはフライトショーにも出てました。







ケアンズ・ワイルドライフドームの鳥さん~2011オーストラリア鳥三昧旅行記 2 ~


オーストラリア・バードウォッチング旅行8~ケアンズ・ワイルドライフドームの鳥さんたち~



キュランダバードワールド(Qld)。

2010年11月 器用にとうもろこしを食べるアカオクロオウム。



オーストラリア・バードウォッチング旅行3~キュランダ・バードワールド~


2015年8月にまた行きました。 




オスとメスが仲良く巣箱に出入りしてました。










2015年8月 ポート ダグラス・ワイルドライフハビタット(Qld)。

ほとんどの生き物が放し飼いでふれあいもできる動物園。
ここの名物は“Breakfast with the birds”で鳥を見ながら朝食を食べることができます。

こんなふうに、テーブルの隣の木の上で、アカオクロオウムがくつろいでたりします。




アカオクロオウムを眺めながらの朝食・・・





楽しすぎて、本気の鳥好きにとっては食事に集中できません・・・















手にも乗せてもらった♡











2015年8月 ケアンズ・トロピカルズー(Qld)。(2016年3月で閉園)




募金の硬貨を渡すと、上手に受け取り、募金箱に入れてくれました。






募金箱にお金を入れるアカオクロオウム



つぶらな瞳がかわいいメスは出入り口付近で看板オウムしてました。




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


ここからは日本。


埼玉県のキャンベルタウン野鳥の森にいるアカオクロオウム。



私の知る限り、動物園的な施設でアカオクロオウムを見れるのは
このキャンベルタウンだけちゃうかなぁ。

【追記】
2017年1月に滋賀県のめっちゃさわれる動物園にもアカオクロオウムがデビューしてました。(現在閉園)






某有名鳥店にて。リアルに定価350万円の値札ついてた。









そしてここから先は日本の個人宅で飼育されてるアカオクロオウム。

この希少で高価なオウムを飼ってる方が身近に何人もいることが驚きですが、
飼ってらっしゃる方はいずれもインコ・オウムのスペシャリストの男性です。そして大金持ち。。。

W様邸の禽舎にて。








飼い主のW様からいただいたアカオクロオウム♂の尾羽♡







T様宅禽舎にて。




アカオクロオウムは体の大きさの割に、白色オウムと比べると全然鳴き声が小さく、
しかもかわいい鳴き方なので、特に防音室などない一般住宅でも飼える気がする。

鳴き声がかわいくて飼える気はするけど、
お値段がかわいくなくて買える気はしないけどね~。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


アカオクロオウムもなかなかグッズはないみたいやけど、
オーストラリアのお土産で買ったものが数点。

こちらはアカオクロオウムがデザインされたグリーティングカード。




これホンマにアカオクロオウム?と半信半疑やったけど、裏にちゃんとそう書いてあった。





そしてこちらはキバタンが主人公の絵本に登場するアカオクロオウム。メスなところがシブい。
ほんもののオウムはチョコやカップケーキ食べたらダメですよ。





アカオクロオウム♂のぬいぐるみ。
お腹を押すとちゃんとアカオクロオウムの鳴き声で鳴きます。お気に入り♡









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《野生のヤシオウム》オーストラリアのインコ・オウム ♯1

2016年11月13日 | オーストラリアの野生のインコ・オウム写真
先日ブログに書いたけど、私はいつか自分が撮った野生のインコ・オウムの写真で、
自分だけのオーストラリアのインコ・オウム図鑑(フォトブック)みたいなのを作りたい。

そのためにオーストラリアのインコ・オウム全種類観に行くのが夢。



これは今から20年以上も前、はじめてオーストラリアに行ったときに買った
オーストラリアに生息するインコ・オウムポスター。



すっかり色も褪せて、もうボロボロやけど、ずっと部屋に貼ってる。

おかげでオーストラリアに生息するインコ・オウムの名前は全部覚えたし、
ここに載ってるインコ・オウム絶対全部見る!っていう決意も毎日再確認されて、
揺るぎないものになってる。




とりあえず、過去10回の渡豪で私が見たオーストラリアの野生のインコとオウムを
種類別にまとめていくことにしました。

写真の量が膨大なので、ちゃんとまとまるのか?不安だけど・・・

私が持ってるオーストラリアの鳥類図鑑に載ってる順に紹介していく予定です。






いちばん最初に紹介するのはヤシオウム(Palm Cockatoo)。
オーストラリアのオウムの中でも1、2を争うビッグネーム。
ワシントン条約(CITES)Ⅰ類に掲載されているとても希少なオウムです。

野生のヤシオウムには2012年の7月、
オーストラリア北東部から突き出たケープヨーク半島のアイアンレンジという場所で出会いました。





鳥に興味がない人にとっては、ただの黒くて大きい鳥、
カラスと同類程度にしか思えないかもしれないけど、
鳥に興味がある人にとってはめちゃくちゃ憧れの鳥です。




ホッペの赤い部分は羽毛のない皮膚で、感情によって赤みに変化が出るらしい。
ちなみに舌も赤だけど、先端だけは黒色です。




オーストラリアに生息するオウムの中では最大級で、まさにオウムの王様といった貫禄ですが、
動作はおっとりしていて、鳴き声も仕草もとてもかわいいのです。




出会ったときは感動しすぎて、ただ見とれてました。

そのあと必死でカメラのシャッターを押し、
さらにこのかわいい動きを動画に収めようと思いたったけど、
興奮しすぎて冷静な判断ができず、手も震えて、パニック状態で
カメラを動画モードにできずに失敗してしまいました。




オスは木の枝で自分で手作りした棒を足で持ち、
ドラムスティックのように使って木を叩き、メスに求愛する。
私が見たときは、自分が止まってる枝をガシッ、ガシッって足で踏み鳴らして音を出してました。




オーストラリアにいる野生のインコ・オウムは
世界中でオーストラリアにしか生息していない固有種が多いですが、
ヤシオウムはニューギニア島周辺にも生息してます。




名前の通り、ヤシの実を嘴で平気で割って食べます。恐るべし嘴の威力。






ヤシオウムのトサカ劇場。ミラクル変化する様子をお楽しみください。


びっくりパイナップルスタイル。





昭和のサラリーマン風、七三分け。






ノーマルスタイル。





オールバック。





ちょんまげ風。





80年代ビジュアル系バンド風。




海原はるか・かなたスタイル。




海原はるか・かなたスタイル。その2。





モヒカンスタイル。






寝癖スタイル。





バーコード風。





我が家のセキセイインコとおなじように首傾げて・・・かわいい♡





アイアンレンジへの道路標識にはヤシオウムが描かれてました。







ちなみにこの野生のヤシオウムを見たときの旅行記はコチラ。

《オウムの王様ヤシオウム》アイアンレンジ探鳥記11


《ヤシオウムのトサカ劇場》アイアンレンジ探鳥記12


《ありがとうヤシオウム》アイアンレンジ探鳥記14





オーストラリアに何度も行ったけど、ヤシオウムのグッズってあんまりないみたい。

これはケアンズ博物館のミュージアムショップで見つけたヤシオウムのグリーティングカード。






ジャケ買いしたオーストラリア北東部に生息する鳥の鳴き声CD。



ただひたすら83種類の鳥の鳴き声が入ってます。もちろんヤシオウムも。
1番最初がアフリカの打楽器叩いてるみたいな重低音のヒクイドリの鳴き声から始まるという
マニアックでシブいCD。




ちなみにヤシオウムは日本では名古屋の東山動物園に
ヤシオ&ヤシコというペアをしょっちゅう見に行ってます。

禽舎の金網が細かすぎて見えにくいのが難点ですが、
日本でペアのヤシオウムを見れる場所は私の知る限り、なかなか他にないと思います。










これは埼玉にあるキャンベルタウン野鳥の森にあったヤシオウムのレリーフ。ステキ。







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