3日目。
北部台湾に位置する九イ分(チュウフン)に出かけました。
九イ分の街の最寄駅、瑞芳までは台北駅から特急列車で約50分。
台北駅はホテルの目の前ですが、ここは台湾でいちばん大きな駅。
いろんなところに行く列車の路線がたくさんあるので、北京語なんてひとこともしゃべれない私たちは、
無事に目的地までの切符が買えるのか少々不安・・・
切符は窓口に並んで購入するシステム。
目的地の駅、乗りたい特急の名前などを事前に調べて紙に書き、窓口ではそれを見せて切符を購入することに。
だけどなにか聞かれたらどうしよう・・・なんて長い列に並びながら考えたりする。
待ってる間、退屈なせいか前後に並んでる人たちがイロイロ話し掛けてきてくれる。
よくはわからないが、フィーリングで「どこ行くの?」みたいな感じ。
私たちは、ガイドブックを見せて九イ分に行くことを知らせる。
そして降りる駅や特急の種類を書いた紙を見せて合ってるかどうか聞いてみると、
おばさんがOKサインを出してくれたのでひと安心。
若い男性が「僕は日本語を勉強しています。」と日本語で話し掛けてくれたりもした。
そしていよいよ私たちの順番がきた。
紙を窓口の駅員さんに見せる。
すると駅員さんが「〇∋≦÷§※?」となにか言っているが、私たちには「???」・・・
サイアク・・・なに言ってんだかまったくわからん・・・どうしよう・・・と思った瞬間、
先ほどまで私たちとお話していたまわりのおばさんやお兄さんたちが、一斉に窓口に向かって大きな声で答えてくれた。
すると駅員は納得し、私たちは無事瑞芳行きの特急列車の切符を買うことができたのでした。
優しい台北のみなさん、どうもありがとう。
☆
快適な特急列車とバスを乗り継いでたどり着いた九イ分の街は、太平洋を見下ろす山の斜面に広がっている。

かつては金鉱として栄えていたが、閉山後は衰退していたそうです。
その後、ここ九イ分を舞台にした『悲情城市』という
ベネチア国際映画祭グランプリ受賞の映画作品で評判を呼び、
多くの人々が訪れる観光名所としてにぎわうようになったそうです。
天候のせいもあるかもしれないけど、しっとり落ち着いた印象の街でした。
☆
幅の狭い路地に露店が連なり、昼間でも暗い基山街(チーサンチェ)。
おみやげ、民芸品、食べ物・・・いろんなお店があります。
私たちは印鑑を作ってもらうことにしました。
かわいい鳥さんの模様がついた印鑑を選び、

自分の名前を紙に書くとおじさんが目の前で彫ってくれました。

映画『悲情城市』の舞台になって以来、台湾でいちばんメジャーになったという階段、豎崎路(スゥチールゥ)。

山の斜面に沿った細い階段の左右には古い建物が軒を連ねています。
ある時代から時が止まったかのような、少し寂しいノスタルジックな風景。
私たちはその階段の中腹にある 『九イ分珈琲』 というお店でお茶しました。
金鉱全盛期の民家をそのまま残した、店そのものがアンティークといった風情ある喫茶店。
当時金鉱の採掘場に繋がっていたという金鉱口も残ってます。
ここで私はジャスミンのミルクティーを飲みました。
はじめて飲むジャスミンミルクティーは不思議な感じもしましたが、冷え切った私の体を温めてくれました。
店員さんにも上着なしで寒くないのか?って聞かれたけど、めちゃくちゃ寒かったです。
去年が暖かすぎたのか、今年が寒すぎるのかわかりませんが、とにかく今回は寒かった。
やっぱり昨日なんでもいいから上着買っとけばよかった・・・(後悔・・)
☆
雨が降り出したので、帰りはバスはやめてタクシーで瑞芳駅まで行く。
帰りも同じように、窓口で目的地等を書いた紙を見せて切符を購入。
帰りの電車は筆談では通じなかったのか特急ではなく、台北駅までかなり時間がかかりました。しかも車内は寒い・・・
途中でなんかのアクシデントでしばらく停まりっ放しになったりして、はやく暖かい場所に帰りたかった・・・
行きの特急とは快適具合は雲泥の差・・・
そんな寒くてツラカッタ電車の中ですが、
日本語を勉強中の高校生の集団が、おまんじゅうをくれました。
なんでもここらの名物だといわれたそのおまんじゅう、
見た目はよもぎのようですが、今まで味わったことのないはじめての味でした。
ごちそうさま。台湾の人はみんな親切です。ありがとう。
プラットホームは「月台」と書くらしいです。

☆
台北駅には大好きな金城武さんの大きな広告がっ!

思わず一緒に撮ってもらいました。
これだけでも、台湾に来た甲斐があるっちゅうもんです。
私が台湾に来ようと思ったきっかけも、
こうして台湾に来て楽しめてるのも、この方のおかげでございます。
台北駅の前で

やっと〟帰ってきたって感じでホっとしてます。
とにかく寒くてあたたかいものが食べたかったので、三越の地下にある日本食コーナーでしゃぶしゃぶを食べました。
☆ ☆
4日目。
今日はもう日本へ帰る日ですが、飛行機のフライトまで時間があるので、
前回体験してその気持ちよさが忘れられなかった〝台湾式シャンプー〟に行きました。
この台湾式シャンプーというのは、
美容院に入りイスに座るとまず烏龍茶のサービス→
首から腰までにかけての上半身のマッサージ→
座ったままシャンプー(水で髪を濡らしもしないのにどんどんシャンプーはアワだっていくけど、何故かアワは垂れない)→
シャンプー台でアワを洗い流す(このシャンプー台のイスもマッサージチェア)→
ブロー→終了。
めちゃくちゃキモチいい上、きれいにブローもしてくれて、千円もしない!
日本にもこんなシャンプーあったら、毎日(は無理かもしれんが)でも行きたい!
宿泊したヒルトンホテルのロビーにて。

2回目の台北の旅もとっても楽しかったです。(寒かったけど・・・)
食べ物はおいしい、頭の先から足の先までのマッサージは気持ちいい、
親切で優しい人々、街の雰囲気もいい・・・ホントいいところです。
大阪から3時間弱といえば、新幹線で東京に行くのと変わらないけど、
ちょっとしたお休みがもらえたなら、東京より台北に行きたい!
またふらりと遊びに行っておいしいもの食べたり、マッサージを満喫したりしたいです。
今度はもっと郊外にも行ってみたいな。
おわり。
北部台湾に位置する九イ分(チュウフン)に出かけました。
九イ分の街の最寄駅、瑞芳までは台北駅から特急列車で約50分。
台北駅はホテルの目の前ですが、ここは台湾でいちばん大きな駅。
いろんなところに行く列車の路線がたくさんあるので、北京語なんてひとこともしゃべれない私たちは、
無事に目的地までの切符が買えるのか少々不安・・・
切符は窓口に並んで購入するシステム。
目的地の駅、乗りたい特急の名前などを事前に調べて紙に書き、窓口ではそれを見せて切符を購入することに。
だけどなにか聞かれたらどうしよう・・・なんて長い列に並びながら考えたりする。
待ってる間、退屈なせいか前後に並んでる人たちがイロイロ話し掛けてきてくれる。
よくはわからないが、フィーリングで「どこ行くの?」みたいな感じ。
私たちは、ガイドブックを見せて九イ分に行くことを知らせる。
そして降りる駅や特急の種類を書いた紙を見せて合ってるかどうか聞いてみると、
おばさんがOKサインを出してくれたのでひと安心。
若い男性が「僕は日本語を勉強しています。」と日本語で話し掛けてくれたりもした。
そしていよいよ私たちの順番がきた。
紙を窓口の駅員さんに見せる。
すると駅員さんが「〇∋≦÷§※?」となにか言っているが、私たちには「???」・・・
サイアク・・・なに言ってんだかまったくわからん・・・どうしよう・・・と思った瞬間、
先ほどまで私たちとお話していたまわりのおばさんやお兄さんたちが、一斉に窓口に向かって大きな声で答えてくれた。
すると駅員は納得し、私たちは無事瑞芳行きの特急列車の切符を買うことができたのでした。
優しい台北のみなさん、どうもありがとう。
☆
快適な特急列車とバスを乗り継いでたどり着いた九イ分の街は、太平洋を見下ろす山の斜面に広がっている。

かつては金鉱として栄えていたが、閉山後は衰退していたそうです。
その後、ここ九イ分を舞台にした『悲情城市』という
ベネチア国際映画祭グランプリ受賞の映画作品で評判を呼び、
多くの人々が訪れる観光名所としてにぎわうようになったそうです。
天候のせいもあるかもしれないけど、しっとり落ち着いた印象の街でした。
☆
幅の狭い路地に露店が連なり、昼間でも暗い基山街(チーサンチェ)。
おみやげ、民芸品、食べ物・・・いろんなお店があります。
私たちは印鑑を作ってもらうことにしました。
かわいい鳥さんの模様がついた印鑑を選び、

自分の名前を紙に書くとおじさんが目の前で彫ってくれました。

映画『悲情城市』の舞台になって以来、台湾でいちばんメジャーになったという階段、豎崎路(スゥチールゥ)。

山の斜面に沿った細い階段の左右には古い建物が軒を連ねています。
ある時代から時が止まったかのような、少し寂しいノスタルジックな風景。
私たちはその階段の中腹にある 『九イ分珈琲』 というお店でお茶しました。
金鉱全盛期の民家をそのまま残した、店そのものがアンティークといった風情ある喫茶店。
当時金鉱の採掘場に繋がっていたという金鉱口も残ってます。
ここで私はジャスミンのミルクティーを飲みました。
はじめて飲むジャスミンミルクティーは不思議な感じもしましたが、冷え切った私の体を温めてくれました。
店員さんにも上着なしで寒くないのか?って聞かれたけど、めちゃくちゃ寒かったです。
去年が暖かすぎたのか、今年が寒すぎるのかわかりませんが、とにかく今回は寒かった。
やっぱり昨日なんでもいいから上着買っとけばよかった・・・(後悔・・)
☆
雨が降り出したので、帰りはバスはやめてタクシーで瑞芳駅まで行く。
帰りも同じように、窓口で目的地等を書いた紙を見せて切符を購入。
帰りの電車は筆談では通じなかったのか特急ではなく、台北駅までかなり時間がかかりました。しかも車内は寒い・・・
途中でなんかのアクシデントでしばらく停まりっ放しになったりして、はやく暖かい場所に帰りたかった・・・
行きの特急とは快適具合は雲泥の差・・・
そんな寒くてツラカッタ電車の中ですが、
日本語を勉強中の高校生の集団が、おまんじゅうをくれました。
なんでもここらの名物だといわれたそのおまんじゅう、
見た目はよもぎのようですが、今まで味わったことのないはじめての味でした。
ごちそうさま。台湾の人はみんな親切です。ありがとう。
プラットホームは「月台」と書くらしいです。

☆
台北駅には大好きな金城武さんの大きな広告がっ!

思わず一緒に撮ってもらいました。
これだけでも、台湾に来た甲斐があるっちゅうもんです。
私が台湾に来ようと思ったきっかけも、
こうして台湾に来て楽しめてるのも、この方のおかげでございます。
台北駅の前で

やっと〟帰ってきたって感じでホっとしてます。
とにかく寒くてあたたかいものが食べたかったので、三越の地下にある日本食コーナーでしゃぶしゃぶを食べました。
☆ ☆
4日目。
今日はもう日本へ帰る日ですが、飛行機のフライトまで時間があるので、
前回体験してその気持ちよさが忘れられなかった〝台湾式シャンプー〟に行きました。
この台湾式シャンプーというのは、
美容院に入りイスに座るとまず烏龍茶のサービス→
首から腰までにかけての上半身のマッサージ→
座ったままシャンプー(水で髪を濡らしもしないのにどんどんシャンプーはアワだっていくけど、何故かアワは垂れない)→
シャンプー台でアワを洗い流す(このシャンプー台のイスもマッサージチェア)→
ブロー→終了。
めちゃくちゃキモチいい上、きれいにブローもしてくれて、千円もしない!
日本にもこんなシャンプーあったら、毎日(は無理かもしれんが)でも行きたい!
宿泊したヒルトンホテルのロビーにて。

2回目の台北の旅もとっても楽しかったです。(寒かったけど・・・)
食べ物はおいしい、頭の先から足の先までのマッサージは気持ちいい、
親切で優しい人々、街の雰囲気もいい・・・ホントいいところです。
大阪から3時間弱といえば、新幹線で東京に行くのと変わらないけど、
ちょっとしたお休みがもらえたなら、東京より台北に行きたい!
またふらりと遊びに行っておいしいもの食べたり、マッサージを満喫したりしたいです。
今度はもっと郊外にも行ってみたいな。
おわり。