今更ながらの夏の思い出日記。
『串本のお魚さんたち』からの続きです。
☆
串本から太地町に向かう海岸沿いの道。
とっても気持ちよくて大好きな道です。
向こうに見えるのは鯛島。ほんまに鯛に見える。ちゃんと目もあるよ。
電車とすれ違うことも。運がよければ特急くろしおと並走もできるよ。
太地町に到着。
くじら浜海水浴場。
毎年夏休み期間中、“太地町くじらの博物館”から出張してくる小型のクジラと泳げる海水浴場です。
1日2回、海水浴場内に設置された生簀の中から、2頭のハナゴンドウクジラが解放され、
一緒に泳ぐことができます。
私は毎年このイベントをとても楽しみに、太地町を訪問しています。
ほら、こんなに目の前にクジラが!!
家族連れ、特にこどもたちに喜んでもらおうという趣旨のイベントだと思われますが、
目の前にクジラが来ると、こどもたちよりも大人のほうが興奮して喜んでる印象です。
基本、人間は浮輪でぷかぷかその場で浮かんでいれば、
博物館職員がカヤックで誘導しながら、
クジラが海水浴場全体をまんべんなく泳ぎまわってくれるというシステム。
飼い慣らされた、賢いクジラさんなので、人間の間をうまくすり抜けて泳ぎ、
人のいない場所ではジャンプしたりして楽しんでる。
この日、11時のクジラ解放タイムが終わって、1頭のクジラは素直に生簀に帰ったのに、
もう1頭のクジラは生簀に帰るのイヤイヤ、まだまだ遊ぶんだい。と、
次の13時の解放時間まで海水浴場に出っぱなしで、自由に泳ぎまわってました。
(クジラが自由に泳いでる間も、ただ放置されてるわけではなく、
海岸から常に博物館の職員の方が、人間とクジラに危険がないように監視されています。)
12時くらいに来た人とかは、海水浴場にクジラが出されっぱなしとは知らず、
自分の足元をクジラが泳いでても気付いてない人もたくさん。
私は浮輪ではなくマスクとフィンを着用し、クジラの動きばかりを目で追っていたので、
自分の方に向かってクジラが泳いできたときに
試しに水中に潜ってみたら、クジラとバッチリ目が合いました!
これはイケるかも!と、クジラの目を見つめたまま、
私の方から仕掛けるかたちで深く潜ってみたら、案の定クジラも私の誘いに乗ってくれて、
一緒に潜りながらクルクル回ってくれました。しかも何回も何回も!!
人慣れした好奇心旺盛なクジラが、自由時間中に暇を持て余したタイミングで、
私が水中に潜ってクルクル回ったので、めちゃくちゃ相手をして遊んでくれました。
その間、クジラとずーっと見つめあえてたことがうれしくて。
こんな機会、めったにないし、絶好のシャッターチャンスやったのに、
残念ながら、絶妙なタイミングでカメラの電池が切れてしまい、
たった2枚のほとんどピンボケ写真しか撮れませんでした。
カメラの件では悔しい思いをしましたが、とても楽しい夏の思い出になりました。
次の夏にもまた行きたい!!
ありがとね。
13時の解放時間のあとは、2頭とも素直に生簀に帰って行きました。
最後に生簀の中でジャンプパフォーマンスも見せてくれました。
さっきまでいい天気やったのに、また雨が降ってきました・・・なので撤収。
雨が降ってきたので、他の人たちもみんな一斉に海から上がってきて、
更衣室やシャワーも満員だったので、
近くにある源泉掛け流しの
湯川温泉“ゆりの山温泉”に立ち寄り、温泉入浴。
湯船がひとつだけの、素朴な温泉銭湯といった風情でしたが
ぬるめの源泉掛け流しのお湯にはいくらでも浸かっていられる気持ちよさ。
地元のおばあちゃんたちでにぎわっていました。
シャワーはなく、カランから出る温泉のお湯を洗面器に溜めて頭も洗います。
なので髪まで硫黄臭くなるほど。
300円でじゅうぶん源泉を満喫できるいい温泉でした。
そのあと、この時オープンしたばかりだった『道の駅たいじ』に寄ってみた。
お盆の時期、オープン間もない時期ということもあり、大繁盛で駐車場にもなかなか入れない状態でした。
そこでザトウクジラのカップを買いました。
帰ってきてからよく見てみたら、焼酎のぐい飲みカップでした。
私はお酒を飲まないので、普通にお茶とか飲んでます。
つづく・・・
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