20日以上前からすみれが体調を崩していました。
それまで真夏のように暑かったのに、急激に冷え込んだ日から嘔吐と消化不良便の症状が出ました。
それでも食欲はあり、元気もあったので、数日間は保温して様子をみてました。
最近のすみれは嘔吐と消化不良を起こすことがたまにありましたが、
保温してると1~2日ですぐに回復していたこともあったし、
病院に連れて行くにも大雨な上、とても冷えて寒かったので、
かかりつけの動物病院に行くのに片道1時間半かかる移動のストレスも考えて、
家で保温して安静にしてるほうがリスクが少ないと判断したからです。
でも今回はなかなか回復には向かわず、食べても吐く、食べた種子餌がそのまま消化されずフンに出る、
日に日に食べる量も減り、体重もどんどん減ってきたので、大雨の中、いよいよ病院に行きました。
久しぶりにキャリーケースに入れられ、不安そうなすみれ。
検便、視診、触診上は異常なし。
見た目上は腹水や腫瘍もないようだし、痛風などの疑いもなさそうとのこと。
おそらく何らかのきっかけが引き金となり(今回の場合はおそらく急激な温度変化)、
肝臓や腎臓等の内臓に負担がかかって調子を崩しているんだろうけど、
レントゲンやバリウムなどの深い検査をして原因をつきとめても、しなくても、
治療の方法はあまり変わらないということでした。
餌を食べれなくなってきているので、点滴の注射と強制給餌をしてもらい、
肝臓の働きを助けるお薬をもらって帰って、自宅で様子をみることに。
本当なら数日間入院させて、毎日点滴してもらい、
1日3回きっちり強制給餌してもらえば、体重は維持することができるし、回復も早いかもしれない。
すみれがもっと若ければ、迷わず入院させたいところでしたが、
環境の変化による不安や精神的ストレスがどう影響するかわからんし、
過去に入院中に急変して亡くなった愛鳥達が、
どんなに不安でさみしくひとりで亡くなっていったことだろうと今でも激しく後悔しているので、
11歳という高齢のすみれを入院させる勇気が私にはなかった。
でも結局、自宅のいつも過ごす部屋で、すぐそばにひまちゃんやフジ坊がいる安心感の中で過ごしても、
症状は良くならず、元気なときは大好物だった国産無農薬栽培の種子餌や赤粟穂はまったく食べなくなり、
すり潰したペレットだけを少し食べてくれるだけになってしまった。
種子餌を食べても、吐いてしまうし、消化不良便としてそのままフンに出てきてしまうし、
もう体が受け付けなくなってしまったらしい。
フンもほとんど何も食べれていない、粘膜性の鮮やかな緑色のねっちゃりしたフンしか出なくなった。
体重もどんどん減少し、最近はぽっちゃり体型で元の体重が重めだったこともあるのかもしれんけど、
あれよあれよという間に17gも体重が減ってしまった。。。
肥満気味だったので、ダイエットしたほうがいいのはわかってるけど、
それは体に負担がないように、ゆっくり時間をかけてのことで、こんなに短期間で急激な体重減少はすごく危険。
結局、2回目の通院以降は毎日病院に通い、毎日点滴の注射と強制給餌、数日おきにネブライジングもしてもらいました。
毎日通院を続けて数日目には、注射を打ったあと両足がグーの状態になったまま開かず、
すみれ自身も動揺してたけど、それ以上に私が取り乱してしまった。
幸い数分後には足は元に戻ってんけど、毎回注射後、足がグーになってしまうようになってしまった・・・
すみれが体調を崩してから、10日以上ずーーーっと雨(しかも大雨)ですごく寒い日が続き、
台風も2回も来たし、毎日行き帰りの移動と診察で約4時間(日によってはそれ以上)かかって、
病院に行くだけでもすごく大変だったのに、
すみれは毎回痛い注射と強制的な給餌にも耐えて、本当に毎日よくがんばりました。
でもなかなかすみれの症状は良くなりません・・・
病院で強制給餌してもらったパウダーフードを吐くことはなかったけど、
自宅では少しでも食べてほしくて、いろいろな餌を目の前に持って行って食べさせても、吐き気をさそうだけだったり・・・
朝からすごくしんどそうだった日のすみれ。
この日はもう物音などにも反応する元気もなくなり、ただただもう目を閉じて眠っていた。
体重ももうこれ以上減るのは危険かも・・・
いよいよ入院させなきゃ、もうどうしようもないのか・・・?
悩んだ挙句、やはり入院させるのは不安だけど、このまま家に帰るのも不安だったので、
この日はお昼に点滴と強制給餌してもらい、
そのまま病院に半日入院状態で夕方にまた強制給餌してもらい、夜にお迎えに行きました。
1日2回強制給餌してもらったことがよかったのか?
一時的とはいえ、病院に置いていかれた不安から、元気にならなヤバイ。と思ったのか?
きちんと温度管理された入院室の環境がよかったからのか?
ずっと雨続きだった天候が爽やかな秋晴れになり、気圧なども安定してきたからなのか?
何がよかったのかはっきりはわからないけど、
お昼に病院行く前とは、ずいぶんすっきりした表情で帰ってこれました。
この日から、すこし体調が上向きになってきたと思います。
すり潰したペレットしか食べれなくなってたけど、ペレット以外に稗穂だけはパクパク食べてくれるようになりました。
帰宅後。連日どこかに連れて行かれるすみれのことが心配なのか、おかえりを言いに来たフジ坊。
いろいろ大変だったけど、先日の通院後、急激に容態が悪化したりしない限り、
次の通院は来週でいいことになりました。
すみれのことが心配すぎて、ろくに夜も眠れず、ごはんも食べれない日々でしたが、
すこし安心したら、急激な睡魔と空腹感が襲ってきました。。。!!
体重を減らしたくない一心で、1日5回体重測定し、そのときにいろんなお皿でペレットや稗穂、
稗穂をほぐした稗、豆苗などをまるでコース料理のように順番に目の前に差し出すと、ガツガツ食べてくれるようになりました。
りんごも❤
コロコロの元気なフンも出るようになりました。
体重も安定しています。
食べてるときは、めちゃくちゃ元気やけど、
ただまだ、全快です!!って言いきれるところまでは行ってなくて、鳥カゴの中ではほぼほぼ寝てるし、
このタイミングで猛烈な勢いで羽根が抜け落ちて換羽がはじまってしまったので、
また羽根が生えてくる頃にしんどくならないことを祈ってます。
ほんまに連日の悪天候の中、体調を崩してしんどい状態で、
長い移動や痛い注射もがんばって、あんなに小さな体で乗りきってくれたすみれ。
ほんまにすごいと思います。
もうひとふんばり。がんばろうね。
ここまで頑張ったんやから、完全に元気モリモリになって、もっともっと長生きしてほしい。
動物病院の先生はもちろん、支えてくれた家族や彼氏や友人に心から感謝します。