もう半年以上も前のことになっちゃいましたが、2013年の夏休みには御蔵島に行ってきました。
ここ何年間かの私は、オーストラリアに野生のインコを見に行くために働いてたようなもんで、
そのためだけに生きていると言っても過言ではなかったので、
この夏休みもぜひともオーストラリアに行きたいと思っていた。
5月に行ったオーストラリアではあまり鳥に会えなかったので、
この春以降セキセイインコが大集合しているという町にリベンジしに行きたいと
そう強く望んでいた。けどそれは叶わなかった。
ギリギリまでオーストラリアに行きたいという希望を捨てきれず、なんとかならないかと粘っていたけど、
「夏期休暇の調整をして、予定表を作成したいから早く希望を出せ」と
所長からも毎日のように急かされ続け、
とうとう諦めて何の予定も立てれないまま休暇の希望だけを出さなければいけなくなった。
結局夏休みの希望届を出すのが、全職員の中でいちばん最後になってしまったので
何十人もいる他の職員と被らないように休みを取ろうとすると、
連続して休みが取れそうなところは1か所しかなかった。
休み入れたんはいいけど、さぁどこ行くねん?
鳥見に行けないとなったら、海しかないな。
けど今からバハマやトンガはもう空きもないやろし、そこまでの予算も日数も足らん。
じゃぁ久々に沖縄でまったりダイビングしようか?
でもイルカに会いたいよなー。
でもでも夏休みの御蔵の民宿は空きないやろし、個人手配は不可能やろし・・・
と悩んでいたら、過去2回の御蔵島の旅でも使った“ネイチャーガイド風の道”が
私が適当に休みを入れた日程どんぴしゃで御蔵島ツアーの募集していた!これってミラクル??
“あぁ、もうこれは御蔵に行けということなんや。”と勝手に思いこみ、即効申し込んだ!
御蔵島を訪れるのは今回が3回目。
2009年の御蔵島日記はコチラ→
①、
②、
③、
④
2010年の御蔵島日記はコチラ→
①、
②、
③、
④
2012年の8月、2013年の9月にも行く予定だったけど、台風が来てやむなく中止に。
ちなみになんでこんな真冬になってから夏休みの日記書いてるかっていうと、
SDカードが行方不明になってしまったから・・・
結局見つかりそうもないので諦めました。。。
せやし水中写真以外ほとんどの陸上写真は、
スマホで撮った写真しか載せれないのが残念なんですが。。。
そんなこんながありーの。。。いざ御蔵島日記!
《2013年7月25日》
まずは大阪からのぞみに乗って東京へ。
のぞみは何回乗ってもテンションあがる♪
スマホで本日の海況チェック。御蔵島を避けるようにして黒潮が蛇行している・・・
水温は23~24度といったところか・・・
やっぱウェット着な寒いかなぁ?などとひとりでニヤニヤ考えてる間に、あっという間に東京着。
のぞみ速いわ。
竹芝桟橋にて集合。
今回一緒に旅するメンバーは私を含めて全員1人参加の女子4人+ネイチャーガイドのヒトミン。
ガイドのヒトミン以外のみなさんとは初対面だけど、
イルカが好きっていう共通点があるので極度の人見知りの私でさえすぐに打ち解ける。
“一応出航はするけど、御蔵島に接岸できるかどうかは現地に行くまでわからんよ。
御蔵島の目の前まで行っても、風とか波があって接岸できひんかったらそのまま帰ってきちゃうよ。”
っていう
『条件付き出航』というのがあたりまえの御蔵島。
接岸できなければ欠航となり、そのまま東京発八丈島経由東京着の
ただひたすら船に乗ったまま、どこにも降りることなく、行って帰ってくるだけの24時間クルーズになることも珍しくないのだ。
8割方条件付きでしか出航しない御蔵島行きのかめりあ丸が、今回は
『条件なし出航』でした!!
海況がとても安定しているって証拠。御蔵島3回目にして初めての条件なし出航!!
これもかなりのミラクル!
出港!!
レインボーブリッジの下をくぐって行きます。
東京の街は苦手だけど、東京の夜景はとても綺麗。
東京タワーもスカイツリーも見えたし、羽田空港も綺麗でした。
竹芝桟橋から御蔵島までの所要時間は8時間弱。
大阪から東京までの新幹線移動も足すと余裕で10時間以上かかるから、
直行便でケアンズとか行くより移動時間は長くなる。
人に話すと「遠いなぁ~」とか驚かれるけど、
離島好きで今までさんざん世界各国の僻地を旅してきたから船で8時間とか全然楽勝。
《2013年7月26日》
東京を25日の夜10時20分に出て、翌朝6時になんの問題もなく無事上陸ーーー!!やったー!
宿で仮眠をとったあと、お昼ご飯を食べに。
お昼ごはんは御蔵産ウメイロの刺身定食!
食後のデザートは御蔵の美味しいお水でできたかき氷。御蔵に来たら絶対食べたい一品。
民宿の前の島のメインストリート。海の向こうにはうっすら三宅島が見えてる。
稲根神社にごあいさつ。
またこの島に来ることができました。ありがとうございます。
午後からはいよいよドルフィンスイムへ❤
ウェット着ようかギリギリまで悩んでたけど、
ドルフィンスイムのガイドのお姉さんもウェット着ないっていうし、
晴れてるし、いけるんちゃうか?ってことでラッシュガード2枚重ねで海に挑む!
天気はいいし、海は凪いでてええ感じ。
イルカと泳ぐ前にとりあえず海に入って水に慣れる。
んーーーーやっぱりちょっと冷たい気がするけど、耐えれないほどでもない。
お魚いっぱい。クロハギさんかな?
こちらはタカベさん。
ちなみに今回お世話になった船は海豚人丸。優しすぎる船長のドルフィンスイム船です。
イルカを探しはじめると、割とすぐにイルカ発見。3頭分の背びれが見える。
わーい❤イルカさんたち、こんにちは~。また来たよ!!
野生のイルカさんたちと目を合わせて一緒に泳げるって凄いでしょう?
日本で、しかも東京都の離島の御蔵島でそれができるんですよ。
でも御蔵島の人たちにとっては、目の前の海にイルカが泳いでることは、
内地に住む私たちにとって、神社や公園に鳩がいるのと同じくらい当たり前のことで、
なんら珍しいことでもなんでもないらしい!
オーストラリアの人がそこらへんに野生のモモイロインコやキバタンがうじゃうじゃいても
誰も珍しがらないのとおんなじ。。。
私も大阪で生活しながら、実はよそに住んでる人から見たらなにかすごいことを
普通に見逃しながら毎日を生活してるのかも知れない・・・
ただでさえ過去1回しか使ったことがない上に、
数年ぶりにミラーレス一眼カメラのハウジング(カメラの防水ケース)を使って水中写真を撮った。
だからカメラの入れ方から設定やらモードとかいろいろ間違えてて、
せっかくイルカさんたちが揃ってカメラ目線してくれてるのに、ちゃんと撮れなくてもったいない写真。。。
そうそう!このしあわせ感!!
3年ぶりに野生のイルカさんと泳いだけど、
イルカと泳いだときの他の何ものにも替えがたいしあわせで、楽しくて、ワクワクする気持ち。
心躍る感覚を一瞬にして思いだした!
写真は失敗したけど、イルカと泳ぐ楽しさを思い出した。
ヒトミンが撮ってくれたイルカと私。
やっぱり海で泳ぐのって気持ちいいなぁ。イルカと泳ぐって楽しいなぁ。
ということを思い出した1日目のドルフィンスイムでした。
夕食。このお魚は昼間海でたくさん泳いでたタカベ。脂のりまくりでした。
夕食のあとは星を見にナイトドライブへ。
人工的な灯りがなにもない山の道路に寝転がると、
天の川も見えたし、流れ星もいくつも見えました。
(ちょうどナントカ流星群が見れる時だった。)
私と星空の間を海から巣穴に帰るオオミズナギドリがたくさん飛んでいくのも見えた!
御蔵島はオオミズナギドリの世界最大の繁殖地で、
数10万~100万羽が御蔵島の森の中で営巣してるといわれてます。
鳥なのに離発着は苦手らしく、この日も目の前に落ちて?きたオオミズナギドリ。
帰り道は水平線から昇る線香花火みたいなオレンジ色した幻想的なお月さまを見ました。
いまだかつて見たことないほど大きなお月さまでした。
素敵な1日。
明日も楽しみだなぁ☆と思いながら寝ました。
つづく・・・・
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