いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

いわき・「鑑真伝の「東征伝」を読む」・・・いわきヒューマンカレッジ

2010-09-18 16:11:08 | いわきの歴史

鑑真像です。

いわきヒュ―マンカレッジ 第2回講座

仏法による国作りと国際化
・・・鑑真伝の「東征伝」を読む・・・


講師は田嶋一夫先生(いわき明星大学教授)

1) 古都奈良の文化財の形成

① 日本の国際的基準化

   ・・・中国に倣う律令制度(律は刑罰・令は行政法)・・・
   この時代、
   日本という国が基準化を目指して中国の律令制度を倣って 
  行政法に基づいて刑罰を行う制度を作った。   
   そして、
   全国的に国・郡・里の地方制度と東海道、山陽道などの官道を作る。

② 精神的には、仏法による国作りを・・・
  
   国分寺や東大寺建立、鑑真の招来など。
  710年:平城京の遷都
  741年:国分寺建立の詔
  752年:東大寺大仏開眼供養
  754年:鑑真入京

③ 遷都(794年平安京)による平城京の古都化

   平城京跡は農地へ変貌
   外京(周辺)は宗教、文化の都として変貌=南都の成立
  →宗教的文化的聖域→南都の成長、宗教勢力としての一権力化
  (12cには天皇と上皇、延暦寺と南都の3つの政治的権力として)
  →治承寿永の乱による壊滅的な打撃へ
  →文化遺産として残り、世界遺産へ(1998年)。
  ・・・法隆寺地域の仏教建造物は1993年世界遺産に登録。

2) 鑑真来日の意味・・・
   
   なぜ、招かねばならなかったのだろうか?

  ☆日本側:日本仏教を国際標準に近づける意図が
     …戒律を授ける(守る・守らせる「戒」)     
      仏教の三学・・・戒・定(瞑想)・慧(智慧)    
     大蔵経・・・・・経・律・論(戒律を記した律蔵・仏説を記した経蔵
                       ・哲学的な議論を記した論蔵

   ☆鑑真側:日本における教団の布教、舎利3000粒の布教活動へ

3) 鑑真の伝記・・・どのように伝えられてきたのか

 ①「唐大和上東征伝」一巻・・・779年(宝亀十年二月、真人元開(淡海三船)著。

 ②「東征絵伝」5巻 絵巻 唐招提寺蔵・・・1298年(永仁六年)
    鑑真和尚が日本に来朝し唐招提寺を建立するまでの行状記を

 ③「天平の甍」・・・井上靖著昭和32年12月(鑑真の渡日の意義を書いている
    小説)・・・栄叡(えいよう)・普照(ふしょう)の視点から鑑真の渡日の意義を。

4) 鑑真伝を読む・・・5巻の絵巻の内容を紹介されました。(渡日の地図も紹介)

5) 鑑真はどう描かれているのか?

 ① 東征伝・・・仏法の為に不惜身命を貫こうとする鑑真像=わが身をかえりみない

 ② 東征絵伝 5巻・・・不惜身命に加えて義理、
   なかんずく人情=より人間的な鑑真像を描いている。

田嶋先生は鑑真の伝記を読むことにより
すなわち、
このような歴史を考えることにより
21世紀にもう一度振り変えなければいけない
問題を含んでいるのではないかと!!

中国では日中友好の懸け橋として考えられている。
日本では日本の国際化=経済の自由貿易などの問題として考えられている。

このように
この当時の時代と今の時代が重なっているのではないかと。
そこに鑑真の伝記を読む意義があるのではないかと結ばれました。

田嶋先生
熱い講座をありがとうございました。

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きのこ鍋・・・・・韓国料理研究会

2010-09-18 06:49:12 | 韓国料理研究会

「きのこ鍋」です。
宮廷料理では牛肉を使います。
撮影はM.Tさんでした。
ありがとうございました。

今月の料理研究会も20名を越えて、
食の秋を楽しみました。
体重計は怖いですが・・・・・

 <きのこ鍋>

材料;4~5人分

豚肉         150g
シメジ        1パック
エリンギ       2本
しいたけ       5枚
玉ねぎ        1/2個
人参         50g
ネギ         1本
にら         1株
塩・こしょう     少々
唐辛子        1本

ヤンニョンジャン;

醤油           大さじ3
砂糖           大さじ1/2
ネギみじん切り     大さじ1
にんにくみじん切り   大さじ1/3
ごま油            大さじ1
すりごま           大さじ1  

作り方;

1.豚肉は千切りにしておきます。

2.しいたけは千切りにしておきます。

3.シメジは一旦ゆがいてから手で縦に裂いて絞っておきます。

4.エリンギは平たく切ってさっとゆがいて水分を切っておきます。

5.人参、玉ねぎ、にらは長さ5cmに切っておきます。

6.だしをとり、塩こしょうで味をつけておきます。
   (昆布10cm、ねぎの葉)

7.ヤンニョンを作り、豚肉ときのこに下味をつけます。

8.鍋に彩りよく材料を盛り、だしを注いで火にかけます。

前にも習いましたが、
「きのこ鍋」はおいしかった!!
野菜の味がまろやかでおいしかった!!

これからの季節に
家庭で作るのにはとてもいいです。

韓国の宮廷料理で、
肉は牛肉を使うそうですが、
今回は豚肉で・・・・・

さっそく
自宅で作ります。

清水先生
ありがとうございました。

 

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