親しみやすくわかりやすい語り口で、
放送するベティさんと同じく
わかりやすい講演中の「ベティ」さん。
週2日は
心理学の勉強で東京にとがんばるベティさん。
昨夕
いわきフォーラム'90主催
第352回ミニミニリレー講演会が
中央台公民館で開かれました。
「FMいわきを通して見た東日本大震災」
講師は
ベティさん(フリーパーソナリティ)でした。
自己紹介で、
家庭のこと。
週2回東京で心理学を学んでいる事。
アナウンサーになった動機や
養成する為の学校(東京アナウンスアカデミー・アナウンス養成科・・DJ科、)のお話。
FMいわきを立ち上げた時代のお話。
その後
本題に。
☆FMいわきの成り立ちや
3年目にコミュニティ放送に移行したお話。
現在では全国に200以上もコミュニティ放送局があるようですが、
当時は少なかったが、
基本の理念は
「災害放送」のために作られた放送局だったと。
今回の地震災害で、
ようやくその理念の仕事が出来たという
↓
当たり前の仕事をしたという(しかし本当に忙しかったと。)
災害放送につきましては、
先輩に教えていただいていたこともあり
マニュアル・フォーマットに沿った情報が放送できたのでは。
その放送後
視聴者から新たな言葉で帰ってくるのに感動したと。
(がんばるぞ!!等の言葉で。)
☆ベティさんの災害放送はどのようにして始まったのか。
オフの日で、イタリアンの店で遅いランチ中。
床ににワインが真っ赤に→どんどんワインが割れていく状態に異常な事態と判断。
お店の的確な誘導で、駐車場から→そこもだめで道路へ避難。
そこから必死でスタジオへ→CDなどが散乱のスタジオ。
それから必死の放送が1ヵ月半に及ぶとは・・・・・
一気に情報が入り始めるが人出がなくなかなかまとめられない状態に。
放送には最低は4人の人数が必要なのです。
技術・ミキサー・ディレクター・情報を取る人などで。
しかし
残ったのは最終的に8名のスタッフ。
これで24時間回すのは不可能なのですが、
スタジオに寝泊まりしながら、
1カ月半以上がんばり続けられた。
病気にはならなかったそうです。
それだけ緊張が続いたのですね。
それらの中での様々なお話が。
ある避難所でのお爺さんのお話として。
おじいさんの伝えたいこととはの質問に対して。
子どもたちを守ってくれとのお話。
(子どもたちのことを考えると眠れないと。)
メディアにはいろいろあるでしょうが、
地元のメディアとして、
やれることはやって、
身近な情報
水・ガソリン・お店の開店情報など
役立てられたのではないかと振り返られました。
反省点は今後に生かしていきたいと。
最後に
震災前から心理学の勉強をなされていて、
心理学には64もの分野があり
その中の「カウンセリング心理学」を学んでいるそうですが、
「人間の弱さと強さを震災として経験した」ので、
それを踏まえた心理学を深めたいと
話されていました。
ベティ様
お忙しい中、
震災中の災害放送の表側と裏側を話されて、
貴重なお話しありがとうございました。