いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

大國魂神社の鳥小屋・完成・・・いわき

2014-01-07 11:17:35 | なるほど歴史塾

幅4m四方、高さ3m。
柱を太い竹で周りを萱で覆われた
空にはボンデンをたてた
立派な大國魂神社の鳥小屋が
昨日、完成しました。

明日8日夜7時ごろには
焚かれます(どんと焼き)ので、
見るのは今のうちになります。
大國魂神社参拝をしながら参加してみてはいかがでしょうか。

これだけ立派な鳥小屋にはありませんので。


昨年12月22日に骨組みを終了させました。


昨日は
そこに萱を立てていくところから始まりました。

参加者は20名弱で神社の氏子さんです。


午前中は特に
風は少なく作業は順調に。
遠くに「甲塚」を見ながらの作業。


鳥小屋の中には
「囲炉裏(いろり)」も作ります。


萱にすっぽり埋もれました「鳥小屋」。
「甲塚」の風景に風情が・・・・
今年の「甲塚」には異変が・・・
松が青くない?


匠の技が光る「大國魂神社の鳥小屋。
完成まじか。


ほぼ出来上がり。
これに飾り付けを。
どこにもない立派な鳥小屋になりました!!
じっと見守る山名先生の姿も。

今年の出来はどうかなと見つめておられました。
写真には載ってないが。



ボンデンが空高く・高く登り始めました。


どうですこの飾りつけは。
「ごぼう」がすごい!!
遠くに

「甲塚」も見える最高の風景に。
「ボンデン」と「甲塚」。

堂々とした大國魂神社の鳥小屋が完成しました!!

正月から続く
好天に恵まれた昨日六日。
恒例の大國魂神社の鳥小屋が
上記のように完成しました。
いのししも参加して
今回が5回目です。

12月22日・1月6日の2日間かけて完成させた
堂々としたものです。
大勢の方々にご覧いただきたいです。

片寄総代長さんを中心に
約20名弱の氏子さんで完成させました。

山名先生のお話では
「大國魂神社の鳥小屋」は
復活させたのが平成5年からですから
20年を超えたとのことです。

これからも続けたい
いわきの伝統行事の一つです。

今年も元気で
一年乗り切る第一歩になりました。


鳥小屋作りは
私達が現代文に訳しました
今から215年前のいわきの農民・長谷川安道著
「寛政十一年農家年中行事」にも記述(P10)がある
ずいぶん長い間続けられてきた行事です。

ただ意味あいが少し違ってきたと
昨年12月20日のいわき民報紙上で
夏井先生が書かれています。
(鳥小屋から)で。

「現在、
多くの人たちは
「鳥小屋は正月飾りや前年の神札などを焼き、送るためのもの」と考えている。
しかし以前は違っていた。
小歳(ことし)の年越しにあたる陰暦1月14日の晩
地域の人々が集まり、ともに時間を過ごし、
小正月の陰暦15日が近づくと、小屋に火をかけ、焼き払うことによって、
1年の穢(けが)れや災いを送り、清浄なみとなって、
新しい年を迎えるために設けられたのが、かつての鳥小屋だった。
時代の移り変わりとともに、鳥小屋の意味合いが大きく変化したのだ。」

そしてその後には
その役割を
子供たちが大きな役割を担う行事となって来たと。

現在は
子どもたちも自分たちで作るというう風景はなくなってきた。
少し手伝うだけだと。
子どもたちが
鳥小屋行事の主役の座を去ってしまい
お客様扱いになってしまった変化が・・・・・

と書かれています。

 




 

コメント
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