眠れずうとうとしていると、1時ごろでしょうか向かいにいる団体さんがゴソゴソと起きだしました。
そして、ガイドさんらしき人が、気象状況やこれからの予定などを連絡に来ます。
2回ぐらい来られたでしょうか、いずれも夜中であるにもかかわらずあたりをはばかるという気配りは一切なく、普通に話していかれました。
おかげで、今外では雨やみぞれが降っているんだ、ということを知ることができましたが・・・すっかり目が覚めました。
昨夜は10時ごろにも泊り客が到着するという話も聞きましたし、夜中にトイレに行った時も、ヘッドランプの行列が延々と続いていてびっくりしました。
やはり富士山は他の山とは少し違いますね。
さてさて私たちも準備をします。
サブザックにいらないものを入れて、小屋に置かせてもらい身軽にいきます。
が まだ調子が良くなく、吐き気、頭痛がします。準備もてきぱきできなくてのろのろ・・・
身支度は昨夜に済んでいるので、さっと出られるはずなのに。
3時過ぎに出発しました。登山道はすでに行列です。
行列に交じってのろのろ歩き始めますが気持ち悪いし、頭痛も少し、もうこれは無理だわと思い小屋に戻ろうと思いましたが、「頑張りましょう!」と励まされて、またのろのろ歩き始めました。
後ろを振り返ると、空が少し赤い。
湖かな、少し視界が開けてきました。それにしてもすごい人・・・
だいぶん明るくなってきたけど、お日様は望めません。
鳥居が見えてきました。
浅間大社奥宮、お参りします。(もう二度と来られないかもしれない)
麓の各地にある浅間神社の総元ですよね。
本当はきちんとした御朱印を頂きたかったのですが、2・3人並んでおられたので、持っていた手帳にスタンプだけ押していただきました。
こんなところの御朱印は貴重ですよ~
神様のご利益か、ちょっと気分が良くなってきました。
さてお待たせしました、最高峰剣が峰に向かいます。
御鉢巡りの始まりですが、吹き曝しで風がすごく強い、そのわりにガスが切れません。
ブロッケンか虹か。
荒涼としています。
階段を登ったところが剣が峰、なんだか人工的だなぁ。
写真を撮る人は右側、撮らない人は左側通行、当然右側は渋滞。じっとしていると寒い・・・
正面に見えていたドーム型の建物。
1等だと思ってた。
皆さん思い思いに写真を撮られる。
とても写真に納まる状態ではないんですが、一応記念に。
昨夜降った雪。
時計回りにお鉢回りです。
晴れていたら断然違う風景でしょうね。
団体さんのガイドさんが声を張り上げて説明しています「鉢のふちを回るという意味と、八つのピークを回るという意味もあります」なるほど。
しかしこの高度、吹き曝しの寒い中でのガイド、感心します。小声でもしんどいですもん。
一回りしました。
帰りはジグザグの下山道で
あっという間にトモエ館に戻りました。
置かせてもらった荷物の整理をして、朝ご飯の御弁当を中で食べさせてもらいました。
私は相変わらず食べられず、持って帰っても食べられないだろうなと思いながらもザックに入れて。
ずっとジグザグの整備された道。
いいお天気ですぐ暑くなる。
変わらない風景。
延々と降りる・・・
降りる、降りる、降りる・・・
昨日出会った人たちと多分同じような疲れ切った顔をしながら、
やっとバスターミナルが見えてきた。
私にとっての3700m越えの高さは想像以上に過酷なものでした。
高度障害が無ければ、登山道自体はよく整備されてとても歩きやすい道なのですが、空気の濃度というものを実感しました。
今回のルートは吉田ルートで、富士山の銀座ルートと呼ばれる通り、小屋も多くて人もにぎやかで一番の人気ルートです。
まずびっくりするのは外国人の多さです。登山者の5割とも6割ともいわれます。
世界各国から来られています。皆さん思い思いの格好で、よく頑張っておられるなぁと感心しました。
小屋について、他の小屋はわかりませんがまあ暖房器具がないのは仕方がないですが、食事内容や談話室などの充実を頑張ってほしいなと思いました。
たぶん食堂が談話室なのだと思いますが、いつ行ってもたぶん誰かが食事しているし、寛いで談話するには圧倒的に狭いです。
富士山の小屋に関しては、宿泊というより仮眠する場所というとらえ方でしょうか。
食べ物について、食事が食べられないときのためにと、ゼリーやパンなどを持参しました、でも食事がのどを通らないということは、ほかのものも食べられない、ということだったのでした。
食べる酸素という錠剤も、アミノバイタルも気持ち悪くてのどを通りませんでした。
いっそ吐いてしまおうか、いや吐くのにも体力いるし消耗するし・・・
結局重い思いをして、富士山まで持っていってまた持って帰ったのでした。
くじけそうな私を励まし、一緒に歩いてくださった皆さんには本当に感謝です。
ありがとうございました。
次に見る富士山はどこから見るかはわかりませんが、きっと今までの富士山ではないでしょう。
平成29年9月10日(日)曇り/晴れ
富士山8合目~剣が峰~御鉢巡り~下山
五合目で協力金を払うともらえます。
そして、ガイドさんらしき人が、気象状況やこれからの予定などを連絡に来ます。
2回ぐらい来られたでしょうか、いずれも夜中であるにもかかわらずあたりをはばかるという気配りは一切なく、普通に話していかれました。
おかげで、今外では雨やみぞれが降っているんだ、ということを知ることができましたが・・・すっかり目が覚めました。
昨夜は10時ごろにも泊り客が到着するという話も聞きましたし、夜中にトイレに行った時も、ヘッドランプの行列が延々と続いていてびっくりしました。
やはり富士山は他の山とは少し違いますね。
さてさて私たちも準備をします。
サブザックにいらないものを入れて、小屋に置かせてもらい身軽にいきます。
が まだ調子が良くなく、吐き気、頭痛がします。準備もてきぱきできなくてのろのろ・・・
身支度は昨夜に済んでいるので、さっと出られるはずなのに。
3時過ぎに出発しました。登山道はすでに行列です。
行列に交じってのろのろ歩き始めますが気持ち悪いし、頭痛も少し、もうこれは無理だわと思い小屋に戻ろうと思いましたが、「頑張りましょう!」と励まされて、またのろのろ歩き始めました。
後ろを振り返ると、空が少し赤い。
湖かな、少し視界が開けてきました。それにしてもすごい人・・・
だいぶん明るくなってきたけど、お日様は望めません。
鳥居が見えてきました。
浅間大社奥宮、お参りします。(もう二度と来られないかもしれない)
麓の各地にある浅間神社の総元ですよね。
本当はきちんとした御朱印を頂きたかったのですが、2・3人並んでおられたので、持っていた手帳にスタンプだけ押していただきました。
こんなところの御朱印は貴重ですよ~
神様のご利益か、ちょっと気分が良くなってきました。
さてお待たせしました、最高峰剣が峰に向かいます。
御鉢巡りの始まりですが、吹き曝しで風がすごく強い、そのわりにガスが切れません。
ブロッケンか虹か。
荒涼としています。
階段を登ったところが剣が峰、なんだか人工的だなぁ。
写真を撮る人は右側、撮らない人は左側通行、当然右側は渋滞。じっとしていると寒い・・・
正面に見えていたドーム型の建物。
1等だと思ってた。
皆さん思い思いに写真を撮られる。
とても写真に納まる状態ではないんですが、一応記念に。
昨夜降った雪。
時計回りにお鉢回りです。
晴れていたら断然違う風景でしょうね。
団体さんのガイドさんが声を張り上げて説明しています「鉢のふちを回るという意味と、八つのピークを回るという意味もあります」なるほど。
しかしこの高度、吹き曝しの寒い中でのガイド、感心します。小声でもしんどいですもん。
一回りしました。
帰りはジグザグの下山道で
あっという間にトモエ館に戻りました。
置かせてもらった荷物の整理をして、朝ご飯の御弁当を中で食べさせてもらいました。
私は相変わらず食べられず、持って帰っても食べられないだろうなと思いながらもザックに入れて。
ずっとジグザグの整備された道。
いいお天気ですぐ暑くなる。
変わらない風景。
延々と降りる・・・
降りる、降りる、降りる・・・
昨日出会った人たちと多分同じような疲れ切った顔をしながら、
やっとバスターミナルが見えてきた。
私にとっての3700m越えの高さは想像以上に過酷なものでした。
高度障害が無ければ、登山道自体はよく整備されてとても歩きやすい道なのですが、空気の濃度というものを実感しました。
今回のルートは吉田ルートで、富士山の銀座ルートと呼ばれる通り、小屋も多くて人もにぎやかで一番の人気ルートです。
まずびっくりするのは外国人の多さです。登山者の5割とも6割ともいわれます。
世界各国から来られています。皆さん思い思いの格好で、よく頑張っておられるなぁと感心しました。
小屋について、他の小屋はわかりませんがまあ暖房器具がないのは仕方がないですが、食事内容や談話室などの充実を頑張ってほしいなと思いました。
たぶん食堂が談話室なのだと思いますが、いつ行ってもたぶん誰かが食事しているし、寛いで談話するには圧倒的に狭いです。
富士山の小屋に関しては、宿泊というより仮眠する場所というとらえ方でしょうか。
食べ物について、食事が食べられないときのためにと、ゼリーやパンなどを持参しました、でも食事がのどを通らないということは、ほかのものも食べられない、ということだったのでした。
食べる酸素という錠剤も、アミノバイタルも気持ち悪くてのどを通りませんでした。
いっそ吐いてしまおうか、いや吐くのにも体力いるし消耗するし・・・
結局重い思いをして、富士山まで持っていってまた持って帰ったのでした。
くじけそうな私を励まし、一緒に歩いてくださった皆さんには本当に感謝です。
ありがとうございました。
次に見る富士山はどこから見るかはわかりませんが、きっと今までの富士山ではないでしょう。
平成29年9月10日(日)曇り/晴れ
富士山8合目~剣が峰~御鉢巡り~下山
五合目で協力金を払うともらえます。