今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

よくわかる新田次郎

2012年11月24日 | 「本」のひきだし

ブクログより


どの本がきっかけだっただろうか・・・
一昔前、新田次郎の山岳小説を片っ端から読んだ。

その中で山の名前や、専門用語や技術などをおぼえた。
小説の中に入り込んで、自分も風雪にさらされたり、岩壁で一夜を明かしたりして、山ってすごいなあといつもため息をついて本を閉じたものだった。そういう知識や高度な技術とはぜんぜん無縁の山を、この頃歩くようになったけれど、歩いていて時々、昔読んだ内容がふと浮かんでくるときがある。

亡くなられたときは、「あ~もう新しい山岳小説が読めなくなる・・・」と大層なショックを受けた。

本文の最後に、小説に登場する山のベストテンが載っていて、1位富士山、2位谷川岳、3位八ヶ岳・・・以下続いて小説通りの行程まで載っている。いずれもちょっとやそっとに行ける行程ではないが、いつか新田さんを偲んで行ってみたい。




よくわかる新田次郎
    山を描ききった作家の肖像 / 山と渓谷社・編

★★★★☆

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