台風過ぎ去りました。・・台風前や天気が悪いと体調がいまいちだなぁ???というお話です。昨日からどうも体調がすぐれないと思っていたら、台風が来ました。(天気予報をみていない(汗))
台風前に「調子が悪い」といわれる患者さんも多いです。
気象と頭痛には密接な関係を持つ場合があります。ちょうど高い山に登っている時に起こる症状です。(えっ軽い高山病??)標高が高くなると、カルビーのポテトチップや飴の袋がパンパンになるのはご存じですか?? 気圧が低くなると、身体にも同じことがおこっているのです。まず
低気圧や台風の接近により体調を崩される方が多いのですが、とくに誘発される病気にメニエール病というのがあります。メニエール病の発作が気圧変化、特に低気圧や台風の接近により誘発されることは、よく知られています。
また低気圧は、むくみやヒスタミンを過剰分泌させ、自律神経のバランスを崩し、
息苦しい症状などさまざまな症状や発作などを誘因すると考えられています。
■低気圧は「副交感神経」が優勢になり、活動的ではなくなります。雨の日はテンション下がり気味。
気圧が低下すると「ヒスタミン」という物質が体内に増え神経伝達物質として「交感神経」を刺激します。 交感神経(緊張させる神経)と副交感神経(リラックスさせる神経)の両方を刺激するので自律神経のアンバランスが生じます。自律神経系に関する様々な症状発生
■低気圧は気圧が低下するので身体にかかる圧力が低下します。つまり皮膚に対する大気の圧が低下、体が大気を押し返す力が優勢になるため、一つ一つの細胞が膨張し血行不良を引き起こし「むくみ」も出ます。(身体膨張)
当然血管も神経も膨張気味???・・・こんな感じかな??(笑えない・・)
■気圧と頭痛
頭痛を引き起こす主な知覚(痛覚)神経経路に「三叉神経」「大後頭神経」「小後頭神経」がそれぞれ左右に存在します。
このうち三叉神経は顔を構成する骨格の穴もしくは隙間から顔の表皮を覆うように伸びていきます。大小の「後頭神経」はその名のとおり後頭骨と第一頚椎の間から毛髪の生えている(または生えていた)部分の表皮を覆っています。
「雨が降るときも少し頭痛がする」のは後頭神経由来のもので、大後頭神経なら後頭部、小後頭神経なら(左右いずれかの)側頭部に痛みが現れる傾向にあり、これは、日ごろの姿勢や(記憶に無くても)頭・首などに衝撃などを受けた際の後遺症等がある場合、普段では気がつかない無意識の筋肉の疲労、コリ等の筋肉疲労がさらに硬くなって(緊張して)いるところへ、低気圧の接近などで気圧が下がって‘大気の浮力・圧力’の低下が加わり、体内の‘圧力’が相対的に上昇して、後頭骨・頚椎・周囲の筋肉の隙間を縫いながら広がる後頭神経刺激してしまうためかもしれません。
対策・・・天気予報をみる!ww
台風が近づいてきたら、疲れが出ないように健康管理が必要です。気圧以外にも、月齢も関係が深いと思っています(満月と新月は引力で海を引っ張る)
人間の身体は水分のため、自然の周期の大気の変化に逆らうことはできませんが、お天気の不安定なこの時期、良く寝て、体力をつけて、体調を整えるのがお勧めです。身体の緊張をとっておくことが特に大事ですね。