今日、東京の池上本門寺で、法華懺法の習礼が行われました。
今年、11月に身延山久遠寺で声明師連合会主催の法華懺法(法要)が行われるのですが、その練習です。
東京ではまだ、新型インフルエンザは確認されていませんが、予防のため、マスクをして、池上まで向かいました。
池上までの途中、特急あずさ号の中でも、JR、私鉄でもマスクをしている人はほとんどいません。
東京の人はかなり無防備な印象です。
本門寺での習礼は全国からたくさんの声明師が集まって行われます。
もちろん関西からの参加者もいます。
かなりの人数が集まり、大きな部屋で何時間もお経や声明を唱えるのですから、新型インフルエンザは大丈夫なのでしょうか。
もしここで感染でもしたら、「山梨初の新型インフルエンザ感染者、池上本門寺が感染源」なんてことになってしまうのかな、それはかなり恥ずかしいかもなどと思いながら、練習に励みます。
休憩中も手洗い、うがいは欠かさず行いました。
久し振りに池上本門寺に行ったのですが、山門の入口に「境内での飲食禁止」の大きな看板が掲げられています。
犬の散歩についてもリードをはずさないこと、フンの始末をすることなどが書かれています。
これほど大きく掲示されているということは、マナー違反の方が多く、よっぽど迷惑しているのでしょうか。
山門をくぐり、此経難持坂を上ると本堂前の広場につきます。
今まではこの坂にはいつもたくさんの野猫がたむろしていましたし、本堂前の広場には鳩もたくさんいました。
しかし、今日は猫も鳩も全く見当たりません。
もしかして、皆駆除されてしまったのではないかとちょっと心配になりました。
しかし、習礼が終わって帰る時、鳩はいませんでしたが、此経難持坂には数匹の猫を発見。
たぶん受難にあっていることと思いますが、それでも姿を見られたことでちょっと安心しました。
(私の持論として、猫が安心して暮らせるところは、人情があり人間にとっても暮らしやすいところだと思っており、住むところを選ぶ基準としているのです。)
ただ、ちょうど5時過ぎだったので、境内・墓地で犬の散歩をしている人がものすごく多いのにびっくりしました。
本門寺は犬のお散歩コースになっているようです。
しばらく来ないうちに、墓地のメイン通路も石畳になってきれいになっていましたし、うっそうとしていた墓地の樹木も少し整理されて明るくなっていました。
おかげで、風景が変わってしまって、知り合いのお墓にお参りをしようとしたら、お墓が見つからなくなってずいぶん探してしまいました。
私としては、以前の地面のままで、ちょっとじめじめしてうっそうとしている方が風情があって好きだったのですが、これも時代でしょうか。
帰りには池上で浅野屋のみつ豆と新宿でお土産のパンや総菜を買って、特急あずさ号で帰宅です。
もちろん帰りの道中もマスク着用です。
甲府駅北口まで、家族に車で迎えに来てもらったのですが、駅のロータリーにつくと、家族が車から降りて走り寄ってきます。
荷物でも持ってくれるのかと思ったら、いきなり手に持っていた除菌スプレーで、全身に噴霧されました。
手にもたっぷりかけられ、その場で除菌されてしまいました。
東京でも、新型インフルエンザが発生したとテレビでテロップがでたので、家にウイルスを持ち込まないためだそうです。
そうですか。私が東京に行っている間に、ついに東京でも感染者が出てしまったんですね。
甲府駅北口のロータリーにはタクシーがたくさん止まっていますから、運転手さんたちに完全に見られてしまいました。
まあ、予防するには越したことはないのですが、ちょっと恥ずかしかったですね。
家に帰ると、犬のボタンが熱烈歓迎してくれます。
いつも、東京から帰ってきたときは、おいしいパンをあげているので、私が夜遅く帰ってくると、パンが貰えるという条件反射になってしまっているのです。
たまにお土産がないと、ボタンにものすごくガッカリされてしまうので、どうしてもパンを買ってこなければならないんです。
それも、時間がなくてコンビニで買ったようなものじゃ、「え~こんなの、まずい」という顔をされてしまうので、ちゃんとしたおいしいパン屋さん、フォションとか、ダロワイヨとか、最低でもサンジェルマンぐらいじゃないと納得してもらえないんですよね。
まあ、番犬として、毎日働いてくれているのですから、そのくらいご褒美してあげましょう。
<あずさ号乗車中、途中で止まった石和温泉駅のホーム、バラが満開です。>
<赤いバラ、ピンクのバラ>
<いろいろなバラが咲いています。>
<かなり見ごたえがありますね。>
<池上線、池上駅のホームのベンチ、今でもレトロな木製です。>
<池上本門寺の山門、大きな注意書きの看板があります。>
<五重塔> <五重塔のそばの手押しの井戸。墓参り用の水桶はここで水をくむのでしょう。>
<本門寺の本堂>
<この奥の建物で、習礼が行われます。>
<帰りの此経難持坂で出会った猫たち>
<みんな元気でね。>