<清きアイーダならぬ 白きあさがお>
明日、ミラノスカラ座のオペラ「アイーダ」(17時開演)を観に行ってきます。
というとで、会場のNHKホールに終演時間を確認します。
JR中央本線の特急は20時以降1時間に1本になってしまうので、終演時間の確認は欠かせないのです。
NHKホールに確認したところ、21時頃とのこと。
21時頃とは、どういうこと?
普通は何時何分とキチンと時間がでてくるはずなのですが。
重ねて理由を聞いてみると、4幕の間に3回の休憩をはさみ、4時間30分の予定だったのが、昨日のリハーサルで1幕と2幕を続けて休憩を2回に変更したとのこと。
今日もまたリハーサルを行って、そこで最終決定するのでしょうか?
終演時間が遅くなるので、休憩を1回カットしたのかな?
やはり、都内でも電車の駅からバスに乗り継ぐ人などは、遅くなるとバスの運行がなくなったりするので、終演時間を21時前後にするケースが多いですねからね。
当初の予定通り4時間30分の上演だとすると、17時から始まって21時30分終演となりますから、新宿22時発の特急電車に乗るのは微妙です。
しかも、昨年のパリ管の「トリスタンとイゾルデ」の時は開演時間の遅れから始まって、休憩の時間も延び、結局30分ほど終演時間が延びましたから、要注意です。
余談ですが、その時は渋谷のオーチャードホールで隣が東急百貨店でした。
パリ管のオーケストラで演奏していた日本人の奏者のブログでは、オケの人々は休憩(休憩といってもオペラの場合は1回につき30分40分と長い休憩が多い)のときに東急百貨店で買い物に夢中だったとか。
日本やドイツ系の時間に正確な国のオケならば、だいたい予定時間通りに終わるのですが、ラテン系のイタリアのオケですから、一体どれくらい遅れるのか恐ろしい気がします。
しかも、明日が初日ですから予想もつかないことになるのでは・・・・。
ヨーロッパでは遅い時間に始まって芝居が終わった後、ゆっくり食事という文化ですから、帰りの時間を気にしながらなんて観方のほうが特殊なのかもしれませんが。
また、今回電話で対応してくれたNHKホールの方は親切で、山梨へ帰るので、できれば22時の特急に乗りたいのだけれどと話をすると、渋谷駅から山の手線に乗らないで、原宿駅から乗ったほうが時間短縮できるとも教えてくれました。
でも初めての人だと暗い公園の中を通って行くからちょっと無理かなとも、言っていました。
昔はよく渋谷ー原宿間を歩いていましたが、最近はとんと御無沙汰ですから、道がわからなくなっているかも。
でも、頑張って原宿駅まで歩いてみましょう。
それが22時の電車に乗る確実な方法かもしれませんから。
でも、まさか、明日会場に行ってみたら、また休憩3回で上演時間4時間30分に逆戻りなんてことはないでしょうね。
すでに、9日と11日のキャストが直前で変更になっていますし。
しかも、イタリアでの同じ公演ではダニエル・バレンボイムの指揮がミラノスカラ座のスタイルと違って、結構不評だったという書評も見ましたし、今回は出演しませんが、以前ミラノスカラ座で、ロベルト・アラーニャがラダメスを演じて、1幕の始まってすぐのアリア“清きアイーダ”でブーイングをくらって、そのまま降板し、控えの歌手が衣装も着けずジーパンで歌ったという事件もありましたから。
日本ではその場でブーイングをすることはほとんどありませんから、大丈夫だとは思いますが、なにやら波乱含みの公演の予感がします。
不安と恐怖とわくわく感でいっぱいのオペラ前日です。
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