さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

今年もやって来たフクロウ2015

2015年06月10日 | 野鳥
今年もやって来たフクロウが、昨年と同じ巣箱に営巣して、無事に雛も巣立ちました。

一時は、たくさんの人で賑わったポイントも、今は人もまばら!

巣立った雛たちも、今頃は林の奥で、親子でくつろいでることでしょう。

そんな訳で、数回に分けて、この時のフクロウの様子を載せてみたいと思います。



5月18日午後、近くを通りかかったついでにA公園に寄ってみました。

一昨年までまでフクロウが営巣していた樹の祠が崩れてしまい、昨年、地元の人の手で掛けられた人工の巣箱に営巣したフクロウ。

今年もやって来ました。

まだCMさんたちもまばらですが、枝の隙間から覗くと・・・・・

雄か雌か分かりませんが、巣箱からかなり離れたところにいます。(今回はデジスコ写真)



時には、カラスに追われたり、カラスを攻撃したりしてるようですが、昼間はこうしてじっと巣箱を見守っています。



それでも、暫く観察してると、いろんな表情を見せてくれます。

翼を伸ばしてリラックスタイム。



次の写真、暗い所でSSが上がらないと、時々こんな写真が撮れます。



そして、のんびりと目の焦点が定まらなくなってくると・・・・・



半眼状態で、コックリ!コックリ!!


ところで、このフクロウ、夜に採餌などで活動することで知られてますが、いったい、いつ寝てるのでしょうか?

実は・・・・フクロウもそうなのですが、鳥の仲間はまとまった時間をぐっすり眠ることはないんです。

そこで、鳥の睡眠について調べて見ると・・・・・面白い事が分かりました。

人間の場合は、レム睡眠とノンレム睡眠が繰り返し起こりますが、鳥も含めて眠らない動物たちには、ぐっすり眠るレム睡眠がないようです。

レム睡眠では筋肉が弛緩してしまい、突然外敵に襲われたりした時、瞬時に対応できないので困るのでしょうね。(人間のように、寝ぼける事はなさそうです)

てなわけで・・・・フクロウも、断続的にうつらうつらするだけで、充分疲労を回復させることができるようです。

そういえば、カモなどは水面で寝ながら脚を動かして、あまり流されないないですね。

時には半球睡眠で左右の脳を交互に眠らせながら、飛行を続けたり、外敵を警戒したり出来るそうですから、驚きです!

このカモなどで見られる左右の脳半球を交互に眠らせる半球睡眠は、多くの種で観察されていて、このときは片目を閉じているそうです。

カモメやアホウドリでは飛びながらでも半球睡眠を行うことが観察されていますから、またまた驚きです!



そんな訳で、フクロウもウツラ!ウツラ!していても、少しでも異変を感じると、すぐに目覚めて、じっとその方向を見つめたり、辺りの様子を窺います。

時には、昼間でも、巣にカラスなどが近づくと、ただちに攻撃を仕掛ける事もあるんですよ。





フクロウの居眠り写真から、少し話がそれてしましましたが、巣の中には、2~3羽の雛が居そうなので、しばらく、通ってみる事にします。

次回は、可愛い雛が顔をを出しますよ。


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