さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

オナガの目覚まし

2015年06月25日 | 野鳥
いつもはカラスの鳴き声がうるさくて目を覚ますことが多いのですが、このところ、早朝からオナガの賑やかな声が目覚まし代わりです。

今まで我が家の近くまで来ることが無かったのですが、新しいカップルが近くにでも営巣したのでしょうか?

新しい縄張りのエリアに、我が家も入ったようです。

定期的に、2羽のオナガがやってきて、時には、近くのヒヨドリと大バトル!!

今回は、昼間やって来たオナガをベランダから・・・・・

樹の中に入ると、黒いお洒落な帽子(?)のお蔭で、目が見えません。



明るい所に出てくると、やっと目が見えますね。



オナガ(尾長)

ユーラシア大陸の東西両端の2つの離れた地域に分かれて分布する留鳥です。

日本でも、留鳥として中部以北の本州でみられるカラスの仲間。

この、オナガの分布については諸説あるようで・・・・・・・・

「昔は、ユーラシア大陸の広く分布していたが、氷河期を経て、東西の端にだけ残った」(「野鳥の名前」より)

「日本でも、今は九州地方で見られないのは、カササギ(カチガラス)に、勢力争いで負けた」

・・・・・・・など、面白い説があり、ちょっと神秘的な鳥です。

以前は、本州全土と九州の一部でも見られたようですが、1980年代以降、西日本で繁殖は確認されておらず、留鳥として姿を見ることはなくなったそうです。

現在は本州の石川県以東、神奈川県以北で観察されていますが、その勢力範囲を縮小した原因は定かではなさそうです。

このように、西日本では、ほとんど見る事が出来なくなったオナガですが、東日本に残された群の個体数は減少どころか増加の傾向にあります。

現に、我が家の近辺でも、春から秋にかけて、あちこちで見る事ができ、人家の間近くで営巣することもしばしばです。



名前の由来は、尾羽が長いことから付いた名前ですが、淡いブルーと黒い帽子模様が特徴です。

カラスの仲間だけあって、頭がよく、学習能力もカラス並みかも知れません。

モビング(擬攻撃)行動も盛んで、巣が襲われた時などには、集団で防衛することでも有名です。

そんな攻撃的な性格に便乗して、ツミなどは、このオナガの巣の近くに営巣することも多いですね。



飛翔写真でも撮ろうとしたのですが、今回もやっぱり後姿です。



今度は、ちょっと失礼して後姿。

尾羽にかけて、淡いブルーが綺麗です。



この日は暑かったせいか、木陰で暫し休憩!!口を開けて体温調整??



次の写真は、、在庫から引っ張り脱してきたものですが、オナガの雛です。

巣立ちしたばかりでしょうか。



頭の羽がまだ生え変ってないせいで、禿げ頭みたいで不細工すね。・・・・・失礼!!




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