さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

武蔵丘陵自然公園(番外編)秋の七草カワラナデシコなど

2018年08月08日 | 
昨日は立秋、立秋に合わせて涼しくなってきたのかと思いきや、台風13号のお蔭(?)
関東地方も今日(8日)午後から風雨の影響が出てきそうです。(中部以西では、相変わらずの猛暑日とか!!)
台風進路に影響を受けそうな地区の人は注意してくださいね。

武蔵丘陵森林公園ではレンゲショウマやヤマユリの他にもこんな花も咲いてましたよ。
「野草コース」の一角に、秋の七草園があり、ここでは、カワラナデシコやキキョウ・オミナエシが咲いていました。


カワラナデシコ(河原撫子)
ナデシコ科ナデシコ属の多年草で、本州以西に広く分布しています。
秋の七草のナデシコは、この花のことで、ヤマトナデシコとも呼ばれてます。
北海道や本州中部以北で見られるエゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)は、本種の基変種だそうです。
淡紅色が一般的だそうですが、白色も多く、それの混ざった色の花も見られるようです。
現に、この七草園でも、色が薄いものから少し紫がかった花まで、何種類かの色の花を見ることが出来ました。




次の写真は、オミナエシの花に止まったスジグロチャバネセセリです。
(ここ武蔵丘陵森林公園では、スジグロチャバネセセリが多く、あちこちの花に群がってます。)
このオミナエシ(女郎花)も秋の七草の一つとして有名ですね。
オミナエシ(女郎花)は、合弁花類オミナエシ科オミナエシ属 の多年生植物。沖縄を除く全国で見ることができます。
一見雑草のようですが、よく見てみると、小さくて可愛い花です。


そして、もう一つ、秋の七草の一つに数えられるキキョウ(桔梗)の花。
こちらも、キキョウ科の多年生草本植物で、全国各地で見ることができます。
私の好きな花の一つですが、自生株は近年減少傾向にあり絶滅が危惧されています。(園芸種はどこでも見ることができますが・・・・)
「女郎花(おみなえし)」に対して、「男郎花(おとこえし)」という形がよく似た白い花もあるそうですが、まだ見たことないです。



「秋の七草」、言葉でよく聞くものの意味を理解してないので、少し調べてみました。
七草と言うと、1月7日に無病息災を願って七草粥を食べる「春の七草」が有名ですが、「秋の七草」は、眺めて楽しむのだそうですね。
女郎花(おみなえし)・薄(すすき)・桔梗(ききょう)・撫子(なでしこ)・藤袴(ふじばかま)・葛(くず)・萩(はぎ)

山上憶良(やまのうえのおくら)が「万葉集」で連続して詠んだ次の2首の歌が「秋の七草」の始まりだそうですよ。
「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」
「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴朝がほの花」

秋の七草の中には、薬草として用いられてきたものがいくつか含まれているそうですから、昔から人と縁が深かったんですね。









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