さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

くつろぎセイタカ

2015年09月17日 | 野鳥
セイタカシギたちの数も徐々に増えてきたI沼。

ある日の午後、近くを車で通りかかったので、その様子を見て見ると・・・・・・・

柵の上でのんびりモード。



羽づくろいをする姿も、どこか、のどかなムードです。



ウトウトしながらも、時々目を開けて、周りの様子を伺ってるようです。



1羽は、べったり座り込んで、夢うつつ???



入念な羽づくろいも欠かせません。





古代ハスも今は、枯れ始めて、枯れた花托には、ウチワヤンマが・・・・



ハスの葉の間から見える花托も絵になります。





*しばらくの間、セイタカシギを中心の写真になりますので、今回はコメント欄を閉じています。


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サギ達が集まってきます

2015年09月15日 | 野鳥
クロハラアジサシの方が先になってしまいましたが、この日の目的は、夕刻近くなると集まってくるサギの仲間たち。

I沼では、この時期になると、どういう訳か、たくさんのサギの仲間たちが集まってきます。

朝早く、この沼を飛び立ったサギ達は、近くの田圃を餌場にしていますが、夕刻になると、三々五々ここに帰ってきます。

まだ時刻は午後4時半ごろ、もう少し暗くなると、サギ達で柵の上は鈴なりになります。

ダイサギ・チュウサギ・コサギ、この時刻にはまだアマサギの姿は見えないようです。



アオサギも、上空から円を描きながら下りてきますが、SSが早いため、空中散歩してるように見えますね。





先日巣立ったカイツブリの雛もだいぶ大きくなりましたが、まだ親の傍を離れられないのでしょうか。

ぴったり寄り添って、餌をおねだりします。



少し離れた柵の上では、チュウサギが、セイタカシギと遊びたくて、近寄っていくのですが・・・・・

どうも断られたようですね。



しからばと……セイタカシギが集まってるところへ・・・・・

もちろん驚いたのは、セイタカシギたち、一斉に飛び立ちます。



それでもあきらめきれず・・・・・チュウサギも、ちょっと可愛そうですが、やっぱり相手にされませんでした。



今度は、コサギが・・・・・こちらも相手にされず、寂しそうです。



フッと、西の空を見上げると・・・・・・太陽が雲に隠れて、何とも怪しげな光景です。



もう少し居たかったのですが、雲に太陽が隠れて、急に暗くなってきた為、撤収。


I沼も、この時点では、長雨のせいで水位も高かったのですが、現在では水位も下がり、シギ・チもそろそろ顔を見せてくれる事でしょう。

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クロハラアジサシ(黒腹鯵刺)2015

2015年09月12日 | 野鳥
I沼にはそろそろ夕刻になると、様々なサギ達が現われる頃だと思い、久しぶりに、敢えて夕刻に出かけてみました。

案の定、近くの田圃で夕食を終えたダイサギ、チュウサギ・コサギ・アオサギたちが、ねぐらのこの沼に集結中です。

あいにく、アマサギ偽の姿はまだ見えませんが、近いうちにやってくると思われます。

双眼鏡で、手持ちのデジイチと双眼鏡で観察しながら、辺りを見渡してると・・・・・

1羽のクロハラアジサシ(黒腹鯵刺)が、餌を求めて沼の周辺をのんびり飛んでるところを見つけました。



この沼には毎年姿を見せてくれるのですが、最近は数も少なくなって寂しい限りです。

2012年に、たくさんの群れで現われたのが最後でしょうか。



夏羽から冬羽に移行中でしょうか、頭もごま塩状態です。旅の途中で、立ち寄ってくれたのでしょう。



沼の周辺を、餌を探しながら悠然と飛びまわってました。



ちょうど夕日が傾き始めた頃で、陽が射すと、ほんのり夕日にうす赤く染まる姿が綺麗でした。



餌を見つけると、ダイビングするために、器用に反転する姿は、とても優雅で、綺麗です。じっくり見てやって下さい。

クロハラアジサシ属には、このクロハラアジサシの他に、ハジロクロハラアジサシとハシグロクロハラアジサシがいます。

でも、アジサシのように、ダイビングして餌を捕るのは、このクロハラアジサシだけだそうです。









翌日、同じような時間帯に行ってみたのですが、その時は姿を見せてくれませんでした。



①クロハラアジサシのダイビング姿、2012年に撮ったものですが、興味のある方は・・・・こちら

②飛翔姿も綺麗ですよ(同じく2012年に撮ったものです)・・・・・・・・こちら




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再びアサザを撮りに・・・・

2015年09月10日 | 
前回載せたアサザは、あまりいい雰囲気の写真ではなく、半分以上、花が閉じた状態だったので、再び撮りに行ってみました。

もちろん、花が満開状態の午前中に・・・・

前日の雨がやっと止んで、空は今にも泣きだしそうな状態でしたが、花撮りには、ちょうど良かったかもしれません。



前回の続きで、今回はアサザの面白い生態が分かりましたので、少し書いておきます。

アサザの繁殖方法には、クローン成長と種子繁殖がることは前回書きましたが、まずは下の2枚の写真を見比べて下さい。

実は、アサザは「異型花柱性」という繁殖システムを持ってるようなんです。

ネットで調べて見ると、「長花柱花」と「短花柱花」・「等花柱花」という3つのタイプの花があるようです。

「花柱」、つまり雄しべの長さで区別してるようなのですが、慌てて自分の撮った写真を調べて見ると・・・・・

下の2つの花を見つけることが出来ました。(大きくトリミングして、コントラストを上げてるので見分けがつきにくいですが)

雄しべと雌しべの長さが違いませんか??

上の写真が「短花柱花」???下の写真が「等柱花」???残念ながら「長柱花」らしき花は見つかりませんでした。

もしかすると、この解釈が間違ってるかもしれません。その時はご指摘くださいね。



「短花柱花」と「長花柱花」」が交配すると、一番いい種子ができ、「等花柱花」は、自家和合性が高いそうです。

なんだか複雑な話になってきましたね。



話を元に戻して・・・・・・・・予想通り、池のアサザは満開状態で、前日の雨に洗われて、花の状態は最高でした。





ヤマトシジミも大発生したのか、群れをなして花の周りを飛び回ってます。



池映りが綺麗です。



さて、次の3枚の写真は、同じ花を撮ったものですが、池映りが特に綺麗ので、アングルを変えて撮ってみました。

光の具合などで、まったく雰囲気が違ってきますね。









おまけ写真です。

この日は、下草刈りの作業のため、作業の方がたくさんいて、さらにエンジン刈り機の音がすごくて、ツツドリの姿は見る事が出来ません。

でも、作業が終わるお昼前に、1度だけ、姿を見せてくれました。

「腹が減っては戦にならぬ!」でしょうか。



このツツドリ、今頃は・・・・・どうしてるでしょうか。


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ツユクサ(露草)2015

2015年09月08日 | 
先日アップしたツユクサは、散歩の途中にとっあたものだったのですが、腰の調子も良さそうなので、改めてM公園に撮りに行ってみました。

ツユクサもそろそろ終わりの頃で、あまり状態のいいツユクサは少なかったです。

ツユクサは、アサガオと同じように、早朝から咲いて、午後にはしぼんでしまいます。  はかない花ですね。

ツユクサの詳しいことは過去にも取り上げてますので、詳細は省きますが、昔からたくさんの歌にも詠われ、日本人はと関わりの深い花なんです。

花びらは3枚で、そのうち2枚が大きく、 残りの1枚は小さな白い色をしています。

なんだか、ミッキーマウスのようにも見えますね。



ツユクサの花の色は、この青以外にも、白や黄色の花があるようで、一度見てみたいものです。



蕊の形状など、見れば見るほど、不思議な形をした花です。

場所によっては、いろんな呼ばれ方をしていて・・・・(調べて見ると)

○蛍を飼うとき、籠にこの草を入れるから「蛍草」(ほたるぐさ)

○花で布を染めたから、「藍花」(あいばな)・「青花」(あおばな)
   
○花を包んでいる苞(ほう)の形から、「帽子花」(ぼうしばな)

その他にも、「移草」(うつしぐさ)・「月草」(つきくさ)・「鴨頭草」(つきくさ)・「縹草」(はなだぐさ)等…
   


真横から撮ってみると・・・・・



たまには後姿も・・・・・・



昔は布や和紙を染めるのに使っていましたが、中国から藍染めなどの技法が輸入されると、光や水に弱いツユクサ染めは衰退したそうです。

しかし、逆に、水に溶けやすい性質を利用して、友禅などの染色の下絵を描く染料としオオホウシバナが利用されています。

このオオホウシバナは、ツユクサの一変種で、全体に大型で、花の径も4cm近いものだそうです。(見たことはありませんが…)



苞の形もユニークで、綺麗です。



こんなツユクサも、9月終わりごろには見れなくなりますね。

今回は180ミリマクロを使ってみました。

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