さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

ヒレンジャクとガビチョウ(画眉鳥)

2017年04月20日 | 野鳥
今回は、ヒレンジャクの??~・・・・
次の写真・・・・・・レンジャクを撮ってると、こんな光景をよく見かけます。


お尻から何やらネバッとしたうんちが・・・・ヒレンジャクも、なにやら気になるようですね。
よく見ると、あまり消化されてないようで・・・・実はこれが、ヤドリギ(宿木)が子孫を残すための手段なんです。。

そもそも、レンジャクの仲間が大好きなヤドリギは、名前の通り、樹木に寄生する植物。
果実の内部は粘りがあり、種子はそれに包まれているため、鳥の腸を容易く通り抜け、長く粘液質の糸を引いて樹上に落ちます。
そして、樹皮に張り付くと、そこから発芽して、樹皮に根を張ってその木に寄生します。 従って、ヒレンジャクは、このヤドリギにとっては大事なお客様!


地元の人が作った人工の水場。 元々、ここは雨が降ると自然の水場になって、鳥たちが集まるのですが、すぐに干上がってしまいます。


ヒレンジャクは、喉が渇くと、ここにやって来て、喉を潤すと、またヤドリギへ・・・・


よく見ると、大きな口を開けて、水をすくい取るような飲み方をしてます。


上空をオオタカが旋回してる姿が見えます。若鳥のようですが、先日カラスを襲ってた個体かもしれませんね。



こちらは、若いオオタカの雌。 


ヤドリギのすぐ下では、ガビチョウが騒がしく鳴いていました。


ガビチョウ(画眉鳥)
ペットとして輸入された個体がかご脱けにより定着したもので、日本では留鳥として関東以南に生息し、生息範囲を拡大中です。
特定外来生物に指定され、日本の侵略的外来種ワースト100選定種にもなっています。
具体的な被害は明確になっていないにもかかわらず、特定外来種に指定されてるのも、ちょっと可愛そうな気がします。
ただ、あの騒がしい鳴き声で騒がれると、騒音公害になりかねないですね。(笑)
和名の「画眉鳥」は、中国名の漢語表記を日本語読みにしたものだそうですが、目の周りの模様は、まさに眉毛のようです。
他の鳥の物まねも上手で、何とも憎めない鳥で、個人的には好きな鳥です。
このガビチョウよりも、増えすぎたカラスの方を何とかしてほしいと思うのですが・・・・


神奈川県辺りに多くいるカオグロガビチョウ、群馬県で見られるカオジロガビチョウ、どちらも、ガビチョウの仲間ですが、まだ未見の鳥。
近いうちにどちらかを見てみたいものです。
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見沼代用水のソメイヨシノ桜廻廊2017

2017年04月18日 | 
今年の桜はピーク時に天気が悪くて満足な花見が出来ませんでしたが、例年以上に花芽がしっかりしていて、長く楽しめましたね。
今回は、「桜巡り」最終回です。

4月10日(月)、晴れたり曇ったりの日でしたが、見沼公園に最後の花見に出かけてみます。
前日まで、雨が降ったり、風が強かったりしていたのであまり期待してなかったのですが・・・・・
少し葉桜のところもありましたが、今年最後の花見が楽しめました。

公園から見沼代用水東縁を望むと・・・・林の中に、花の川が流れてるように見えます。



公園内の桜は、ソメイヨシノの他に、オオシマザクラも満開で、ソメイヨシノの、薄いピンク色の中に上手く溶け込んで・・・・・・・


そして、用水に沿って、長く続く桜の傘のしたを、南に向かって歩くことにします。


東縁を1.5kmほど南下すると、用水沿いに長く続く桜並木が一望できます。


見沼代用水(みぬまだいようすい)
江戸時代の1728年(享保13年)に、8代将軍徳川吉宗の命を受けた井沢弥惣兵衛為永が新田開発のためにつくった灌漑農業用水です。
利根大堰(埼玉県行田市)を起点とし、幹線水路の総延長は約70km、8市6町を流れ、埼玉県をほぼ南北に横断しています。
日本三大農業用水の一つで、疏水百選にも選定されています。
東縁や西縁に沿って、これまで、団体や市民による桜の植樹が行われ、桜回廊が作られてきました。
「サクラサク見沼田んぼプロジェクト」では、その意志を受け継いで、残り区間に植樹し、20km以上の日本一の桜回廊の整備を目指しています。
現在は、見沼代用水沿いでは、西縁が12.9km、東縁が6.5km、通船堀が0.8kmの合計20.2kmの桜廻廊になってるそうです。
また、桜の本数は、見沼代用水沿いでは、西縁が1142本、東縁709本、通船堀127本と、合わせて1978本の桜があります。
是非、このままこの運動が長く続いて、日本一の桜廻廊を目指してほしいものです。
(ちなみに、今日本一の桜廻廊は、各務原市の31kmだそうです。)


ここで折り返して、西側に広がる畑側から芝川に沿って、西側から見た桜並木を眺めながら戻ることにします。



途中、あちこちで、キジの鳴き声が聞こえるので、キジを探しながら歩き回ってると、さすがに、汗ばんできます。

次の写真は、カメラを地面に置いて桜を狙ってみました。手前の花は、ホトケノザです。



さて、探していたキジは???
もちろん、見つけましたよ!! 後ほど載せますので、お楽しみに!



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ヒレンジャク(緋連雀)

2017年04月15日 | 野鳥
MFにヒレンジャクが長く留まってるので、4月4日、久しぶりに朝から出かけてみました。
ところがポイントに着いてみると、鳥撮りさんが一人だけ。・・・・??????一時は50人くらいが押し掛けたと聞いていたのに・・・・・もう抜けてしまったか?

しばらくすると、ヒレンジャクの鳴き声ががして、1羽だけ来てくれました。
この枯れた幹がお気に入り?


ヤドリギと地元の人が作った水飲み場の間を行き来していますが、時々、こうしてヤドリギの中で、暫し休憩するようです。


長く留まって、ここのヤドリギの実を食べてる為か、実はだいぶ少なくなってますね。


レンジャク(連雀)
連雀の「連」は連なって飛行したり行動したりする特徴を表すそうで、その字が示す通り、群れで行動することが多い冬鳥です。(「野鳥の名前」より)
レンジャクの仲間には、今回やって来たヒレンジャク(緋連雀)とキレンジャク(黄連雀)がいますが、尾羽の先の色で区別します。
全国的には、このヒレンジャクの渡来数の方が多いと云われていますが、年によって、また地域によって偏りがあるみたいですね。



やっぱりヤドリギの中にいる時が一番落ち着くようです。



時間が経つにつれて、徐々に鳥撮りさんも増えてきます。
冠羽を立てて、身体を膨らませてるのは、緊張してるせいでしょうか??


以前はたくさんのレンジャクが訪れたこのヤドリギポイントも、最近はたまにこうして気まぐれレンジャクがやってくるだけ!!
たくさんやって来て、鳥撮りさんだけでなく、散歩の人たちも楽しませてくれた頃が懐かしいです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・次回に続く!!
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桜とニュウナイスズメ(入内雀)

2017年04月13日 | 花と野鳥
3月22日、朝から風が強かったのですが、何とかなるだろうとK市の山桜の花に来るニュウナイスズメの様子を見にいってみます。
現地に付くと、辺りは一面田圃で風を遮るものもなく、ニュウナイスズメどころか、撮影できる状態ではなく、早々に退散!!
それでも、諦めきれず、翌23日、薄曇りで、風も前日ほどでないため、再び挑戦。

現地では5~6人くらいの鳥撮りさんがいましたが、目的のニュウナイスズメは、すぐにこちら側の桜の樹に来てくれました。


残念ながら、空は明るい曇り空で、背景は白トビして、撮影条件は良くありませんでしたが、モデルさんたちはいろんな仕草を見せてくれました。


そして、今回の撮影目的だった「桜の花を加えたニュウナイスズメ」です。   この姿を見て何か思いつきませんか。
私が想像したのは・・・・歌麿の「びーどろを吹く女」


ニュウナイスズメ(入内雀)
日本では主に北海道の平地の林や本州中部以北の山地で5月から7月にかけて繁殖し、関東地方以南の暖地で越冬します。(留鳥・冬鳥)
民家近くに住むスズメとは違って、林や森などを好み、黄雀(こうじゃく、おうじゃく、きすずめ)ともいわれてます。
スズメに似ていますが、頬の黒点はなくきれいな栗色をしているので、見分けは簡単ですね。

名前の由来は、諸説あるようですが・・・・・
スズメのように、頬に黒い斑が無く、ニフ(ほくろの古名)が無いスズメということで、ニフ(班)が無いスズメ、斑無雀(ニフナイスズメ)からきたもの。
また、ニュウナイは「新嘗(にいなめ)」が語源だという説もあります。
秋の田圃で、できたばかりのコメを人より先に食べるからとか・・・・(「野鳥の名前」より)


上手く桜の花を咥えてくれる瞬間を狙って・・・・・バックが青空だったら・・・・・


本当は、こんなイメージだったのですが・・・・・・上の写真をお遊びで加工してみました。


次の写真は、花を咥えたニュウナイスズメが、花を落とした瞬間です。



よく見えるところにやって来てくれるのは、雄ばかりです。



ちょっと彩が少ないので、傍の公園に咲いていた黄色い水仙を、鳥撮り用のカメラで撮ってみました。





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「六義園」の枝垂れ桜と「上野公園の桜」

2017年04月12日 | 
3月29日、「六義園」の枝垂れ桜の情報を調べてみると、そろそろ見頃だというので、久しぶりに都内まで出かけてみる事にしました。

京浜東北線の「王子駅」で東京メトロ南北線に乗り換えて、「駒込駅」を降りると、すぐ前に「染井門」があります。
ところが「染井門」の入場券売り場は、長蛇の列!
「正門」の方が空いてると云われて、そのまま少しは離れた「正門」から入ることにします。

門を入ると、すぐ目の前に、大きなしだれ桜がありますが、残念なことにまだ6~7分咲きでしょうか。上の枝はまだ蕾状態でした。


夜は、ライトアップされますが、人も多く、大混雑だとか?

「六義園」は、徳川五代将軍・徳川綱吉の側用人・柳沢吉保が、自らの下屋敷として造営した大名庭園だったそうで、小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられてます。
明治の初年には三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が六義園を購入、維新後荒れたままになっていた庭園に整備が施され、このとき周囲が今日見る赤煉瓦の塀で囲まれた。
その後1938年(昭和13年)に当時の東京市に寄贈され、以後一般公開されるようになりました。(ウィキペディアより)


ここはツツジや紅葉でも有名で、大きなモミジの樹が所々植えられています。
今は、ちょうど若葉が出て、新緑が綺麗でした。


大きなコブシの樹もあって、白い花がいっぱい咲いています。埼玉より少し開花が遅いのか??


公園をぐるっと1周して、後ろの方から見た枝垂れ桜です。




次は上野公園の桜見です。
4月5日(水)、この日は1年ぶりに、会社に入社した頃の部署の仲間が集まる同窓会(?)
昨年から、定期的に、毎年4月、上野近辺で集う事になったのですが、同僚だけでなく、その当時の上司や先輩も集まる小さな同窓会。
集合時間が午後1時だったので、早めに自宅を出て、上野公園に寄って見る事にしました。
この日は、朝から快晴で、汗ばむほどでしたが、上野公園は、人・人・人・・・・・・
特にカメラを持っていなかったので、スマホのカメラでパチリ!パチリ!

メイン通りは、まるで外国にいるみたいな気分で、あちこちから外国の言葉が飛び交ってます。


「清水堂」から不忍池にある「弁天堂」を望むと・・・・・すごい人です。


下の不忍池に向かう途中に振り返ってみた「清水堂」です。


不忍池の畔から、向こう岸を見ると、不忍通り沿いに桜並木が連なってます。


「弁天堂」も桜越しによく見えます。 近代的なビルが立ち並んでいますが、上手く溶け込んでますね。


こうして、スマホで上野の桜を撮りながら、ぶらり歩きをしてきたのですが、最近のスマホもバカに出来ませんね。

この後、昔の仲間たちと合流し、懐かしい話で盛り上がりますが、やっぱり、健康の話題が多くなるのは仕方なし。
久しぶりの昼酒に、ほんのり顔を火照らせて、春の風を受けながら千鳥足・・・・・楽しい1日でした。

*桜シリーズ、まだ続きますので、今回はコメント欄を閉じてます。





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