さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

春先はハヤブサも活発になります

2017年04月10日 | 野鳥

鳥写真も、3月分がだいぶ溜まってしまいました。
今回は、そんな3月の在庫から、活動が盛んになってきたハヤブサを載せてみます。

A田圃をぶらぶら歩きながら、ウォッチングしてると、時々2羽のハヤブサが突然やって来きて、狩りをしてる光景を見かけます。
春先の田圃は見通しが良いせいか、猛禽類が狩りをするには、恰好の場所なのかもしれませんね。
突然、忍者のように現れたハヤブサが、遥か先の大きな樹の周辺で、何回か急降下すると、ムクドリやカワラヒワなどの小型の鳥が一斉に飛び立ちます。
さすがのカラスも、どこかソワソワし始めます。


2羽が交互に、旋回と急降下を繰り返しますが、なかなか獲物をゲットできないようです。


その内の1羽が、こちらの方までやって来ました。
まだ若いハヤブサですが、精悍な顔つきは成鳥にも負けてませんね。



ハヤブサ(隼)
世界中に広く分布しており、日本では留鳥または漂鳥・冬鳥として扱われ、九州以北で繁殖しています。
ハヤブサは、「速い翼」が転じたもので、早く飛ぶことから、この名前が付いたそうです。
(因みに、ハヤブサが、獲物を捕る時に急降下するスピードは、時速約390kmで、日本の留鳥の中では最速です!)
日本人とのつながりも長く、「日本書紀」や「古事記」にもたびたび登場します。(「野鳥の名前」より)

分類学的に見ると・・・・姿形から、今までタカなどと同じ仲間と思われていたハヤブサも、近年、DNA鑑定で、インコやスズメの仲間に分類されています。




2羽いるのですが、近くまで来てくれるのは、いつも同じ個体です。



この2羽が番なのかどうか分かりませんが、ハヤブサにも春の恋が芽生えてきたのでしょう。
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川越・喜多院の枝垂れ桜2017

2017年04月09日 | 
「中院」から徳川家ゆかりの「喜多院」に戻ることにします。
こちらの境内も、ソメイヨシノが見頃になると、たくさんの花見客で賑わいます。この日はまだ3分咲き程度でした。
でも、枝垂れ桜は、満開!!!  

喜多院には、社務所前と紅葉山庭園に立派な枝垂桜があります。
まずは社務所前の枝垂れ桜から・・・・・特に謂れや樹齢は分からないのですが、立派な樹で、花をいっぱいつけてました。
「中院」の枝垂れ桜とは、ちょっと雰囲気が違いますね。 枝が棒で支えられて、こちらの方が年代を感じさせます。


桜の樹の下から仰いで撮って見ると・・・・「中院」の枝垂れ桜と違い、幹も太く古そうです。


振り向いて、「多宝塔」を入れてみました。


拝観料400円を払って、客殿の中を拝観することにします。
客殿から望む紅葉山庭園には、「徳川家光お手植えの桜」として知られてる、枝垂れ桜があります。
残念ながら、ここは日当たりが少し悪いせいか、他の枝垂れ桜より遅いようで、満開にはもう少しかかりそうですね。(右の桜は早咲きの桜??)


帰り際に、もう一度「多宝堂」を入れて広角で撮ってみました。



この日は自宅を出たのが遅かったので、陽はすでに高く、撮影には向かなかったのですが、久しぶりにのんびり花見が出来た1日でした。
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川越・中院の枝垂れ桜(2017)

2017年04月07日 | 
テレビで、「六義園」の枝垂れ桜の紹介があり、女房殿が、「六義園の枝垂れ桜が綺麗らしいよ!」と・・・・
そう云えば、そろそろ枝垂れ桜の季節。 それではと・・・・・
「六義園」の前に、まず川越・「中院」の枝垂れ桜の方が、見頃になってるようなので、まずそちらの方から行くことにしました。

3月28日(火)、天気も上々!
午前11時過ぎに現地に到着するも、平日にもかかわらず、大きな駐車場が満車状態です。 春休みなんですね!!
先に、「喜多院」傍の蕎麦屋さんで昼食を済ませ、「中院」へ・・・・「喜多院」から「中院」までは、徒歩で7~8分。


裏門から入ると・・・・・見事な枝垂桜が目に飛び込んできます。


枝垂れ桜の下に入って広角で撮ってみます。青空に映えて、花のシャワーを浴びてるようです。



今度は正面から・・・・・



本堂の屋根に降り注ぐ桜の花。


本堂近くのもう一本の枝垂れ桜の下から、先ほどの枝垂れ桜を望むと・・・・


正門近くから望む枝垂れ桜も綺麗です。




「中院」の枝垂れ桜は、以前にも紹介してますので、今回は「中院」の紹介はしてません。
興味のある方は、2年前の記事ですが・・・・・・・こちら
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ヒバリ(雲雀)も天高く・・・・

2017年04月05日 | 野鳥
ヒバリが、天高く囀る季節になりました。
田圃をのんびり歩いてると、あちこちでヒバリの囀る声が聞こえます。
今回は、そんな天高く囀ってるヒバリを撮ってみました。(とても遠くて小さいので、トリミング処理してます。)

田圃周辺の葦の焼いた後を小走りに移動してるヒバリを見つけました。
地味な姿で、普段どこにいるか分からない地味な姿ですが、春になると急に存在感が増してきます。
(留鳥なので、本州北部以外では、いつもどこかにいるはずなのですが・・・・)


頭の上では、ヒバリが空中でヒラヒラ舞いながら、綺麗な声で囀ってます。


こんなヒバリの囀りにも、いろんな意味が込められてるそうで、個体ごとに個性があります。
上昇して行く時(「上がり」)、空中で静止してる時(「空鳴き」「舞鳴き」)、そして降りて行く時(「降り」)、それぞれの鳴き方が違うそうですから、聞き比べてみるのも面白いですね。

こんな生態を利用して、以前は、捕まえたヒバリを持ち寄って「鳴き合わせ会」が行われたこともあります。
昔、鳥屋さんに、背の高い竹の篭が置いてあったこともありましたね。
そう云えば、中学生の頃だったでしょうか、友人と一緒に麦畑の中や浄水場の芝生の中をヒバリの巣を見つけに行ったことを思い出します。



次の写真は、真正面から撮れたのですが、もろ逆光!! ぼんやり透けてしまってます。


写真を反転してみた方が分かりやすいですね。


すぐ傍では、鉄の巨大な鳥が・・・・・消防庁のヘリが、救助訓練中です。



はるか上空には、自衛隊のYS-11、まだ現役で飛んでるんですね。



*今回は、お出かけが重なってるため、コメント欄を閉じてます。
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スズメの大群(?)

2017年04月02日 | 野鳥
春の田圃を歩いてると、こんな面白い光景に出合います。
一瞬・・・・「これは何??」・・・・と思われるかもしれませんね。
スズメの大群ですよ!
先が見通せないくらい重なってるところもあります。 
秋口の田圃で、時々こんな光景を見たことがありますが、春先にこれだけの数が群れてるところは初めて見ました。





そこで、今回はスズメの事を少し調べてみました。

スズメ(雀)
以前はスズメ目ハタオリドリ科に分類されていましたが、今は単独のスズメ科に位置しています。
同じ仲間には、イエスズメやニュウナイスズメがいますが、お馴染みなのは、このスズメとニュウナイスズメで、イエスズメは珍鳥扱いです。
人とともに暮らすスズメと、森に住むニュウナイスズメ、上手く棲み分けてますね。
スズメは、「ものさし鳥」としても有名で、鳥の大きさ等を比較する基準の鳥になってます。
一般に留鳥とされていますが、調査によれば、あまり移動しない留鳥集団以外に、100km以上を移動する移動性の高い集団もいるそうです。
このスズメ、人に近い所にいる割には、人に対する警戒心は強いのですが、人に傍に住んで繁殖することで、天敵などから身を守る事になってるのかも知れません。
そんな雀も、最近の家屋状況(マンションなど)の影響なのか、数が減りつつあるように感じます。




それでは、スズメの寿命は??
日本における自然条件下の最長寿命は、2293日(6.3年)だそうです。
これは初めて捕獲されて標識されてから、次に捕獲されたまでの日数だそうで、少なくともこれ以上生きたことは間違いがないと言われてます。
因みに、飼育下では、一般に自然条件下よりも長く生きするそうで、最長15年という記録があるそうですから、驚きです。


両足で飛び跳ねて(ホッピング)素早く移動する姿が可愛いスズメ。
昔から、人間に最も近い鳥で、民話や童謡、絵本などにも、たくさん登場することで有名ですね。
ネットで調べてみると、スズメに関わる言葉がこんなにたくさんありました。(ウィキペディア引用)

「雀の涙」 「小さい」「ごくわずか」などの形容として用いられる。
「雀百まで踊り忘れず」 幼い頃からの習慣は容易に変わらないことの例え。
「欣喜雀躍」 ヒトが喜びのあまり小躍りする様を、両足を揃えてぴょんぴょんと跳ね歩くスズメに例えたもの。
「雀の踊り足」 筆跡の拙さの形容。
「雀の巣も構うに溜まる」 量が僅かでも積もり積もれば大きくなることの例え(「塵も積もれば山となる」と同義)。
「雀の千声鶴の一声」 雀のようにつまらない千の声よりも、鶴のような優れた物の一声が勝っていることの例え。
「すずめ焼き」 同じ具材を幾つも並べて串焼きにした料理を、電線に多数並ぶ雀の姿になぞらえた呼び名。
「雀刺し」 将棋の戦法のひとつ。


*ニュウナイスズメの事は、後日載せる予定です。


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