代官山を通ったら、ヒルサイドテラスの上が材木だらけになっていました。
あれ?と思って間もなく、少し前に雑誌 Casa Brutusで見た記事を思い出しました。現代美術家 川俣正さんの「工事中」というインスタレーションで、9月24日まで開催されているそうです。
実はこのインスタレーション、33年前の1984年にもヒルサイドテラスで開催されたそうですが、その時はテナントからの理解が得られず、1週間で撤去することになったそうです。ほんとうに工事中だと思われて、お客さんが来ないと困ると心配されたとか。そういえば、当時はこうした大掛かりなアートは、まだ珍しかったかもしれません。
代官山もヒルサイドテラスはあったものの、他にはまだお店はほとんどなく、商業地というよりは閑静な住宅街だった記憶があります。今は旧山手通りや八幡通りのみならず、裏道にもお店がたくさんできて、ずいぶん賑やかになりました。
もう少しよく見てみようと、角の歩道橋に上ってみました。知らないと、ただ雑然と材木を重ねているようにも見え、道行く人もあまり気に留めていないようでしたが...。この歩道橋が今年いっぱいで撤去されることになり、33年ぶりにこのインスタレーションが再開されたということです。
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ついでに寄ったインテリアショップのunicoさんで、秋らしい箸置きを見つけました。
最近は有田焼や波佐見焼、砥部焼など、伝統的な焼き物が、今の生活に合わせたモダンな食器を出していますが、この箸置きも、なんと沖縄の焼き物”やちむん”なんです。シンプルですが温かい風合いがあって、ひと目で気に入りました。
ちなみにこちらは、やちむんの伝統柄の大皿。6年前に沖縄で買い求めました。素朴で優しい風合いがあって、こちらも気に入っています。