R・J・パラシオのベストセラー小説を、「ウォールフラワー」のスティーブン・チョボスキー監督が映画化。「ルーム」のジェイコブ・トレンブレイが顔に障害を持つ少年オギーを演じ、ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソンが共演しています。
トリーチャーコリンズ症候群という遺伝子性の病気で、顔が変形して生まれたオギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、27回もの手術を受けなければならず、小さい時から自宅学習を続けてきました。5年生になり、母(ジュリア・ロバーツ)の決断で初めて学校に通うことになったものの、級友たちから好奇の目で見られ、避けられ、孤立してしまいます。
それでも家族が見守る中、勇気をふりしぼって学校に通い続けたオギーは、やがて同じクラスのジャック(ノア・ジュプ)と仲良くなりますが...。
予告を見た時は、難病ものか...と実はあまり気持ちが動かなかったのですが、そんな自分を叱りつけたくなるほど、素直に心に響くすてきな作品でした。先に見た友人から、懐かしかったと聞いていたのですが、映画を見て納得しました。
いっしょにするのはおこがましいですが、子どもを初めてアメリカの学校に入れた時の緊張感や、学校に慣れるまでの日々を思い出したりして…。本作は障害を持った子どもが主人公ですが、マイノリティや社会的弱者への不寛容が気になる昨今だから、”人に優しく”という普遍的なテーマが、静かな重みを持って胸に迫りました。
物語は本作の”太陽”ともいうべきオギーを中心に展開していきますが、オギーを取り巻く惑星たち...姉やジャック、姉の親友ミランダの視点も描かれているのがおもしろかった。姉ヴィアは、両親が病弱なオギーにかかりきりだったため、手のわずらわせてはいけないと、甘えることもできず、人知れず寂しい思いをしてきたこと。
ジャックやミランダの視点では、誰もが持っている心の弱さと、それを乗り越えるまでの過程がていねいに描かれていて、彼らの気持ちに寄り添いながら見ていました。
校長先生の教育者としての姿勢にも感銘を受けました。親が学校に多額の寄付をしているからといって特別扱いすることなく、いじめっ子に適切な処分を与えたこと。日本だといじめられる側に問題があるとして転校させられるという話も聞くので、学校側のいじめを許さない毅然とした姿勢にはっとさせられました。
私自身、アメリカの学校のいじめへの対応はとにかく早いと記憶しています。特に人種や文化に関しては敏感で、些細な差別の芽も許さない土壌があり、弱者をいじめることがいかに卑怯か、家庭でも学校でも徹底的に教えます。
ジュリアンがオギーをいじめたのは、オギーが優秀でユーモアがあり、誰からも好かれることに脅威を感じていたのかもしれません。でもきっと仲直りできたと思うので、あんなことになってとても残念でした。
サイエンスフェアも懐かしかった。実験は親の監視下でやりますが、私もこういうことは大好きなので大いに燃えました。^^ オギーは授業で学んだ光の反射をちゃんと取り入れた実験だったので、さすがだな〜と妙なところで感心しました。
ちゃんと伝わっていたようでほっとしました。=3
両親役の2人がとてもよかったです。
ジュリア・ロバーツはここ数年の出演作品の中では
一番のはまり役だと思いました。
その時の心の状態で見れない時ってありますよね。
いつか機会がありましたら☆
でも観れません(^◇^;) butterfly in the stomach 状態は最近見れないんです(^◇^;)
作り手のメッセージがまっすぐに伝わってくるすてきな作品でしたね。
見た後に心が温かく、優しい気持ちになれました。
オギーだけでなく、家族や友だちの視点からも描かれることで
いろいろなことに気づかされました。
子どもたちがこの作品を見て、人を思いやることの大切さを知ってもらえたらいいですね。
本当に心温まる良い作品でしたね。
お子さんのいる方なら、誰もが共感したり、涙出来る作品だったろうと思います。
オギーだけじゃなくて、まわりの家族や友達の視点からも描かれているのがとても良かった。
現実の世界ははるかに厳しくて残酷で、この映画みたいにはいかないでしょうが、この作品を見たたくさんの子供たちが、他人を思いやれる人に育ってくれたら良いな~って思うし、そのために書かれた作品なんだろうと思いました。
https://22596950.at.webry.info/201806/article_5.html
細部にわたって、細やかな愛情あふれる作品でしたね。
オギーだけでなく、ヴィアやジャック、ミランダの視点が入ることで
気づかされることがたくさんありました。
出てくる子どもたちが、ほんとうにいい子ばかりでしたが
それはもともとすべての子どもに備わっている美点でもあるのでしょうね。
ちょうど子どもがオギーの年の頃はアメリカにいたので
いろいろ重ねて感じる部分もありました。
ある意味、親が子どもを支えるのは当たり前なんですが
(もちろんオギーの両親はとてもいい両親ですが)
校長先生の教育者としての姿勢に感動しました。
ああいう学校でしたら子どもを安心して任せられますね。
qさんは小さい頃からご病気をされていて
オギーと同じく、大変な思い、辛い思いをたくさんされてきたのですね。
qさんのパパとママも、ずっと大きな愛情で支えてこられて
心配や悲しみもあったでしょうが、それ以上に大きな喜びがあったと思いますよ。
qさんが人の気持ちに寄り添えるすてきな大人になったことが
ご両親には何よりうれしいことだと思います。
私は親の立場なのでよくわかりますが
子どものために犠牲にすることなんてひとつもないし
もしあったとしてもたいしたことではありませんよ。
心配しないで、今のままのqさんで大丈夫ですよ☆
マリンカさん、「ルーム」ご覧になったのですね~
ちょっと辛い部分もありますが、考えさせられる作品でしたよね。
そう、あの男の子が出ているのです~
今回は特殊メイクで全然違う顔だったので、まったく気がつかず
後から映画のHPを見て知りました。
今回も難役でしたが、すばらしい演技でしたよ。
私の書き方が悪くて、シリアスな印象を与えてしまったかもしれませんが
心温まるすてきな作品でしたよ。
DVDになったら是非ご覧になってみてくださいませ~☆
わかります~ 私も自分は何とか適応させてしまう方なのですが、子どものこととなると心配してしまって...
私はこの作品、感動を押し売りにするタイプの映画かと思ってと警戒していたのですが、予想に反してとてもすてきな作品でした。
私の書き方が悪くて、ちょっとシリアスな印象を持たれるかもですが、実際にはユーモアもあって心温まる作品でしたよ。
親の心配をよそに、子どもは思った以上にたくましく乗り越えているのかもしれませんね。
本当に丁寧に描かれている作品でした。
みんなが良いというのにはやはり理由があって、そしてその良さに波長が合った作品でした。
つまらないことに右往左往している自分を見直す作品でもありました。
お子さんをアメリカの学校に通わせられてらしたのですね。
異国での生活は大変なことと思いますが、きっと得るものも多くていらしたのでしょう。記事の端々にそのことが伺えます。
他民族国家…というか、「理念国家」のアメリカだからこその方針というのが、この作品にも顕著に表れていたような気がします。
私自身 持病で手術も繰り返して抗癌治療したり
そして143センチの極チビの身長
常に 子供の頃から「好奇の目」「差別」「比較」でした
どけだけ辛いか。人は理解できないんですよね・・・
身体に 点滴やチューブをつけていた頃は
人造機械人間と何時も言われてましたし・・・
でも。私のママもパパも常に
応援、悲しみ、嬉しさ、心配、
そして厳しさと怒ったり・・・です
ただ。リアルに周囲の子供達の中には
ちゃんと「子供の理解」があり
この作品にも 描いてありました
私。ママを犠牲にしたかなぁ・・・
私がいなかったら
ママもパパも、ずずずずっと素敵な子や素晴らしい人生を歩んでいたろうな
と今も常に感じてしまうんです
セレンさん
心は未来を、顔は過去を刻むとは言うけれど
私には 酷な言葉でした
ある意味。残酷だった・・・
「ルーム」はセレンさんのレビューの影響で借りて観ました😆
とても良い映画でしたが、あの子役の子が出ているんですね…!
本当に演技が上手くてのめり込みました。
またまた難しそうな役ですね。
ちょっと重そうなテーマですが、心温まる要素の方が多そうな作品ですね😊
こちらもレンタルして観てみたいです
でも、子供のエネルギーってそんな大人の考えには及ばないパワーなんですけどね。
セレンディピティさん、代わりに見ていただいて感想どうもです(^◇^;)