横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

満員御礼、にぎわい座。今年でめでたく10周年。落語教育委員会、墨田の花火に対抗だ!

2012-07-30 | 落語ラブ
自宅近くに寄席があるって、けっこう幸せなことですね。



本日はこちら↓




私はキョンキョン(喬太郎師匠)殿下(喜多八師匠)が好きなんですが、
そこにもと相撲取り出身という異色の噺家の歌武蔵師匠がタッグを組んでいるわけで、これはもう、是非拝聴せざるを得ないじゃありませんか!!

歌丸師匠もお出迎え…。実はこちらの2代目館長さんです。先代の玉置宏さんに続いてこの寄席は館長さんにも恵まれております。

おかげさまで10周年。寄席だけでなく、地域の住民や近隣の学校の発表会や講演会、交流会などに幅広く利用されています。

こじんまりしたホールですよ。

場内はほぼ満席。(あ、この写真は帰り際に、お客さんがいなくなってから撮ったのよ。念のため)
ところが開園時間になっても幕は閉じたままです。あれ?
何となく微妙に遅れて呼び出しがはじまり、幕が開くとそこあるのは高座ではなく、
縁台に将棋をさすでかい人と小さい人が…。落語教育委員会って、こういう前説なの??

でかい方が歌武蔵師匠。小さい方が殿下こと喜多八師匠です。なにやら掛け合いコント、のようなものが始まりました。

話は一方的な歌武蔵師匠のつぶやきです。
ふとみれば、殿下は浴衣なのにステテコをつけておらず、あやうくモザイクが入る事態に…。いや実際に入ったわけじゃないけどね。
「あんた、なんでステテコはいてこないのよ?いや、だめだって!!みえるから!そっちのお客さんからまるみえだってば!!だから…!!エ?なに首に巻いてんの?」
殿下、だまって首に巻いているスカーフ?をとってひろげました…

…ステテコ…。

実は喬太郎師匠はこの日、上野浅草で三席。浅草は午後のトリというハードスケジュール。
おまけに墨田の花火大会で、移動に時間がかかり、桜木町にまだ到着できずにいたのでした。
前座さんだけではとてももたない、と急ごしらえのコントがはじまったというわけです。

観客は大喜びの大笑い。
そうこうしているうちにいきなり会場の後ろのドアから、
アロハをきてカートをひきずった白い頭の人が飛び込んできました。
キョンキョンだ!!(←喬太郎師匠)

こうして、やっと前座さんへ。
今年の9月に真打ちに昇進するという古今亭菊六(2012年真打昇進、現・古今亭文菊)さんの高座は
丁寧な語り口で、私は好きだなあ。(激応援)

その余韻のまま、次は殿下の高座。
さすがの自然体。前口上と本題の切れ目がまったく違和感ないのですよ。
羽織を脱がなきゃ、わからないくらい。(本題に入るときは羽織を脱くので、それが合図ですよ)
みかん伝道師を名乗る私にはとっても、興味深い一席でした。

中入り
キョンキョン、歌武蔵師匠と続きます。

トリの歌武蔵師匠が細やかにフォローしつつ驚嘆していましたが、キョンキョン師匠は本日4席目。
お客さんは寄席ごとに違うから、そのつど切り替えて何を話すか考えなきゃなりません。
枕を語りながら本題を組み立てるのは相当の集中力を要します。
これを既に3回こなしてきているので、なかなかモチベーションがあがらない様子…
この日も枕が長くなりそうで、
もしかしたら本題に入らずこのままオチがついてしまうかもしれないと思わせはじめ…

が、

きっちり始まったのが、

名作『孫帰る』


どんでん返しのごとく場内の雰囲気が一変。


さすがの喬太郎師匠でした。

このあとのトリは歌武蔵師匠。

「やり難い、やり難い」と連発しつつ、
でっかい身体をゆらしながら、口は悪いが心情は細やか。
この日の全体を総括する大役を見事に果たした一席でした。
楽しかったなー♪

三人三様のつばぜり合いにも似た迫真の高座。
いいなあ、いいなあ。


これだから寄席通いは止められないんですってば!!




*赤字は、勝手に私が書き込んだもの。いや-、ここで「オーイ、中村くん」をフルコーラス聞くとは思わなかった…。



戦闘買いたい、じゃなくて、銭湯解体。

2012-07-20 | 日常茶話
ご近所に3件あった銭湯のうち最後まで営業していた一件がとうとう解体となりました。





開業以来通っていたというおばあちゃまは、
「むかし、亡くなったお父さん(ご主人)に裏に内風呂作ろうといったら、向かいに銭湯があるのになにいってやがる!と笑われたけど、まさか、廃業しちゃうなんてねー」
と、今は自転車で隣町の銭湯まで通ってるんですって。
「せっかく汗流しても、こう暑いと、帰ってくるまでにまた汗かいちゃって…あはは」

聞けばこの銭湯は今年の1月に廃業。7月にはいって解体が始まりました。
「もう銭湯はやらないんですってよ。今時銭湯なんて若い人は来ないしねぇ。」
聞けばこの銭湯の営業時間がは15時から19時30分だったそう。それって、子どもも学習塾や習い事に追われている時間帯だものね…。
昨今、日本式のレトロなお風呂屋さんの魅力にスポットライトが当たっていますが、少子高齢化の進む地方都市の旧い住宅街では、集客はなかなか難しいかもしれません。
だってスポーツクラブやスーパー銭湯のほうが設備も整っているし利用時間も長いし…料金はそれなりに…だけど。
「でもね。私だって毎日通ったら毎月12600円だもの。家族が多かったら家計も大変よ。」
たしかに。
ちなみに全国の銭湯の料金表はこちら
解体現場を裏から見るとこうなります。瓦礫の重なっているところが浴場だったところ。結構広い敷地です。

わずかに残ったガラス戸に『男湯』の文字が。(近くに寄れなくてこれが限界)


表からのぞくと、トレードマークの横綱タイルがまだ残ってました。


これが在りし日の姿

*この写真は銭湯wikiさんより、引用させていただきました。

キャバリア・キングチャールズ・スパニエル、ってエラそうな名前がついてます。

2012-07-03 | わんことにゃんこ
我が家のワンコはキャバリアのメス。名前はマロン。
みんなは「生意気マロン』と呼びます。今年の5月に10歳になりました。
お散歩大好き、食いしん坊、好き嫌いってなに??!という彼女の人生のモットーは
『世の中には食えるものと、食えないもののふたつしかないのよ!』です。

そんな彼女の具合がおかしくなったのは4月の終わり。
何となくだるそうで動きも緩慢。散歩に行ってもすぐ疲れたように座り込むのです。
心配になって、病院に連れて行ったら
子宮膿腫と診断され、開腹摘出手術となりました。

これは手術直後のマロン。

手術前から絶食してたためにヘロヘロです。超大好きなカリカリ(フ-ド)も食べられません。

そこで先生が、診察台からおろしてもう一度…

「?!」

「!!」

完食いたしました…。


なんでも手術後に、まったく食欲をなくしてしまう子もいるとか。その後の回復にも影響があるので食欲の有る無しはとても大事なポイントだそうです。
病院に2泊して戻ってきました。

そして、退院翌日のマロン。目力がちがう…
「しゅじゅつ?なにそれ、食えるの?」


おかげさまで、すっかり元気になりました。